週末の昼過ぎ
自宅で溜まった新聞の切り抜き作業に勤しんでいると、外から大音量の軽快な音楽と、賑やかな声援が聞こえてきた。
「これは野球の盛り上がりではない・・・」とすぐ分かる。いかにも楽しそう。
「なんだナンダ?」・・・と、マンションから出てみると・・・
すぐそばにある高校のプールで男子によるシンクロの演舞が行われていた。
観客もとても楽しそうだ・・・・
ふと周囲を見回すとワタシのマンションの住人はもちろん隣のマンションの住人までベランダから顔を出していた。(おかげで隣人の顔を初めて見たという・・・)
やはり、楽しそうな声や雰囲気に人は集まる。
最近、人が寄ってこないのは、ワタシが楽しそうな雰囲気でないのかもしれないな・・・
などと自己反省。
ブログも楽しい記事を書かなきゃいけません。
この惨状は自分が招いているわけであります(汗)
メガホンを使ってこんなことができるとは知りませんでした。
広い口のほうを下にして、水中に押し込むと水が上に跳ね上がるという・・・
こんな感じから
こんな感じで・・・
みんなでやったら噴水みたいになって面白かった。
お客さん大盛り上がり。
「こんなもんでアタマ打ったりしたら大変だ」と怒ってやらせてくれなくなった・・・とそこの高校の学生が言っていたのを思い出した。
まぁ言いたいことは分からなくもない。
茶目っ気もあり、なかなか楽しそう・・・こりゃモテそうだ
眩しい・・・
いや、プールの反射じゃなくて・・・
こういうのを見ていると、
「なんか俺ってわざわざ自分をつまらなくしていたのではないか?」なんて思ってみたりする・・・
わざわざ、高校生のクセしてオッサンぽくしていたのではないかと・・・
「オッス!」っとかいって・・・
こういう楽しい感じを否定していた気がする・・・
・・・といって、内心では羨ましかったのかもしれない。
「野球部がそんな楽しくしてられるか!それが野球界よ!」
・・・と俺たちの時の、野球部は根性で頑張っていたのだ!
・・・と言い切ろうかと思ったが思い出してみると
よく考えたら、野球部にも器用なやつもいて、こっちの世界もそれはそれで順応しているのもいたのを思い出した。
しかも野球のほうもレギュラーでやがった。当然モテた(泣)
そういうヤツのほうが野球の実戦の判断がヨカッたりするんだよな~これが
この週末、自宅に引きこもり、金魚の水替えと共にベストセラーの
「嫌われる勇気」をもう一度買って読み直した。
実は、初版の時にも買って読んだ。(4年前かな)
ベストセラーだっただけに、読んだ方も沢山いるかと思うが、4年前のワタシはその本の内容を受け入れることができず、
「こんな本で納得できるか!」とその後、読みたくない感情が先行し、捨ててしまっていた。
読んだ方は、ワカルと思うがまさに登場人物の青年そのものであった。
そうまさに「嫌われる勇気」が無かったのである。
なぜまた読みたくなったのか・・・
それはボクシングのムラタ選手のNHKドキュメンタリー番組の中のインタビューで、この本の考え方を実践しているという話を聞いて感銘を受けたからだ。
「変えられるものと変えられないものの分別」
「与えられたものをどう使うか」
再び、読んでみた感想・・・
う~ん、これはワタシそのものではないか・・・
「課題の分離」
まさに・・・
人の課題にクビを突っ込んで勝手に空回り・・・
嫌われたくないと媚びを売る姿勢(なんなら学生にまで)
その結果の現状・・・
先日、職場のために良かれと思って書いたFBの記事に
「いいね」をしてもらえないから、なんでしてくれないのか?
と聞いたら
「そういうものは強制するものじゃない」と言われた。
これはキイタ・・・
しかし、本を読んで今、まさに思う・・・
確かにそうだ・・・
「いいね」をするかどうかはそっちの課題だ。
「いや、だってそっちの業界のためにやってんだから「いいね」くらいしてくれたっていいだろ、いやすべきでしょ」
・・・というのがその時のワタシのホンネであったが、これじゃダメだ。
「ええい、だったらもうヤンネ~」
というのもこれまたダメだ。
他人の人生を生きていることになる。(そうしようと思っていた)
褒められるからやる、褒められないからやらない、
賞賛を求めて行う行為のまさに弊害だ。
「もっと早く読んでおけば・・・」と思わなくもなかったが、今だから沁みてきたのは上に書いたとおり・・・
この本のテーマは「過去ではない!今ここ」である。
さて、「今ここ」といいながら
ワタシは今、非常に後悔している。
実は、この本を買う直前にワタシは近所のジョーシン電機で扇風機を買った。
そのあとで本屋に行ったのである。
この時期の扇風機と言えば在庫処分である。現品限りの大特価なんて調子で、安物の扇風機でヨカッタのに高機能扇風機しかなかった。(クビが縦にも動くとか)
2万円の品が1万5千円であった。
ワタシについた店員はドリスであった。
(この店は皆、阪神の選手のユニフォームなのです)
「ドリスかよ~ これ話が通じないって意味か~?」
などと思いながら、一応、ワタシのほうも値札をみて「う~ん」などと迷っている様子を見せてアピールしたつもりなものの
さすが相手はドリスである。(ホンモノのドリスも話が通じなさそうでしょ)
感じないフリをしているのか、ストッパー(これ以上はヒキませんよ)という意味か?
結果としてワタシは具体的に「もっと引けないのか?」と発言することなく
ドリスと共にレジへ行き、
ドリスの「いいね」・・・ではなく「言い値」で買う事になった。(あんまりうまくない)
要するに、ワタシはドリスに嫌われたくなかったのである。
ドリスに嫌われる勇気が無かったのである。
ワタシの課題は「できるだけ安く」であり、
ドリスの課題は「できるだけ高く(なのか?)」なのであり、ワタシが言っても
「どうせダメだ」ではなく「言ってみる」ことが大事だったのである。
それでドリスが応じるかはドリスの課題でありワタシがどうこうではないのである。
本を読んでから行けばヨカッタ・・・(泣)
こんな事を書くと、ワタシの職場でペン字の達人であり、柔道も達人な上に値引きの腕も一流というオハラ先生からは笑われてしまうであろう。
紳士な顔して値引きは激しいオハラ先生
ふと思う・・・
ワタシの職場の柔道整復師って「嫌われる勇気」が服を着ているような猛者だらけだったんじゃないかと・・・
ワタシが心配するほどヤワじゃない(笑)
本を読んだあと・・・
「よ~し、店員に嫌われたって構わね~ぞ」と勇んでイオンモールにズボンを買いに行く・・・
今度は店員が全くこない・・・
いや~落ち着くな~(笑)
百貨店など店員に嫌われないように買い物するのがホントに苦しくて(笑)
扇風機の調子はいい。縦にもクビを振るとこういうアクションなのかと新鮮である。
今ここに吹いている風は気持ちいい。
それが大切だ! ドリスに感謝!
これだけ連呼してるとだんだんと好きになりそう(笑)