kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

これぞブレスト

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卒業生に呼び出されて一席もうけていただきました。

皆さん大変に立派に活動されているおかげでイキイキとしております。

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左は最年長のカワサキさん ヒラセさん ハヤシデ隊員

右のハヤシデ隊員は現役学生でありますが、この店はハヤシデ氏の知り合いだそうで・・・ 店を用意できる学生が育っております。

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大将さん

を伸ばしてモテようとしているようであります(笑)

このメンバーは見事に学年がバラバラでありまして、年長のカワサキさんと若手のハヤシデ隊員なんぞ学生時代のつながりなどはまるで無いのでありますが、後輩が参加したがるのがこのメンバーの特徴であります。

まぁ、私の教えといいますのはとにかく「後輩をかわいがる」というのが鉄の掟でありまして、いかに後輩のために損できるか?

また、後輩もそのまた後輩をかわいがっているものでありますから、先輩の気持ちが痛いほどわかるということでナカナカ良い関係であります。

あっという間の4時間でありました。

皆さん、特にお金は貯まっていないようでありましたが
良い人とのつながりはドンドンと貯まっているようでありまして、いずれこのメンバーが何かしらのエネルギーを発揮するのであろうと思われます。

基本的に、同業者同士の会話といいますのはどんどんとスケールが小さくなりがちです

例えば「俺はこんな工夫をしたらうまく行ったぞ」なんて話をしたとして、「お~そりゃワンダフルですな~」と気持ちよく言える会ならば話も弾みますが、
「なんだよ自慢かよ」と思う人がいたり、またそう思われるのではなかろうか?と予防線を張ってしまい、会話のスケールが広がらないというのがあります。

とかく
『同じ専門分野の人同士だと批判的になりやすいものである』
外山滋比古 「思考の整理学ちくま文庫)」)←学生よ、これは絶対に買え


その証拠に私はトレーナーが他のトレーナーを褒めているのを聞いたことがない(笑)
そこにトレーナー業界の貧弱さがあると思ってますけど。

トレーナーの世界は生き残りをかけた勝負だ、選ばれるトレーナーになるには・・・』
なんてなこと言ってて、そんなの真に受けてるから、

「他人を褒めたら自分の位置がなくなるのではないか?」という気持ちにつながり、内心は「アイツは大したもんだ~」と思っているのにも関わらず

素直に褒めることができず、無理やり批判したりする。

それでもまだ、その努力が報われて自分に席が回ってくるならやった甲斐もあるが、「なんかあの人の知り合いって大した人がいないな~」とかえって低く値踏みされてしまっているというこの悲しさ・・・

だから業界としての魅力がない、団結力がない、助け合いがない上の人に取り扱ってもらえない・・・

結果・・・吹けば飛ぶような存在になる・・・

もっと他人のこと褒めりゃいいのになといつも思いますけども。

「アイツはいいよ~」「あの人はすげえよ~」などと連発してるとバカみたいに思われると思うのでしょうが、私は反対だと思いますけどね。

あんまり文句ばっかり言っていると「あの人の知り合いはロクなのがいね~ぞ」と、かえって軽く見られるんじゃないかな。


大学なんかでもそうだけど、「あの先生はすげえぞ~」と自分の学校の先生のことを紹介してりゃ学生だって「お~うちにはそんなすげえ先生がいるのか~」となって充実するし、結果こっちの仕事も軽くなるし(笑)

話を戻して、
この組員たちの会話は相手を否定することなく、相手の会話から学ぶところを素直に学び自分の仕事に活かそうとしている。

「俺は良かれと思って、こう工夫してこんな失敗をしたから気をつけろよ」なんて会話は聞いていて楽しい。
後輩をかわいがる気持ちが話のスケールを広げ、お互いのレベルを上げることに繋がっている。
もっと言えば、先輩のカッコのつけ方として後輩より先をいく失敗をして
「ガッハッハ、どうだ、俺はこんな空回りしたぞ~可愛いお前はこんなことすんなよ~」という会話ができることだったりする。

「俺が苦労してようやく得た技術をあいつにタダで教えるのは勿体ない」なんて発想はない。むしろ反対である。


まぁ、それをカッコいいと思うかどうかはセンスの別れるところではあるが、まぁそういうのを好きなセンスの連中の集まりである。

とにかく、後輩に損させない、後輩よりも損する!
「ひと肌脱ぐ!」がやりたいこと(笑)

・・・・と、一見、バカの集まりのようであるが

組員たちの名誉のためにいっておくと、
このメンバーが行っている会話のスタイルはブレインストーミングといってナカナカ立派な集団思考の方法なのである。

ビジネスの世界では随分と昔からその重要性と理念なんぞは言われているがナカナカ実現できないのである(よく『ブレストが大切』なんてとこまでは言う)


そりゃそうだ、ブレインストーミングなんてお互いに個人の立ち位置を超えたハイレベルな仕事をしたいと思っている奇跡の集団になれた時か、
お互いに本当に尊重した間柄で相手のことを慕っている関係でなければできない。

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このメンバーの会話は酒を飲みながら、治療の話やら自分の工夫した話をどんどんしている。

素晴らしいのは、これくらいの年代にありがちな
どうせこうなんだから、こうやっておきゃいいんですよ
というようなのがない。だから話がつながる。


「なにかやり方はなかろうか?」

模索している話だからこそ会話は弾む。

参加していて「俺もなにかアイディアを出して役に立てるのではないか?」
と参加者に当事者意識が芽生えるからである。

ワクワクする会話ってそういうことだと思う。決定事項を話すならただの報告か命令である。

「どうせ」と「〇〇しときゃいいんですよ」という決めつけ会話は聞いていてつまらない。
「言っても無駄だからである」

この話のパターンが出た時にはもう止まっているのでそのネタは止めてくれのサインであると思っている。


なんにせよ、アツイいい議論をしている・・・微笑ましい・・・





それにしても・・・

見事に私を放置する、全然野球の話をしてくれない(笑)

まぁ、それでいい(笑)

どんどんと、
内向き志向になっているこの時代の中にあって稀有な存在になってくる集まりだと思う。


ビッグになった彼らから、いずれ大きな恩返しが来ることを期待する。

「いや、組長は金品なんかは受け取らないはずだ」

などと
勝手に決めて金魚のエサ買って来たりしないように!

ちゃんと受け取ります(笑)