いよいよ高校野球のシーズンになってまいりました。
大阪もいよいよ開幕です。 ニシ研究員の情報によれば大阪の始球式には一般募集した結果、某超有名強豪校でありながらも出場しない(できない)という憂き目にあったお兄さんを持つ弟さんが、
「出れないアニキの分も俺が・・」と応募したら通ったという大阪ならではというか、
「それってホントにいい話なのか?」というスタートになるそうです(笑)
それはさておき、 この時期になりますとベンチ入りメンバーとその他という線引がなされるわけです。部の運営側(監督・コーチ)としてみますと、このメンバー外の取り扱いにはナカナカの神経を使います。
「え~い、もう関係ね~や~」とばかりに荒れてしまうこともあるからです。
私の場合、(私も最後はメンバー外)荒れるというよりは、
「いや~地元の世話になった先生やらに申し訳ないな~」という思いや
「尊敬してくれてた後輩をがっかりさせちゃったな・・」というのが強かったという記憶があります。
そんな私が思ったのは、「これで変にふてくされて終わったら、10年も続けてきた野球が軽くなってしまう」ということでした。
だから、取りあえず最後まで野球部員としての務めを果たそう!ということを意識しました。
そうでないと次のスタートが切れなくなると思っていました。結果的にこの時の考えはその後の生活にとっては良かったと思ってます。
だから私はメンバーを外れてしまった選手には
「ここでふてくされたら朝●新聞が喜ぶぞ!」と変な励ましをします(笑)
「君の10年は朝●新聞野球大会のためだけにやってきたのかい?」と・・・
高校野球は野球人生において一つの大きな区切りです。
大概、高校野球部員は小学生の低学年からやっていることが少なくありません。
となると10年を超えるキャリアとなります。
高校生で「10年続けたものがある」というのは貴重なことだと思います。
ぜひその経験は貴重な財産として粗末にしないで欲しいと思います。
さて・・・メンバーに入った者が皆、等しく気合いが入っているかと言えばそうではなく、
「まぁ俺は二桁の背番号だし出番はないべ」と思っているメンバーも存在します。
そんな選手に私はこんな風に言います
「君は、自分が試合に出る状況はどんな状況だか分かっているか?」
「はぁ?」
「エースが順調な投球をして、打線もほどよく点を取るというスムーズな試合で君の出番ってあると思う?」
「あ~ありませんね」
「そうだろう、君の出番は必ずチームがとんでもない状況になっている時なんだぞ、エースは炎上してとっくに降板して、相手は勢いづいているし、監督の機嫌も大炎上しているだろう、チームは落胆ムードで相手スタンドはイケイケムード、
そんな中で君は最後の砦として逆風の中でグラウンドに立ち続けなければいけないというタフな状況なんだぞ!それなのに君はよくそんなにのんびり練習していられるね~」
「あっ!言われてみればそうですね!僕の出番はロクな状況じゃないってことですね!」
「そうだよ、君は気持ちよく試合に出れるなんてことはないんだよ!監督の機嫌がいい状態の中で試合に出ることはないのだよ!それが野球の控え選手なんだよ!普段チヤホヤされてるレギュラーがことごとく失敗したあとの尻ぬぐいをせねばイカンのだよ、だからレギュラーよりも根性が無かったら務まらんぞ!」
・・・ってなこと言って励まします! 意外に元気がでます!
補欠の出番はいつも逆風です、しかもグラウンドもボコボコです、いつも監督は怒っていたり投げやりです、そんな中でも試合に出れる喜びを感じれます(笑)
こうやってみますと、野球部の補欠が社会に出てからタフな理由がわかってきますね(笑)
さぁ、高校野球が始まります!レギュラーも補欠もみんな頑張れ~!
写真はミゾバタ組員(左2)の指導する狭山高校の選手指導の様子!
狭山高校の健闘を祈る!
東京ドームで行われる社会人都市対抗に秋山稔選手(七十七銀行)がTDKの補強選手として出場するとの報告がありました!こちらも健闘を祈ります!