甲子園おわりましたね・・・
東海大相模高校 優勝しました。
我が母校・・・なんて言うのも失礼な感じがするほどの内容だったと思います。
本命を背負ってホントに優勝するのが一番強いと思います。
正々堂々と正面からど真ん中を行く野球で見事に優勝したと思います。
今回は、甲子園には行けずテレビで仕事の合間にちょいと覗くという程度の観戦になってしまいました。
まぁ、行けたとしても行きにくい心境であったかもしれません。
応援に来いよ~なんて誘ってくださった方も数多くいたのですが失礼してしまいました。
さて・・・
左のエースだけでなく、キャッチャーにショート・・・
このレベルの高いチームの中でもさらに重要なポジションを担っていた選手の共通点・・・
それは・・・
神奈川県の湘南クラブというボーイズリーグ出身の選手であることです。
投手がそこのクラブということは知っておりましたが、まさかキャッチャーとショートまで・・・この二人は私がテレビで観ていても「いい選手だな~」と感じていた選手でした。それはプレーの技術がどうこうではなく振る舞いなどに現れる人間的な部分でした。(もちろんプレーはウマすぎです)
その3人が湘南クラブだったとは・・・
実はこの湘南クラブのタシロ監督は私の高校時代の同級生であります。
悪友といいますか、会えばお互いに「そっちもワルですな~」という顔をして話をしていますがナカナカ気持ちのよい仲であります。
野球部の寮生活で同じ釜の飯を食った仲であります。
同じ飯を食った仲というだけではなく、お互いにチームの中での位置づけとして嫌がられる役回りをしてきた仲であります。
コンプレックスを持っている共通点がありました。
タシロ監督と私はよく先輩の命令で二人で芸をやらされて笑い者になった仲でありました。顔では笑っておりましたが、なかなかの屈辱感であります。
さらに言えば、私の学年は結果も出ず(初戦敗退)ナカナカ苦しい学年でありました。
タシロ監督は俊足の外野手でありましたが、華のあるレギュラーに対して
「お前は足が速いんだからショートゴロを転がしておけばいいんだ!大振りするんじゃねえ」と言われるような選手でした。
そういう指令に対して表面上は「ハイ」と言っていたものの、それに対して「チキショ~」という情念を燃やしていたことを私は知っていました。
タシロ監督と私に共通するのは、従来の野球指導に対する「反抗心」にあると思います。
ですから、「たとえカラダが小さかろうが絶対に当てるだけの消極策を押し付けるような指導はしないし、押し付けられるような選手は作らん!」という執念を持っています。酔っぱらうとよくその話をしておりました(笑)タシロ監督との指導者談義はナカナカ面白いです。
中日の高橋周平選手もそんな中から育った選手です。
特に「人間教育という概念」だけの指導に対しての「反抗心」は強いです。
といって否定しているわけではなく「人間教育」などと称して理不尽でもなんでも受け入れさせるというのではなく、具体的に要求するレベルを提示することで選手が磨かれているスタンスです。
ですから、自由行動を取らせることも多く、従来型の指導者からしてみれば「こんなんでいいのか?」と思われるような部分も多くありますが、実際に育っている選手を見れば「ワルさ」をするようなのはいません。
タシロ監督はリアリストです。
「ボランティアで指導してやっているんだから俺のいうことを黙って聞け」
という従来の指導に一線を引くために「塾と野球」をパックにし、選手は「お客」というシステムを構築しました。
もちろん、このシステムは物議をかましたし、否定する人もありました。当然のことながら「具体的な結果」も求められる。プレッシャーもかかります!
いい選手になる具体的なメソッド(方法論)がなければ話になりません。
その甘えを捨てたスタイルに「夢を実現したい」という選手がついてきてついに実を結んだ。
一応祝福メールをしといたら、
「ありがとう、取材がいっぱい来て、なにがなんだか分からなかったよ~」
と返ってきましたが、私は母校の優勝よりも悪友タシロ監督の大願成就を嬉しく思った。
「自分の作った選手の力で、俺を軽んじたチームであり、指導者を優勝させる」
それが最大の反抗であり恩返し・・・
いま、名門高校の指導者たちが最も敵に回したくない存在となったタシロ監督・・・
あいつ やったな~ お見事!
こんな感覚は気持ちいい!
最高の頂点を達成した選手を育てたのが、最低の結果(初戦敗退)だった学年の控え外野手でしかも芸人をやらされていた人間であるというのが、知っている私としてはなんとも痛快。
よ~し俺もタシロ監督に負けずに立派なの育てるぞ~
チビ東錦と宇野系らんちゅう・・・
というのは冗談で・・・
といいたいですがそんな気分と闘いつつ・・・
そりゃこっちですよこっち!
野球も筋トレも同時進行じゃ~!
(ちょっとカメラの光の調節を間違えましたスイマセン)
あとはこっち
甲子園ではいきなり3塁打を打ったから
「お~!俺にもタシロ監督に自慢できるネタが~」と思いきや、バックホームで暴投するわ、後逸するわで、ダイジェスト映像にも多数出演するとは・・・これはこれでナカナカ目立っていたな(泣)
新チームではキャプテンになったらしい・・・・(それはそれで大したもんだ)
国体では地元枠で出場するのだから、ここで一発、小笠原投手と対戦して欲しいと思っている。
まぁ本人にしてみりゃ
「そんなもんに勝手に巻き込むな」ってなもんでしょうがそれは甘い!(笑)
甲子園はな・・・「大人の代理戦争」なのだ!(笑)
※ここでの話はギャグといいますか、知ってい居る人がニヤリとするような表現が、かなり盛り込まれておりますので、あまり真に受けてマトモな情報と思わないでください。