テレビで、阪神タイガースの優勝記念番組をやっていた。
岡田監督の采配の中で「四球(フォアボール)が増えた」というものがある。
もちろん攻撃の時の話。リーグで1番なのだという。
逆に投手が相手に与えたフォアボールは最少なのだという。
「ボール球を振るな」という野球で勝利を得た。
岡田監督いわく、「当たり前のことをやっていたら勝手に転がり込んできた」
という。
さて、この「当たり前」は一昔前の野球、
つまりワタシがプレーをしていた約30年前の野球です。当然のことながら岡田監督はもっと上。
この采配に異議を唱える人は誰もいなくて、「そうだそうだ、やはり岡田監督は野球を知っている」の大賛辞!
さて、最近は「野球人口減少の危機」という観点から、「野球の楽しさを教えることが重要」ということで、よくみられる具体的なアクションの一つが、「打てると思った球はどんどんフルスイング」「カウントも気にせず積極打法」というのものらしい。
「らしい」と書いたのは情報源が、最近ネット上にあふれる中学野球指導者の「ワタシの指導方法」的な記事の中で大抵が「どんどんフルスイング」でそれが楽しさや努力につながるという感じのネタ。
選手の主体性を引き出す指導が良い指導というブーム。
「四球狙いではイカン」がジュニアの野球の流行りみたい。
思えばこの30年の野球はメジャーの影響もあったろうが変化が激しいように思えた。
ワタシでも「こりゃもう引っ込んでいたほうが良さそう」という感じだった。
ただ、阪神のこの優勝の仕方で「また野球が戻った」感もある。
2023年シーズンは、WBCの優勝に始まり、阪神の優勝、
共通しているのは「チーム力」に「指導者とのコミュニケーション」
これも何かの因果かしら。
というか、これが今の選手のやり方というか、昔だってそうだったハズだがあまりにも蔑ろにしすぎていたように思う。
関係者の証言によると岡田監督は選手と個々にしっかりとコミュニケーションを取っており、選手の方も「見守ってもらえている」と感じることができているらしい。
まぁ、チーム力なんてのは昔から大切なのはわかっているのだけど、それを実際にやるとなると色々な条件がありますから難しい。
その団結も生もので、「継続的なチーム力」か「単発のチーム力」かはちょっとしたことで変わる。今回の阪神はどっちなのか。
話しは変わって、高校野球もしっかり始まっております。
ワタシにとっては大注目の神奈川県大会
ただいまベスト8
ここからが勝負です。
残っている学校は
東海大相模 横浜 慶応 Y校 日大藤沢 桐光 横浜創学館 鎌倉学園
お~!神奈川の高校野球を知っている人ならどこもかしこもステキな学校
イカン、これを書き始めたら明日の仕事に差し支える(笑)
我が母校、東海大相模 原俊介監督3年目。 持ち味が出せるか。
というか出してほしい。ネタをくれ~