新聞の折込チラシを片手で丸めております
やってみると分かりますが、手の様々な筋肉を使い、複雑な動きをしますし、結構疲れます。
3月14日
大学の地元、熊取町役場からの依頼で健康運動教室を行ってきました。
タイトルは「気楽にエクササイズ」でございます。
2時間半(150分)の時間をいただきました。
2時間半の講演といいますと「長いよ、そんなに話が持たん」と思われる方もおられましょうが、実演も入りますとそんなに長いものでもございません。
こういう時は、普段「お前は話が長い」とバカにされる私の特技が活かされているのかもしれません。
もちろん心外でございますが、こちらが心外だと憤ったところで、相手の感じることでありますから仲良くしようと思えば気をつけていかねばならないと心がけている今日この頃でございます。
さて、ここでの聴衆の皆さんは大人でござますので、ギャグも通じますし、
何より考え方をお話できるのがありがたいです。
考え方が大事といっても、言うのは簡単でありますが、伝える相手が学生さんや、
何なら私の同じ世代でも聞いてもらえないものであります。
前半の60分は講演でありました。
「健康のために運動すると言いますが、健康とは目的なのでしょうか?」という話をさせてもらいました。
ちょいと哲学テイストなのでございます。
「健康にゴールはあるのか? 完璧な健康を目指す姿勢はかえってストレスが増しているのではないか? 健康とは手段なのではないか?」
「気楽にやらなきゃ運動なんて続きません。ちなみにトップアスリートだってここ一番で気楽にやれるかが大事なんですよ」
・・・なんてな話をしておりました。
いや~、今になって私が学生時代に教わった健康に関する思考が効いています。
約40名の方に向けて講演をさせていただきました。
「よくカンペも見ずにあんなに喋ることができるな?」
などと言われることが多いのですが理論と自分で考えたことを合わせて喋っているのでいくらでも続きます。
ちなみに私にとってのスライドの意味は脱線しすぎるといけないのでストーリーの柱を書いておいているイメージです。スライドを読む講演は苦手としております。
観客のほうを見れませんし。
スクワットの説明をしております。
「膝が前に出ないように~」なんて表現がありますが、どんな感じなのか説明しております。
客席の人から「感じ」が分かるように「視覚」で伝わるやり方がないかと色々やってみてます。
こういうのは、スポーツ選手を指導するつもりで勉強してきたトレーニング理論が役に立ってます。
写真が分かりづらいですが、自宅でできるエクササイズのレクチャーをしております。(腕をひねっております)
最後はうちのエース学生によるエアロビクス体操
ナカナカ、度胸のある学生なのであります。
講演後、ずいぶんと挨拶に来てくれる方がおりまして嬉しかったです。
「先生は若いのに私たちの気持ちをホントに理解されててスゴイ!」
などという褒め方をしていただいて、嬉しいような気もしますが、
ようは「運動が嫌いな人の気持ちが分かる」ということなのですが、
実は私も「運動」ってあまり好きでないのです(笑)
だから、無条件に『走るのは楽しい!』と言われてもちょっと・・・という私の個人の感情がまずあるので逆にどんな風にしたらやれるかな?という感情が原点にあります。
科学的にこうだから・・・で、「ハイそうですか」でやれるほど単純じゃありませんもんね。