kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

こういう時間が・・・

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これは先日の中学生でございます
居残りで捕手の特訓というか1時間の講習会をしておりましたのは以前に書いたとおりです。

この少年は中学1年生でありましたが、こんな小学生のような風貌ではありますが、受け答えはナカナカのものでありました。

・・・いや、別に立派なセリフを話すわけでもなんでもないのですが、
リアクションがワタシが面白い話をしたタイミングでちゃんと笑うというか、
内容にちゃんと反応しているというか・・・

あんまりに、笑うポイントがしっかりしてるので

「オヌシ、けっこう勉強しとるな?ひょっとして何か読んでる?」

と尋ねたら「野村監督の野村ノートを読んでます」ということでした。

なるほどな~あれ読んで(というほどワタシは読んでない 汗)面白がっている中学生もいるわけよね。

考えたらワタシは中学1年から大人向けのベースボールクリニックを読んでいたのでございます

指導者が何を考えているか分かっているという可愛くない中学生なのでありました。

ただ、意味は分かっておりますので「理不尽だ」などと野球面で思うことはないのでありました。

ただ指導者の考え方が分かっているというのは良い事ばかりではありませんで、チームメイトは皆分かっていないで好き勝手言っておりますし、

監督は「やる気ないなら帰れ!」などと口では言っているがそれが望みなわけではないのは痛いほどわかるわけであります。

一人だけわかるというのは非常にキツイ状況であります。そこでワタシだけが責められるのはナカナカきつかったわけです。

ただ、それは現在に活きているといえば活きているけども・・・

オッとアブナクまた愚痴になってしまうところでありました。

そんな話ではなく、現在はホントに上手くなるためのヒントはそこいらにありスマホを駆使すりゃ動画も見れるわけであります。

・・・で、見れりゃ上手くなるかというと、その動画のどこに疑問というか欲求を持って見るかということで大きく変わるわけであります

問いを学ぶ  まさに学問なのであります。

そういう意味では野球の情報処理能力が必要になってきます。

だから、とんでもない格差が広がっている気がします。

それにしても、先日のこの時間にすばらしいな~
と思ったのが・・・
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こんな風にのめり込んで話しているときに・・・

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右端のおカァサンがずっと黙って見守ってくれてたんですね。動画まで撮って。

これのおかげでワタシも安心して指導していられるわけです。

モチロン、ワタシは価値のある内容を話している自信はありますが、

この時におカァサンが「もう授業が終わったんだから早く帰りたいんだけど」なんて
振る舞いをされたら(チラチラ時計をみるとか)もちろんワタシはカドが立たないようにスムーズに済ませる技術は持っておりますが、

この少年は非常にツライわけです。

この年頃に大人の話をじっくり聞くという体験はメチャクチャ大きいのであります。

「世の中に専門家っているんだな~」ということを肌感覚で体験すると、社会に希望が持てるのだと思います。

親の影響が大きいとかよく言われますが、じゃあ具体的にはどこを指すのかと言えば

こんなことに「これは帰りが遅くなっても構わないほどの価値がある」
と親が判断できるかどうか?なのではないかと思います。

まぁ、もし文句言われても、中学生くらいならば、
「うっせ~クソババァだったら先に早く帰れ!」なんて言ってもいいのですが、

そんなのは昭和の中学生でありまして、今の中学生はとても親思いのイイ子が多いですから泣く泣く帰ることになるわけです。


こういう、ノルマや仕事ではないけども
自分にエネルギーを向けてくれている空間や時間に価値を感じれるかというのは大きな分かれ目だと思います。

それを知っている人と知らない人では、入ってくる情報のと量(特に質)に大きな差があります!

もう絶望的な差です。

こういうセンスって、多分これぐらい(小学生~中学生)の時に育っていて、
この気質はもう大学生あたりだと変えられないんだな~なんてワタシが絶望してますが。

せっかく自分にエネルギーを向けてくれたチャンスなのに「バイトで~」なんて棒に振ったり、
「また機会があったらお願いします」なんて、下が絶対に言ってはいけないセリフ
なんの悪気もなく言ってしまうようになっているのだと思う。

そのクセ、こっちもノルマというか業務で言ってるだけの話に真剣に食いついたり・・・

「それ資格になるんですか?」「意味ありますか?」なんてホントにバカだな~なんて思います。

さらに最近は「何時までかかりますか?」なんて平気で聞くのがいるけど、

『そんだけ忙しけりゃも~いいよ』って思われるのはナントもないのか?
そこに恐怖心はないのか?
普段の信頼関係がありゃ、たまにはそれもいいけどよ・・・

でも、そう考えると学生時代にほとんどそれを言わなかった俺って相当にヒマだったのかな?(笑)

これ読んでいる学生さん・・および卒業生さん

今って、
本人は礼儀正しいつもりで言っているのだろうけど随分と失礼なこと言ってるぞ~っていうのが結構あるぞ・・・

同級生とだけ会話してるから気づかないのだろうけども・・・・

本人からしたら、いきなり怒られたと感じたとしても、多分理由あるぞ(笑)