kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

や~きゅ~う♪す~るなら~♪

日本を代表する選手が野球の在り方について発言している。


言っていることはもっともである。

特にこの方は実際に現場に足を運んでいるようなので、
こういう活動が広がればと思うが、
なぜこの人が一人で発信なのだろうか・・・・?
そこがちょっと心配ではある。
つまらないケチがつかないで欲しいと祈るばかりである。





「勝利至上主義はよくない」


でも、この議論はなにも今になって始まったことでもない。


皆、感情的になっているけど

落ち着いて考えてみる。

勝利至上主義でやる場合と勝利至上主義じゃない場合とで、
具体的には、なにがどう変わることを指すと思って議論しているのであろうか?

多くの場合は、
「有力な投手を一人で投げさせる」みたいなことは割とまともなほうで、
監督が管理的、高圧的である、体罰があるみたいなことだったり・・・


それから・・・

昔ながらの根性論野球はもうダメだ・・・


と言ってみたりするが、根性論野球って具体的にはなに?

根性ってなんですか?

とぼけて言っているように読めるかもしれないが、


大学時代にコーチング学の権威と言われていた教授から教わったのが
根性とは『やる気の継続性』のことだという。

そうちゃんと定義すれば、それは必要なことだと思います。

まぁ、そんなクールに言わなくても、
「根性野球じゃダメだ」と言っている中身は

ようは指導者が「根性出せ!」しか言わないで具体的指導をしていないではないか!
という意味で言っているのではないかと思いますが・・・


このスマホが普及している時代、そして野球理論の本なんざ相当にあります。

かつてはプロの成功している人だけが知っている
秘密の技術みたいなものもあったでしょうが、
その成功したプロも今度は小遣い稼ぎのために
その秘訣的なノウハウもどんどん出て来ています。

だとすりゃ自分で調べられない(調べる気もない)選手は、
見込みがないのではないでしょうか?

そもそも興味ない。


ワタシの思う勝利至上主義が是か非か?という議論についてですが・・・

そもそも勝利至上主義が

「勝つためならなんでもアリという考え方」

のことを指しているとした上で


問題は勝利至上主義と言っていながら勝ってないということだと思います。



つまり、勝利至上じゃねえじゃん・・・ということです。


体罰をふるってしまったりするのは勝利至上主義ではなく、
「自分(指導者)が恥をかいた」「自分が上であらねば」
などの

勝利よりも、

自分のプライド(感情)を優先したところからくると思います。

『ホントになんでもアリ』ならば

勝つためなら選手の靴をナメてでも勝ちたい!というくらいに
指導者が自分のプライドを捨てる根性出したら
また変わってくるかもしれません(笑)
指導者がカッコつけたら絶対に勝てない。





多くの問題とされる
「勝利至上主義で行われているやりかた」
でホントに勝っているのかいな?という問題なのだと思います。
ホントにそれで勝てるのか?


大体まけてます。


今や、野球は完全に頭脳スポーツとなっています。(なんでもそうだけど)

アタマが悪かったら勝てません。

まずは自分の分析をできる力があるかです
ヘタすりゃ故障することだって美談でもなんでもなく、
本人がアホともいえるのかもしれません。

自分がどういうフォームでプレーしていて、
何がどの程度できて、なにがどの程度できないのか?

 もちろん、筋力の問題もあるでしょう。

そういう分析もないままに
「思い切り頑張りました、だから結果は大目に見てね」
みたいなスタンスで自分の能力以上のプレーをしようとするからケガをするとも言えます。

なんか、そんな風に書くと、「なんだか冷たい」みたいに思われるかもしれませんが、はっきり言って、この作業はツライです。
自分を見つめるというのは一番キツイことですから

根性いります。

実はワタシもできません。自分から目をそらしてしまいます。

でも成功している選手はそれをやってます。『勝ちたいから』です。


監督だって自分の分析です。そして
『チーム・選手の分析力』です。
これは強烈な差がでます。


・・・で、次に相手の分析です。

分析した相手に対して自分たちは何ができるか?そんなことを考えます。

競輪選手だと一流ほどそれができています。
やみくもに一番を目指すとかではありません。
実力以上の結果が出てしまうのは実はエラーだったなんてこともあります。

「夢は大きく」なんていうのは、校長先生とかが言うならいいですが、現場の監督が言っていたらアウトでしょう。

たまに、講演とかを聞いてきてそのまま言ってしまう人もいそうですが、
講演をしている人なら分かりますが、そりゃ「講演だから」です。


まぁ、野球はメインの大会で負けると引退するシステムなので
検証をしないというのが最大の特徴でして、

だからいいのかもしれませんけどね。

検証して、また挑戦するみたいになれりゃいいんですけど・・・

まぁいいか。



・・・と、スポーツの専門家気取りで語ってしまいましたが。


現在の、甲子園に出るような選手はほとんどがシニアやボーイズなどのクラブチーム出身者です。


要するに、中学校の部活じゃ物足りないので専門家のいるチームで教わりたい。

そして進路も・・・


という選手が、それなりに努力してそれなりの学校に行くという流れだと思います。


ちなみにワタシは中学校の野球部でした。
当時は近くに硬式野球のチームが無かったのと、
中学の先生がそらもうおつりが来るぐらいの先生でしたので迷いもありませんでした。
選択肢が無かったという言い方もありますが 笑)



さて、現在は少子化もあいまって、クラブチームだって選手不足です。

ワタシの高校からの同級生はいまや全国区となっているボーイズリーグの監督をしていますが、そらも~かなりの経営努力をしています。

完全に営業マンです。いわゆるイメージする野球の指導者とは異質です。

そんなやり方教育者じゃないんじゃないか?

という批判もありそうな面もありますが、
結果としてナカナカ立派な選手を育てています。(野球技術だけでなく)



教育者とはなにか?

「一見、誰も文句を言わないような正論をいうが、大して育てていない人」

と、

「一見、いいかげんだが、なぜか選手は育っている」

と、どっちが教育者なのでしょうか?



おっと、話が・・・・





クラブチーム全盛ということは、
そらもうクラブだって選手を募集するためには
「うちは勝てる」とやっぱり言わなきゃ始まらないですよね。


「いや、うちは勝利より大事なものを求めている」

なんて、じゃあ具体的には?とツッコまれたら
「礼儀とか、人間性とか・・・楽しい野球」


段々と曖昧になってきます。

思想的な臭いが漂いだすと、
それはそれでどうなのよ?という感じになることありませんかね?


簡単にいえば、クラブチームは「塾」なんです。


中学受験や高校受験 
それも「それなりの名門を目指す」を掲げている学習塾と同じです。

その塾が
「うちは名門校の合格よりも大事なことを教えます。合格だけがすべてじゃありません」

と言ったらどうなりますでしょうか?

やっぱ結果でしょ。勝利至上主義でしょ。

ただ、学習塾のような相手が「受験勉強」の場合は
勤勉が結果につながるので因果関係が分かりやすいというのはあります。

まぁ、最近は「生きる力をつける」みたいなことを掲げている塾もあるので一概にいえませんが・・・


それから『楽しい野球』なんて掲げているとどうなるか?

当然、「俺は楽しくない!」なんてのが出てきます。

そら各自の楽しみ方がありますから・・・・

家族旅行も行きつつも、試合には出たい!
なんてのがウジャウジャいるこの時代に、
誰をレギュラーにして戦術立てるか・・・

こりゃ大変だワタシにはできません・・・(笑)

まぁ、
「勝つことだけが大事じゃない」なんて言えることが
野球が成熟してきた証拠といえるのかもしれません。


まぁ、少年野球の怒鳴り散らす指導者問題・・・

多分、ストレス溜まっているんじゃないかな~と思います。

その人も褒められたいんじゃないかと・・・



今回は恥ずかしいから、読みにくいようにズラズラと書いておりますが、

ワタシとしては、
これでまた中学校野球のほうに目が向く流れも
出てくるのではないかなと思ってます。

いちおう、勝っても負けても給料の変わらない先生がやってますから、
その良さというのも認識されてくるのではないでしょうか。

ムリしてやることない、無理したい人はムリするところでやればよい。

今時、指導者がぶん殴るチームかどうかなんてのは、調べりゃ分かります。
ネットに頼らず、何回か視察すりゃいいんです。
その上で覚悟して入るか否かです。
ぶん殴られるかわりに見返りもあるのかもしれません。

選択肢があるのはいいことで・・・(笑)



ちなみにワタシは中学時代に、中学の野球部という一択状況でした。



しかし、

だからこそ踏ん張れた!(踏ん張るしかなかった?笑)

ということもあります。


これで選択肢があったら、

「あ~、こんな目に遭うくらいならあっちのチームいこうかな」

なんて悩み方になり、そりゃもう力はつかなかっただろうなと・・・


まぁ、こんなこと書くと、
『だから追いつめられて大変な子が出るんだろうが!』

と怒られそうですが・・・

まぁ、けっこうワタシも追いつめられました(笑)

そうじゃなきゃ、まだこんなに野球がどうこう言ってませんよ。
好きだけで仕事でもないのにここまでやりませんでしょ。
美談ですませてたまるかっていう(笑)



なんだか、構成もクソもなく、思いつくままに書いちゃいました。

スイマセン(汗)