先日、ネットで色々な金魚屋さんの入荷状況を見ていたら、
「おっ!これはあの某有名養魚所の東錦だ!これは素晴らしい!」
というのを発見し、
東大阪にある金魚屋まで鼻息荒くして行ったら、
すでに売り切れ・・・
「昨日、入荷したんじゃねえ~のかよ!」
と言ったら、
「もうホームページにあげたらすぐに電話がきて売り切れました」
「あ~チキショ~!やっぱりみんな一緒かよ~」
・・・ということで、
片道1時間かけて行ってなんにも買わないのも悔しいから餌でも買って帰るか・・・
なんて思いながら、サカナを見ていたら・・・
「お~なんだかこれもナカナカいいな~」
・・・と思ったところまでは記憶があるのだが、その後はどうしたのか記憶がない。
ふと気づくと部屋にいる・・・
これは東錦では全くない(笑)
琉金というやつである。
ワタシはこれまで琉金を飼ったはいいが、ことごとく転覆病になってしまい、
「もう丸手の金魚は飼わん!」
・・・と決めたのに
誰か、自分で決めたことを守る薬を売っているお店を知りませんか?(笑)
ちなみに琉金のなかにもいくつかのバリエーションがありまして、
その中でもこれはブロードテール琉金というタイプである。
尾ひれの形が特徴的になっている。
黒いほう(この感じの色を金魚界では青という・・・)は
大和郡山の有名な養魚所産である。(こういうウンチクとても好き 笑)
この色合いにワタシはすっかり惚れ込んでしまい、
「なんだよ、フナと同じじゃねえか」と言われりゃ全くその通りなのですけども、
かつてフナ釣りに血道をあげていた頃の血が騒ぐのであります。
(けっこう色々なものに血道をあげておりますな(笑)
あの金ブナ・銀ブナのなんとも言えない
黒と黄色や銀とサカナのぬめりの入り混じった光沢は
「なんて美しい!」なのである。
なんのことはない、
赤い金魚ばっかり見ていたら黒が欲しくなったという・・・
実はこの色あいは最近ではけっこう流行っているようである。
黒・・・とは言わず「墨」なんて言っている(笑)
フナに始まりフナに終わる・・・ってこういうことか?(笑)
・・・とか、いいながら赤いのも買ってんじゃねえか
・・・と言われりゃまったくその通りなのですが、
だって2匹だけで売ってたんですよ(泣)
片方だけ連れて帰ったら残された方が可哀相じゃないですか(涙)
・・・とかいう心理を狙ってやがるな店のほうも
まぁ、それは冗談半分で、この赤いほうもナカナカ気配は良好で・・・
逆にこのシンプルなド定番色のほうは、
定番なだけに生産者のほうも選別は厳しくしているハズである。
その証拠に
『形やバランスは赤いほうがいいですよ』
・・・・と店員さんが言っていた(ワタシはよくわからん 笑)
ワタシはそれを聞いて嬉しくなり
「ほぅ~じゃあそっちも買いますか」
・・・と単に背中を押してもらっただけという(笑)
そういう褒め言葉を聞いてからだと
「なるほど、確かに形や色艶に品がありますな~」
なんて気がしてくる・・・(笑)
いいんです、いいんです。わかってます
気持ちよく買いたいんです。
ちなみに
赤い方は・・・
なんと中国産である。
大陸からはるばる日本へやってきて、いまワタシのもとにいるという不思議・・・
このサカナは今までどんな景色を見てきたのであろうか・・・
中国産の食品というとちょっと考えてしまうが、
中国産の金魚というと価値が上がる・・・のかな?(笑)
「買ってきて最初の水合わせの図」
この時間が嬉しいんです。
チコちゃんは言いました、
歳をとると時間が速く感じるのは
「トキメキが少ないから~」
だそうで(笑)