キャッチャーミットを手にして、色々と説明してくれる学生。
彼の名はタムラくん
よく訪ねてくれる学生さんの一人。
愛媛県から来ている野球学生。
高校時代は野球部でキャプテンをしていたという。
書道の指導資格も持っているという教養系野球人(笑)
さらには、グローブの修理やら製作にも興味ありで、グローブの型をつけることに並々ならぬ興味があるという。
ということで、私のミットも型をつけてきてもらい、色々と説明してもらっているところ。
そんな中で、ふと「グローブの中でどう握るのか?って考えてなかったけど実はとても大事なことで最初の最初に確認すべきことだったのではないか?」と。
ボールの握り方は色々と考えたけどグローブの握り方って考えてなかったな。
どういうことかというと、グローブの中で親指をどこに向かって握っているかということです。
(※)左手に傷があるので右手で表現しています。
親指を人差し指に向かって握るパターン。
私はこちらでやっておりました。
これをとりあえずAパターンとします。
次のBパターン
親指と小指をつけるように握るパターン
小指の方にも意識が入るといいますか。
ひょっとしたら小指を積極的に動かす意識の人もいるのでしょうか。
いや~、私はAパターンでずっとやってきていたのですが、どうにもキャッチングがよくならないわ、突き指はするわで結論としてヘタクソだったのですが、そもそも「どう構えるか?」などは色々なウンチクを持っていたのですが、握り方に関してはまったく考えてませんでした。
グローブの型にしても「どうも私はうまくつかないな~」と悩んでいたのですが、そもそも「握り方とグローブの型」って直結するものなのだから、Aの握りの人がB用の型のグローブを使ったってキープできるわけがない。
なぜ、こんな当たり前のことに意識がいかなかったのだろうかと、彼との会話で大後悔した。
これっていつ教わるものなのかしら?
いやどっちが正しいというものでもないのかもしれない。
高校時代に名手と言われた先輩のグローブにこっそり手を入れてみたことがあるのだが、極端なAパターンだった。
つまり自分の中で、「俺はこの握り方でいくからこの型」と理解してプレーしていればいいのかもしれない。
私が悔しいのは、そこになんの疑問も持たずに漫然とやってしまっていたこと。
親指を動かしすぎていたように思う。
小指側からしっかり動かすとミットの型もこうなりますと、自分のミット(右)と比較して説明してくれたタムラくん。
う~ん、スポーツ屋の店員かのようだ。売上よさそうだ(笑)
彼は「柔道整復師」「グローブの修理・製作」「習字の先生」を合わせたような働き方を模索している。
こういう場合は、合体させた働き方というのもありそうだけど、すべてバラして活動するのも面白そうだ。
ちなみに競輪の予想もなかなか鋭い。私の予想を訊いたあとで、そこを参考にずらして的中させるというハラ立つ才能も持ち合わせている(笑)