前作では大谷2刀流についてテキトーな事を書いたら意外にウケた。
学生がついてこれないのはいたしかたない(笑)
好き勝手に書くことにする。
大谷投手の『自分自身がスラッガーでもある投手』ということでそのメリットについて考えた。新しい投手として楽しみましょう。(もうあと2~3年ですか)
ちなみに、あの誠実そうな甘いマスクも重要な要素で、打者を無用に怒らせないというのも投球術のうちなような気もする(笑)
正統派な人気があるからあんまり汚いことすると打者がファンに怒られる(笑)
報復でわざとデッドボールを当てることがあるとかないとかという噂があるが、あれを大谷にやったら世論がだまっちゃいない(笑)
ところで大谷投手は可愛い顔しているが、投球術はまったく可愛くない(笑)
リキンで投げる球をちゃんと判断しているように思う。通常のイメージだと、追い込んでからの「決め球」で力んでいるように思うと思いますが、実は最後の決め球はリラックスしてなげているように思う。
私が感じるのは2ストライク目の球を大事にして投げているように思う。
(スリーストライク目ではないという意味です)
それから投げ方も4種類くらいある。
角度を意識した叩き下ろす時と、ちょっと下げているときがあるように思う。
いや、下げているというよりは意識してあげる時があるという方が正解かもしれない。
タマタマかもしれないがリキンデ腕が横振りになってしまった次の球は、それを活かして角度をつけてくる。『角度も球種のうち』です。
変化球がすっぽ抜けた時、打者は「じゃあストレートかな?」と思い速球に重点を置く・・・そこで、大きなカーブでストライクを取ってくる。
(予想が外れてるからかけっこう大胆にざっくりと真ん中に投げても見逃す)
じゃあ変化球で来るのかと思った次の球で速球がくる・・・
一応、打者も張ってる(予想してる)からファウルくらいにはなる・・・が
2ストライク・・・打者は迷う・・・もうどっちでもいけますわね。
リキンだ顔して抜く球投げるとか、楽な感じで160キロ投げるから打者は大変です。
(それにしても・・この手首の使い方・・・右肩開かず左ひじの押し込み・・よく球みてる)
ちなみに「スラッガーの気持ちが分かるとなんなんだ?」ということですが。
プロで20本以上打つ打者は全打席のヒットを狙っていません・・・というと語弊がありますが、「自分の形を崩してまで打たない」というか「ちゃんと打つ形を持っている」というか・・・「当てに行きません」
140試合のトータルで考えると自分の形でキッチリ打つことがすべてを追っかけるより数字が残る。
その性質をうまくつけばやりようはあるのだと思います。
けっこうあっさりと見逃し三振とかありますでしょ。おかわり君がよくあっさり帰りますでしょ(笑)
ちなみに『打撃』というからには『打つ』動作なのですが、
スイングだと思っていると「振る」動作になるのでちょっと感じが変わるってイメージ湧きます?
私は、投げ釣りをしますがそれは『竿を振る』です。竿のエネルギーを糸の先の重りに伝えます。
ケツバットは「打つ」です(笑)もう学生はシラネ~か(笑)
その昔はな~バットはボールを打つものではなくケツを叩くものでな~なんて
なんか、個人的な恨みがすぐに出てくるな(笑)
え~と、なんだっけ・・・
つまり、ケツではなくてタイヤ叩きという練習がありますがあれは『打つ』を意識した練習なのです。(近所迷惑なので都市部ではやりません)
え~と、また本題からそれた
つまり打者のそういう特性から考えますと・・・
よくプロ野球の監督が当然のように
「与えられたチャンスをモノにした者に次のチャンスを与える」などと言います。
代打でヒットを打ったらもう一打席もらえて・・・打てなかったらもう交代・・・
そんな心理で打席に立ったらどうなると思います?
「この打席で打てなかったら次がない」となり「全部追っかけます」
そして打ったとしても大した打撃になりません・・・
かつて巨人にFAで来たホームラン打者がことごとくダメになりましたが・・・
そりゃ、他球団だったらホームランを打ったときだけ取り上げられますが、巨人だとアウトになったときを取り上げられますからストレス満載です。
村田選手は大健闘ですが、あの選手は守備能力が非常に高く体格はアレですがトータルとして高いレベルでバランスがいい選手です。だから試合に出し続けられます。
筒香選手が怪物になってきましたが、ラミレス監督の持って行き方がいいですね。
いずれFAで巨人に来ますかね(笑)
腹くくってガツンと振って当たらなかったらまたやりゃいいや!と開き直れるかが重要ですが、そうそうなりませんわね。(これはギャンブルの極意にも通じます)
ちなみに私の後輩の森野選手は1年目からブンブン振って三振して2軍にもよく落ちてましたがようやく上がってきてもやっぱりフルスイングしてました。彼の事はよく知ってますが、まぁ~『自分を持ってる選手』ではあります。
そういう意味で・・・
例えば巨人の有名選手・・・這い上がった打者って誰かいます?
競争で勝ち残った打者ってだれ?
阿部、高橋、長野・・・最初から保障されてます。だから落ち着いて自分のスイングできます。
保障がハンパな代表はカメイでしょうか・・・(笑)
今の状態じゃ、大田、岡本が育つわけがない・・・
どの路線でいくか迷走しちゃってますもんね・・・
指導者がカッコつけるから
選手を全然守らない・・・
「あんなヤツ使ってもダメだアホちゃうか?」と周囲に言われても「コイツ」と決めたら使い続けるというか、まず誰を「コイツ」に指名するかの眼力というか真剣さがない。だから育てる執念が湧かない。
『プロなんだから自分で育て』という意見がありますが・・・
それを言うなら、監督・コーチだって
「それで(指導で)給料もらってるプロだろうが!」
という理屈はどこ行ってんだと・・・
「あ~俺の教え方が悪かったからかな~」と悩む指導者がどれだけいるか。
レッスンプロの存在する世界を少し参考にしたらいいと思う。
さて・・・
例えば、もしこれを読んでくれているアナタ(プロじゃない前提)が
「プロ選手のコーチをやってくれ」と頼まれたとする。
「いやいや、私にはそんなレベルの高いことはできません」と言うのが普通だと思う。
ではプロ野球はどうでしょう?
引退して即コーチ・・なんなら監督まで・・・
なぜそんなに簡単に引き受けられるか・・・答えは簡単
自分が選手の時にそんなに世話になってないから「あれでいいなら俺でもできる」と思っているんですな。
栗山監督は長く指導者としての勉強をしてきました。
その監督が全くマグレではない試合運びで強いチームを作ってますが、
指導者の勉強ってあります。(野球のフォームとかではない)
やったら結果でます。面白いです。
なんだか変な話になった・・・
松坂のピッチングの考察書こうと思って始めたのに・・・(笑)
指導者をしている方でこれを読んで気分を害した人がいましたらごめんなさい。
所詮は指導チームを持つことができなかった人間のタワゴトでございます。
くれぐれも今の指導現場を大事にしてもらえたらと思います。
選手を守ってやってください。
切り捨てたりしないでください。
よろしくお願いします。