自ら『ウザイ監督』を標榜し燃える闘魂と化している
選抜甲子園がかかっている秋の静岡県大会でもアツイことになっている。
準々決勝にて、延長12回1-0でサヨナラ勝ちをしている。
あと一つ勝てば、東海大会を決める!(ここで一つでも勝てば甲子園チャンス到来)
チームは監督で変わる。それが高校野球の面白いところである。
監督の熱は選手に伝わる。監督の日々の観察は、ここぞの決断に繋がる。
そのガタイから、細かいことは苦手のように思えるが、意外に細かい理論をもっており野球理論トークは面白かったりする。
星林高校はハラ監督の吼えているシーンばかりが印象にあったと思うが、実は自主トレなんかをじっくり付き合ってくれる裏側があったりする。
「お前はダメなときはこうなってるから、こうすんだよ、そうそう、それだよソレ」
なんてな調子で反省のバッティング練習をしている打者に具体的なアドバイスをしているハラ監督!
裏側でのこういうシーンがあるかないかで、監督への信頼は大きく変わる。
なんだかんだで、こういうのを選手は「あ~野球部をやってるな~」なんて思うものである。
あとは
『言う事聞いたらホントに打てた!』
なんてったってこれが重要!
あとはこんなコミュニケーション。
たしか選手が持ってきたバットに対して
「なんだよこのバットおかしくなってんじゃね~かよ、このバット使えるかな~?」と中央のスポーツ店員のカワモトさん(私の高校の同期の弟)に相談しているハラ監督。
はにかみ笑いする選手に、それを隣で笑っている選手。こんな空気感のひとコマを持てるかも大きなポイントと思います。
この種類の笑顔が僕は好きですね。
ちなみにこの選手は試合ではボロカスに怒られていましたが、終わって一息ついたらこうして選手の相談にも乗ってやる雰囲気。
こういうのいいですね。
選手は敏感だから、こんなときにまだピリピリして余計なイヤミ(例『お前なんか何使っても一緒だよ』)を言われるのも予想しています。
大概、嫌われるのは
選手の予想どおりにイヤミを言ってしまうぱたーんです。
だから、逆に相談に乗ってくれたり、さらに他の大人に相談までしてくれたりするとホントに嬉しいのですよね。
なんやかんやで選手は監督とコミュニケーションを取りたいと思っているもんです。
ふざけた話も真剣な話もしてくれる指導者がやっぱり好きなんじゃないですかね。
『あんのやろ~わかってね~な~』
などと、言いながら嬉しそうに選手の自主トレを見守るハラ監督とスポーツ店のカワモトさん。
さ~て、こういう美談を書くと負けるような気もするが、負けるともっと書けないから今しかないと書きました(笑)
決戦は10月1日!
がんばれ~東海大翔洋!