大阪府立池田高校へ、出張授業へいきました。
この手の仕事はちょいちょいさせていただいておりますが・・・
私は神奈川県出身なもので、どの高校がどんなものか?というのは良く分からないのですが、大阪の人に聞きますとナカナカ優秀な学校だという風にも聞きまして、まともな受験をロクにしなかった人生の私としては少々緊張しておりました。
「ツンツンしてたらどうしよう?」
「こんな低レベルな話は聞きたくない」なんてのだったらどうしよう?
とか・・・
多少の・・・というかけっこうな不安を感じていた私は、早め早めに乗り込み環境に慣れることにした。
ナビを見ながら、集合時間の2時間前に高校付近に到着したものの、住宅地の中にあるその高校はその姿が見えてからが少々苦労した。しかも早くに着いたものだから係の人なども到着しておらずとりあえず「この門かしら」というところに車を止めて校内を散策する。
散策といっても、「怪しい人」に見られるおそれもあるので、遅すぎず速すぎずの健全な足取りとよい姿勢を心がける。
正門と書いてあるのはありがたい。ここから車で入れないことは分かる(笑)
高校アメフト発祥の地だそうです!スゴイ!
校長先生からのメッセージが書いてあった。
「挨拶の重要性」が述べてありました。
こういう事前調査を、自分のネタに乗せて話すのは講演の常套手段であります(笑)
ちょうどコミュニケーションの話をネタにしていたものですから。
さて不安だった授業・・・
そもそも入場するときにクラスの雰囲気というものがあります・・・
そらも~アウェー感満載のときもありますから。
『シ~ン』となっていたり、逆に騒がしくて全く無視されるときもあり、そりゃ~ヨソサマの生徒さんを怒鳴るわけにも行きませんもので・・・(汗)
ま~うちの大学でもそういうクラスありますが(笑)
結論~
いや~、いい高校でした。まず迎えに来てくれたのが野球部の生徒さんでして、ここでまず「仲間意識」できますね~「どこファン?」なんていちおう訪ねる。
・・・・まぁいい。野球の話を聞ける人がいると分かっただけでも十分
教室に入ると屈強な体つきをした先生が「ヨロシクお願いします」と挨拶に来てくれた。そして、「はいじゃぁ全員座れ~始めるぞ~それじゃぁ先生よろしくお願いします」と仕切ってくれました。
そしてその先生も後ろでメモを取りながら私の話を聞いてくれました。
こういう姿勢を見せていただけるだけで生徒さんにしてみれば自然と話を聞く状況になります。(後ろで先生が寝てた状況も経験あります 泣)
まさに模範であったと思います。
授業の内容ですが、高校1年生24名に対して
「スポーツの価値」と「スポーツトレーナー」の話をさせていただきました。
トレーニングの仕方なんかも入れました。
食いついて話を聞いてくれるので、とても話をしやすかったです。
後になって「あ~あの話もしてやりゃヨカッタな~」なんて
私のほうが後悔したくらいです。
実はこういう授業では「もうさっさと終わらせて帰りたい」と思う状況になることもあります。
授業後に陸上部の女子2名がトレーニングの質問に来てくれたりして、こういうのはホントに嬉しいものです。
野球部員も熱心に聴いてくれました。応援したくなります。
まぁ、それにしても・・・
思いますのは賢いといわれている高校生がさらに素直で可愛げがあったら、そりゃ教えるほうもどんどん「心から良かれと思って」指導もしますし、内容も変わってきます。
そりゃ差もつくわな~なんて思ってしまいました。
嬉しくなった私はそこからなぜか奈良の大和郡山に行ってしまいました。
賢そうな顔した流金がいました・・・・