kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

準備できたからこそじゃないかと

阪神 中野選手

 

いよいよ阪神が優勝目前となりました。

 

岡田監督の采配が随分と褒めたたえられております。

実際にそうなんだろうとは思います。

 

矢野監督の采配に比べれば・・・

 

という論調が強いですが、ワタシは中学校の先生風の矢野監督は好きだったので

『この優勝は矢野監督の功績が大きい!』

という論を述べてみたい。

 

矢野監督といえば、最後のシーズンが始まる前から

「俺は今年で辞める!」と宣言して物議を醸した。

 

kokokaramakuru.hatenablog.com

 

ワタシはこれは矢野監督の「阪神愛」だと思っている。

自分のことはさておいてチームのことを考えたと思う。

 

なぜならば、この段階で宣言しておいてくれれば、水面下で次の監督に打診されている人(今回は岡田さん)は1年間、外からじっくりと「次は自分がやるものだ」という気持ちで観察することができるし、作戦を練ることもできる。

 

なんなら、矢野監督は「色々なポジションを守らせる」を実行した。

 

それをやってくれたから岡田監督は観察・評価し、選手の適性を判断することができた。

だから「固定ポジション」を決めることができた。

着任早々に中野選手をセカンドにコンバートした。これが大成功!

これなんかは、相当に観察していたからこそできたことだと思う。

 

「いや、解説の仕事として観察してたんじゃないの」という指摘もあろうが、「監督が回ってきそう」という気持ちでみるのと、責任取る必要のない解説のための取材では「気合」が違う。

 

・・・というワケで、できたら矢野監督も評価されて欲しいな~

 

と思って書いてみました。

 

さて、それに引き替えジャイアンツはキッチリ低迷しておりますが、この阪神の状況と比較してみます。

 

言わずとしれた大先輩の原監督。

 

本人の思惑があるのかないのかはさておいて結果的なことから考察

 

これまで3回監督になっている。

ja.wikipedia.org

最初は長嶋さんからの引き継いだ2002年!

ここはまぁ良いというか、ワタシもワクワクした。

(基本は熱狂的な巨人ファンの原辰徳ファンでしたから)

 

そして、その辞め方は、ホントはあと1年やるのに球団幹部と喧嘩して、いきなり

「そんなら辞めてやる!」で辞めた。

実際には順位も芳しくなかったのだけど、その前にケンカしてやめてやった!という形に・・・

 

そんで「青天の霹靂です」と、いかにもホントはやりたそうだった堀内監督が急遽監督となった。

 

ちなみにこの時、バントの名手で有名な川相選手が原監督の下でコーチをやるという約束で引退してセレモニーまでやってしまったのに、原監督が急遽辞任したために、「俺はどうなんの?」となり、球団幹部も「そんなのこっちは知らんがな」となったため、引退を撤回して中日で「やっぱ現役やる」という珍事発生!当時、ワタシはこれをみて、「引退撤回ってプロレスじゃないんだから」と思ったもので。

原さんはそういう案件がけっこう多い。

 

さて、堀内監督。投手出身で守りの野球をやりたかったものの、その当時は大砲だらけで采配のしようもない状態。

 

準備もなんもない状態、その上、選手はピークを過ぎたのに高年棒でプライドの塊(キヨハラ・ローズ・小久保・ペタジーニ)など、今見たら「こんなんで野球ができるか!」な夢のようなメンバー。ミセリなんてのもいましたね。

 

チームはバラバラ、堀内監督との相性も悪く低迷。

 

 

そして、

「ほれミロ、やっぱり俺じゃね~と」ということで原監督再登板!

 

なんかいやなやり方だな・・・とワタシは感じ出したころでした。

 

そして2回目は一番の黄金期 

だが、2015年の終わり方は記憶にある方も多いと思うが、成績も下降しだした上に野球賭博問題も発生、なんだかバタバタしている状態の中で特に会見するわけでもなく、「後進に譲る」とかいって辞任したおかげで、高橋由伸が無理やり引退させられて監督に。

 

これまた準備もまるでないどころのレベルではなく、ヒデ~話。

 

案の定、成績を出せず、

「ホラ~やっぱりワタシですか~仕方ね~ナ」とばかりに、随分と嬉しそうに3回目が現在というわけで・・・

 

 

う~ん、引き継ぎを大事にした矢野~岡田リレーの結果に対して、なるべくしてなっている結果といえなくないような。

 

さぁ、2度あることは3度あるをやるのかどうか。

 

まだ契約は1年あるらしいが、「男らしく」のタテマエで辞任して、仮に順当にアベ監督になったとする。

しかしながら完全な撤退なわけはなく、ジャイアンツの方も功労者を無下に扱えないので「アドバイザー」かGMなんてのになってたりして。

そしたらアベ監督は改革できるか?『改革=前任者の否定』になるわけで、それをやった時に「ホ~、お前さんはそういうことを思っていたわけね」なんてことになりはしないか。そういう戦いができるのか?

アベ氏は弱い人には強いが権力に立ち向かうタイプなのかどうか?

 

前例的には、落合監督の後に引き継いだ谷繁監督と落合GMってのがあって、結局は失敗だった例があるけど・・・

 

プロ野球って面白いな~(笑)

 

どうする原さん!

 

ここでスパッと丸投げして、後任に準備不足で結果を出させず3匹目のドジョウを狙うもありやなしや。

 

居酒屋トークレベルですので、あまり真剣に読まないでください。