約30名の参加者と約40名の学生を相手にしている運動教室を行った。
今回のテーマは「野球技術基礎編」であった。
前作は小学5年生への野球指導であったが、今度は最高齢90歳からの皆さまである。
とても良い天気の行楽日和の土曜日なのにも関わらず、参加していただいた皆様・・・ありがとうございます。
予約制ではないこの運動教室は、毎回、緊張の連続である。
なにが緊張するって、参加者が何人来てくれるかワカラナイので、
企画の予定が立たない・・・
という部分は実はワタシにとってはどうってことない(笑)
そんな人数に合わせて内容を変更するのは割と得意としているところである。
問題は、この運動教室・・・スタッフとして参加している学生もワタシにとってはお客さんみたいなものである。
しかも最近は、「この教室は随分と勉強になるらしい」とかいうことで、
お試しで参加してみようか?という学生も多いのである。
さらには、ここに参加していることをアピールして就職が決まったという学生までいるのである。
これは、ワタシにとっては、とても嬉しいことである。
これまでのことを思えばようやく認知してもらえるようになってきたのである。
しかし、
せっかくお試しで来てくれた学生がホントに「お試し」で終わったのでは悔しいのでなんとか
「来てよかった~また来よう」と言ってもらいたいという欲求がとても強いのがワタシである。したがって結構なプレッシャーである。
「なんだよ、凄いというから来てみたら、参加者が全然いないじゃね~かよ」
という結果が起こりうる状況の中でやっているので毎回ヒヤヒヤである。
ちょっとビビりすぎなのかもしれないが、そういう性分なので参加者にも学生さんにも気を遣いまくりである。とても自信がない。
来なくなってしまった学生の顔も思い浮かべて傷つきながらも、新たに来てくれた学生にサービスをしよう!と自分に言い聞かせて歯を食いしばっております。
逆に、もう来なくなったかと思っていた学生がひょっこり来てくれてとっても嬉しかったりします。
ひょっとして俺ってけっこう寂しいやつなんじゃないか・・・?(汗)
ですから上級生の学生にも「なんとか下級生に優しくしてくれまいか?」とアタマを下げながらやっております(汗)
骨模型を持ち出して、ストレッチを説明するナカニシ先生!
ゴロの捕球姿勢を指導しています(右端がワタシ)
股関節、膝が硬くなりやすいですからこの姿勢はとてもカラダに良いハズです。
ずいぶんと、真剣な顔つきで説明しておりますが、
持っているのはプラスティックバットとスポンジボールでございます(しかも黄色 笑)
こういう時ほど『マジ』な顔でやるのが重要です。
照れたら全部がぶっ壊れます。
ただ、腹の中では「俺ってばかじゃね~か」とゲラゲラ笑っておりますが(笑)
皆さん、ムキになってプレーしております。
やはり、バッティングというのはオバサンでも血が騒ぐものであるようです(笑)
野球で世代を超えて繋がるのも楽しいですね
ナイスショットな一コマ
撮影はヒラバヤシカメラマン(学生)
卒業生のジッコウさん(理学療法士)
『私も勤め先で高齢者や障害者を対象にした運動教室をやろうと思っているのですが見学させてもらえませんか?』
というから、『見学などと言わずに500円払って参加してくれ』と言ったら気持ちよく参加してくれました。
自身も140の巨体ですから自分のためにもやって欲しいものです(笑)
終了後には学生に対してもこういう活動の社会的な価値についてコメントをしてもらいました。
この健康教室は、ワタシの思いとは別にドンドンと社会的意味が大きくなっておりまして、いよいよ止めにくくなってまいりました。
今回も、卒業生が見学に来たり、次回も外部から見学依頼が来ております。
これだけ言うと、
「素晴らしいことじゃないか」と思われるかと思いますが、
最初に述べたように、予約制ではありませんので、
何人来るかワカラナイ状況なのであります。
せっかく来てくれた人をガッカリさせることに異常なまでに恐怖心を持つワタシとしては、
これまたプレッシャーが増幅してくるわけであります・・・
まぁ、こういうのは、
『ワオ~!これはスゴイ!』と言わせたいと思うからなのですけど・・・
自分で勝手にハードル上げて苦しんでるだけです(笑)
さて・・・・
この教室は最初は、生活習慣病予防の運動教室だったのですが・・・・
何やら、認知症対策の内容とバッチリとマッチしておりまして、そっちよりの期待がヒシヒシと伝わってきております。
ですから・・・
特に、物忘れなどというキーワードには敏感であります。
この日、ワタシが最後のまとめの話で、
目の前にいる90歳のバァちゃんの名前を全員の前でド忘れするという事態が発生しました。
ワタシ、その人と目を合わせている状態で
「え~っと、誰でしたっけ?おい誰かフォローしろ」とやってしまいました。
その後、反省会で女子学生から説教されました。
「あの方が、先生に名前を忘れられた~と悲しんでましたから、
ワタシが先生は疲れているので許してあげてくださいと言っておきましたから」・・・・と
「どうもすいません」
ちっきしょ~
あのバァさん、俺に忘れられたということはいつまでも覚えてそうだな・・・・トホホ
最近、ワタシが物忘れというか、言葉が出てこない・・・