kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

投手の話

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関東でこのブログを見ている皆様・・・
和歌山県高校野球はこのように後ろにきれいな海のある球場で秋季大会が行われております。帰りに海水浴ができます。どうだ~(笑)

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哀愁ただよう お~やまぶちょう。
血糖値が気になる今日この頃です。

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試合は負けてしまいましたが、キラリと光る投球を見せた1年生。
今後どうなりますか楽しみです。



さて・・・

プロ野球では、ハマの番長といわれていたベイスターズ三浦投手が引退となりました。

実は私は、三浦投手をナマで見たことで投手とはどういうものか掴めました。

20代の私はビデオカメラを手に多くの投手のピッチングを見て回りました。
(中学生 高校生 大学生 社会人 プロ) ビデオがたまっております。

「勝てる投手と勝てない投手は何が違うのか?コントロールというが、何のコントロールなのか?
そんなテーマを持っていました。そうじゃないと説明がつかないからです。

当時の野球界(現在でも)で言われているセオリーが、
「それ言われたところでどうしようもないんですけど・・・」というのが多かったからです。

プロ野球1軍投手を観たいところではありましたが、それはとても予算が持たないのと、指定席が必ずしも欲しい映像の角度にならないので、必然的に動きやすい2軍の球場に行くことが多かったです。

その時にブルペンで投げる三浦投手の球筋を真上から見ることができました。

金魚もそうですが真上からでないと見えないものがあるものです。

テレビではよく分からなかった球筋というか、カラダ全体の使い方がリリースに対して一致している感じと、リリースからミットまで糸で繋がってみえる感じを見て
『あ~こういうことか~』と感動しました。

私の投手指導の理念が固まった瞬間でありました。

何を目指せばよいかが分かれば、あとはアイディアは次々と出るものです。

これは2軍だったからヨカッタのです

隣で投げている2軍の投手と比較ができたからです。

となりで投げている若手のほうが勢いはありますが、カラダの使い方がリリースに一致していないのです。

三浦投手の動きはバレリーナーのようでした。(変な例えですが 笑)


それから、今の学生は知らないでしょうが、三浦投手といえばいわずと知れた
2段モーションの代表的な投手だったのです。

2段モーションは打者を惑わすからという意味での禁止なのでしょうが、
「そんなもん毎回同じことやってるんだから打者も2回目に合わせるでしょ。なにかあるはず」

と思っていましたが、やっぱりそうでフォーム的に重要な要素を掴むためのものだったと思います。

その感覚のために私は指導の中で5段モーションをやったりします(笑)

止まって軸を作るのは色々な副作用があります
「静→動」はピッチングフォームの中ではかえって突っ込みを助長する気がしてます

動きの中での軸(のようにみえる)をつくるため、「動→動」で投げるためではなかったか・・・そんな推察をしています。


ごちゃごちゃと書いておりますが、要は三浦投手が「何を重要としたか?」を推察することが大切で形だけ2段にしたところでダメなんです。

色々と思い出深い三浦投手です。

2軍は通路でデマチをできるのですが、その時の人柄もとても爽やかで、リーゼントもバッチリ決まっておりました。実はそのころリーゼントに憧れてどうやってセットしているのかと髪のセットの流れも凝視した記憶もあります(笑)。

リーゼントにも色々あるのです!真ん中で三角とか、片側に寄せてあげるとかその他いろいろと・・・


それにしても・・・

あれから15年以上たっているのにまだ現役だったというのがスゴイ・・・


そして、なんと言っても、あのリーゼントをいまだに維持しているという毛髪力!
私のほうが先にリーゼントへの憧れはあるが、気力が無くなるという・・・
(自分の毛根力を考えると恐ろしくてやれません)



いずれ監督になるくらいの選手だと思いますので楽しみです。


三浦投手の引退のニュースから、投手を見て回るために走り回った自分のあのころを思い出すと懐かしいような悲しいような、今の自分の状況を考えると「もうちょっとなにか他のことを・・・」なんて思ったりしますがまぁ、あれはあれで青春だったかと(笑)あのエネルギーはなんだったのかと・・・

このマニアックな性分を人に押し付けてはいけませんね。

聞いてもらえるだけありがたいことです。

好きでやってたことですハイ・・・

学生のみなさん、こんなの努力とはいいませんので
「やらなければいけないこと」などと思わないように。


星林に幸あれ~