大学のワタシの講義の中で、「運動連鎖」について投球動作を例にあげながら説明した。
実例としてプロ野球選手のハイスピード動画を見せながら、
治療家として投球フォームをどのように見るべきか？という観点で説明した。
野球好きには、それなりに食いつく話をしたと思う。
その授業終了後・・・
野球好きの学生で、自分自身でも高校野球のコーチ兼トレーナーをしているＤくんという学生がワタシのところまで来て、
「先生！、今日の放課後に先生に野球のことで相談に行ってもよいですか？」というから、
「あらそうなの？いいけど今じゃダメなわけ？」
と聞くと、
「いえ、これは話が長くなりそうなので後でがよいです。」とのことであった。
ちなみに指定の時刻は19時である・・・・
ちなみにその授業は2限（つまり12時10分終了でその後昼休み）だったので、10分、20分くらいなら話せるといえば話せる状況であった。
「う～ん、なんだかめんどくせ～な」と思わなくも無かったが、
一応学生になにかあったら質問に来いよ～などと言っていることもあるし、
何より現在は授業アンケートなるもので「先生は質問に答えてくれているか？」などと評価されちゃう時代なのである。
しかも長くなるとまで言っているのだから、なにか深刻な将来に関係するようなことかもしれん。
周囲に学生がいない状況で話をしたいということはそういうことであろう・・・
などという推測がアタマに浮かぶ・・・
ということで・・・
「まぁ、そこまで言うなら・・・」と、19時まで待つと・・・
やってきましたＤくん
「質問とはなにかね？ いったいどうした？」
とワタシが尋ねると・・・
Ｄくんはいいました。
「あの～今日の授業の先生の出した動画のＭ投手はステップがつま先からついていましたが、投手って踵（かかと）から着地するのものではないのですか？」
・・・という。
「はぁ？かかと？なんだそれ」
と思いながらその投手の動画をみる・・・・
・・・と、気の抜けた返事をする私
Ｄくんは言う
「投手って踵からだと思ってました」
「あ～じゃあ他の投手をみてみるか・・・」とワタシ
「こうして見ると両方いるな～」・・・とワタシ
「そうですね～」・・・・とＤくん
「・・・で、これがなんなの？」・・・とワタシ
「いや、だからどうなのかな？っと思って」・・・とＤくん
「いや、じゃあどう思うのよ」・・・とワタシ
「いやだからわからないから来たんです」・・・とＤくん
「まさか質問ってこれだけじゃね～だろ～な～」・・・とワタシ
「いや、これだけです」・・・とＤくん
「これだったら3分で終わってるじゃないのよ・・・これのために19時まで待ってたのか俺は・・・・トホホ」・・・とワタシ
「いや～先生だったら話が膨らむかなと思いまして～エヘヘ」・・・とＤくん
「あのな～私の話は長いで有名なんだろうが、こっちも特に関心がない上に、そっちも特に切実でもない話題に話が弾むわけね～だろが！」
まぁ、前作にコメント入れたから顔出しと、ネタにするということで勘弁してやろう。
これがＤくん改め、ど～みょうクンでございます。
彼の母校である久米田高校の野球部のコーチ兼トレーナーをしております。
さらには、牛島先生に帯同し中学生チームのトレーナーもしております。
ヘナヘナしているようで、意外に根性あります。
そのコーチング哲学は
「自分は高校生に舐められながらも、選手に自信をつけさせる」
という私にはできない一風変わったやり方でありまして、
彼がグダグダな指導をしているうちに選手が自主性を持ち出すという奇跡の指導スタイルであります（笑）
さらに後輩のために良かれと思って、練習試合などで審判を買って出たら、
後輩部員から判定に猛抗議されるという面白い学生であります（笑）
その指導の成果が出たようでこの春は、
ナント！強豪私学に勝つという快挙を成し遂げております。
さて・・・・、
これらの写真から、「踵から」「つま先から」に何かご意見のある方おられましたらコメントいただけたら幸いです。
「ほら～意味があったじゃないですか～」と、
ど～みょうクンが救われます（笑）
よろしくお願いします（笑）
ほれど～みょうクンもお願いしなさい（笑）
