kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

ほんとかよ!

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2011年冬の写真であります。二人の中学生を指導しました
むこうにいるのは学生時代のマエヤマくんとカワサキさん(しゃがんでいるほう)

私はかつて、こちらでプロ選手のトレーナーを目指している学生に対して、
「プロは自分で育てろ! 指導方法は連れてきたら教えてやっから」などと言っておりましたもので、
それを真に受けて学生だったマエヤマくんが連れてきた中学生二人でありました。

この写真の右側の中学生はヤマモトくんと言いまして、当時は無名の中学校軟式野球の投手でありました。
なかなか人懐っこい笑顔の印象的な「ボウヤ」という言葉がぴったりくるような中学生でした。
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大学生に囲まれてもニコニコしている(茶色の上着

立ち話は上の写真のようにつまらなそうな顔をしますが、
動きを指導をするとニコニコと楽しそうに投げておりました。
野球小僧といいますか見ていて楽しくなる中学生ではありました。
初めての大学に来てニコニコしていられるのはナカナカの大物だったのかもしれません。

投球の質としては球のノビが独特だな~うまくハマればメンバーに入れたらいいな~なんて思っておりました。

この時は中学3年生で大阪の公立の中では実力高校として名の通っている桜ノ宮高校に進学するとのことでした。
「こんなぽっちゃりしてのんびりした感じで大丈夫か?部の躾に参ってしまうのではないか?」なんてなことを思っていたくらいでした。


・・・月日は流れて3年後

ナント、桜ノ宮高校で主力投手として活躍したという情報と共に、

「今度、大学でも野球をするからまた指導して欲しいと本人が言っております」とマエヤマくんから連絡が・・・

「えっ?大学でもやんの?」と驚いたのは私でありました。
しかも行くのが関西大学ということで

「それってけっこう強い大学なんじゃないの?大丈夫か?やめたほうがいいんじゃ・・・」

などと思っておりました。
・・・で、久しぶりに会ったら
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今度はマジメな顔して説明を聞けるようになりました(笑)
右はマエヤマくんです。

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指導を受けるとニヤけてしまうのは変わっておりませんでした。

独特だった球のノビは健在でありました。

ただ小柄なため最初からメンバー入りは厳しいかと思いました。

しかし、コントロールはそれなりにまとまっていたので
「これは大学2年のところで中継ぎのチャンスあると思うからそれまで腐らずにコツコツと継続しておくように」ということは彼に言っておきました。
日ハムの谷元みたいになるかな~なんて


大学2年というのはそれなりに根拠がありまして最初は全国区の有名高校から来た選手に注目が集まるのですが、一発勝負の高校野球と違って大学というのはしっかりとした実力がないとメッキがはがれてくるものです。
それがちょうど大学2年あたりです。

その頃から、無名高校だけども実力派の選手にチャンスが回ってきます。

・・・で、その大学2年の秋リーグが終わったそうです。

マエヤマくんからメールが・・・

「あの山本くん・・・この秋からメンバーに入っておりまして最優秀投手賞と最優秀選手賞(MVP)をとりました。MAX148キロです」


・・・・どういうこと?
私には意味が分からなかった。敗戦処理とかじゃないの?
2016秋季リーグ戦をクリックしてください。下のほうに表彰選手名が載っております。




ワハハ、予言どおり2年の秋だぜ~

・・・なんてエバルことはできません、ここまでとは予想しておりません(汗)

やはりあの笑顔は大物の証であったか・・・

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人の顔みて笑ってやがる・・・


まぁ、たまにはこういう話で喜ぶのもいいですね。