kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

こういうのカッコいい

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無事にメイン水槽へ新規導入を果たした関東東錦(真ん中とうしろのまだらのやつ)

新しい金魚を導入するときは慎重に慎重を重ねる必要がある。
下手すりゃそれまでにいた金魚まで全滅させる事態を招くことがある。

私もかつて大変に痛い目にあったことがある。
今回は別容器にて3週間の順応期間を経て導入となった・・・いまのところトラブルなし・・・・

と思いきや、この3連休で何度もエサやりをしてしまい水質の悪化を招き、在来の金魚の調子を悪くさせてしまっている。

(やっぱりエサやりしたくなるじゃないですか~ 汗)

さて・・・

NHKのアナザーストーリーズという番組を観た。
腹抱えて笑ってしまいながらも、「この人ホントにカッコいい!」と思った。
初代タイガーマスク佐山聡さんの特集であった。

アントニオ猪木に憧れてプロレスラーを目指し、小柄ながらも抜群の身体能力で周囲を認めさせていた佐山さん。

武者修行先のメキシコのリングでも活躍していたところに、
タイガーマスクにするから日本に帰って来い!」と仕掛け人の新間氏から何度も連絡がくる。

「いまこっちでもタイトルのかかった大事な試合をしているときだし、だいたいなんで俺がアニメの覆面レスラーをやらなきゃいけないんだ!オレは本格的な格闘家を極めたいんだ」と何度も断っていた。

毎日、電話で説得するも断り続ける佐山氏に対して新間氏は最後の泣き落としの台詞をだす。
「お前を新日本プロレスに入れたのは俺だろう!その俺のお願いも聞けないのか?お前は猪木の顔も潰すんだぞ!

これにはマイッタ佐山さん「仕方ない、一試合だけですよ」としぶしぶ了承した・・・

・・・ホッとした仕掛け人の新間氏、
ここでようやくドエライ問題に気がついた!

タイガーマスクマスクは誰が発注してるの?」

テレビ局その他に問い合わせても「私は知りません」となった・・・・

新間氏は佐山氏を説得することにエネルギーを費やしていたのでマスクを準備することをすっかり忘れていた。

マスクがなきゃ話にならない!

「とにかく何かマスクを作れ!」
一日で作成したマスク・・・

その出来は・・・

ただの布絵を描いただけのマスクとなった・・・・

レプリカが登場したが、なんとも貧相なマスクであった・・・(笑)

(笑)とつけたが、この状況は私は泣き笑いする状況である。

皆、必死でやっているのである。

「とにかくこれを佐山に被らせて試合をさせなきゃいかん」と新間氏も必死。

なんとか説得した佐山氏が現れた。
「これを被ってくれ」と新間氏・・・

なんじゃこりゃ?

・・・と思いつつ被る佐山氏 

目の穴が狭くて見えにくい・・「こんなので試合すんの?」
と怪訝な表情の佐山氏を

「お~最高だよ!カッコいいよ~!
バッチリだよ~!な~みんな!」

と、とにかく必死で褒め称える新間氏とスタッフ。

もうこの状況はコントである。

コントの発想の基本は本人たちは緊張して真剣な状況を設定することにある。

「ホントかよこれ」と思いながら試合する佐山氏の素朴さがなんともステキなのである。

試合会場に入場してきた佐山さんが扮するタイガーマスク・・・

観客の反応

『シラ~ッとしているだけでなく、冷ややかなヤジまで飛んできていました』(佐山氏談)

おいおい、歓迎されてるんじゃね~のかよ、俺は何しに来たんだ」と思ったという。
そりゃそうだ、メキシコで大人気だったのにわざわざ殺し文句まで言われて頼まれてきたのにこりゃなんだ? となるのは当然のことだった。

私ごときと比べてはいけないが、私自身も
「期待されてるから、待ち望まれているから」などと言われて行ってみたら全然違っていたけどやらなきゃしゃ~ない状況に追い込まれてやった仕事も多いのでこの気持ちは痛いほど分かる。

「も~早く試合やってメキシコに帰りて~」と思いながら始まった試合。

相手はダイナマイト・キッドというレスラーだった。

この相手も素晴らしいファイターだった。

試合が始まってみると、そのタイガーマスクの動きは今まで観たことのないような身のこなしと技の連発で観客の度肝を抜いたのだという
「これはタダのイロモノではないぞ」と。

こういうのカッコいい!マスクはちゃちいが動きが凄まじい!
これぞ実力!

試合中の観客の熱狂を佐山氏は気づかなかったというが、試合後に新聞記者が大勢集まってきたのを見て「あらけっこうウケてたのか」と気づいたのだという。

私はこのやり取りの番組を観ていて、久しぶりにハラを抱えて笑ってしまったし感動した。

なんというか、真剣な大人の男が真剣に仕事をしようとしている中で起きるコメディーというか、各自が自分の私欲よりも
「観客の期待に応えるだけでなく度肝を抜くほど驚かせてやりたい!」ということやると起きる出来事。
皆がバカになっているというか・・・

「期待されるのは迷惑」という生き方のほうが賢いことはわかるけど

こんな輪の中にいるのは大変だけど生きてる実感はあるでしょうな~(笑)
こんなバカなメンバーで仕事してみたい(笑)


この中に「こんなの理不尽だ~」なんて愚痴はない。

マジメに理不尽をやろうという企画だから(笑)



あ~元気でた!

よ~し

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というわけで理不尽に耐えられるファイターを育てることにする。

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久しぶりにスポーツ選手を指導したから、どんなもんだったかカンが狂っている(笑)
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とりあえず腹筋・背筋を800回くらいは、いれたけども・・・

まぁ、初回で足をつったりしてたからこんなもんでいいか・・・

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大学いってもやっていけるように、指一本から仕込んでおります(笑)


こっちのエネルギーを全開でぶつけられる相手がいるというのは楽しいことです。
なかなかいませんからね。
「あんまりきつく言って辞めたりしたら可愛そうだ」なんて思いながらの指導はやっぱりその程度になりますね。とても大事ですが。


こういう時間も持たなきゃ学生に優しくできません(笑)