kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

なんとなく思う

甲子園おわりました・・・大阪代表が優勝しましたね・・・
 
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(昨年、ちょいと仕事のついでに観に行った山の中に突然現れる大阪代表優勝校のグラウンド・・・さすがの設備です。)
 
今年もいろいろ物議をかました話題といいますか、毎年恒例といいますか・・・
 
一つは、「投手の投げすぎ問題」ですね・・・
 
投球数制限を設けるべきか?などという話題が出ております。
 
『複数の投手を育てりゃいいじゃない!』というのが正論ではありますがこれがまたナカナカ難しいのであります。
 
投手といいますのはマウンドで孤独でありまして、それは何もプレーの問題だけではなくそれはそれは皆さんの羨望やら恨みやら嫉妬やらを一身に背負っております。
また、毎日の練習の定番である「バッティングやらノック」というチーム練習では、ピッチャーはほぼ別メニューとなります。
 
ピッチングコーチをつけられるチームならいざしらず、そんなもんほとんど居ませんから、自然と自分で自分を鍛えるという孤独力が必要になります。
 
そんな中でやっていくには、「皆で仲良く分け合って」などと言っているような神経ではとても務まりません。
 
「俺がやらなきゃ誰がやる!お前になんか任せられるか!
というような強烈なエゴといいますか自負心がなければ黙々とランニングなんざやってられません。
 
かつて私は選抜甲子園で優勝した投手の世話をしていたことがありますが、
ま~独特な感性といいますか、強烈な自負を素直に口に出せる選手でありました。
 
超スローボールで話題になった投手がいましたが、周囲から「やめとけって」と言われようとも投げるあの根性は投手独特といいますか、エース根性の一つの表れであると思います。
(彼はあの球が話題になってますが投手としてレベルが高いと思います)
 
『俺が弱ったときにはアイツが投げてくれるから』なんてことを思っているようでは、勝てる投手になるための厳しいトレーニングなんざとてもやってられません
 
 
ただそんなヤツと社会に出てから通常の仕事を一緒にできるかと言えばこれはまた遠い知り合いでいたいような気が・・・・(笑)
 
 
『お前がやらなければダメなんだ!』と思い込ませるのがエースの指導方法なわけで・・・
これをやりながら複数育てるという・・・
 
ああ矛盾・・・
 
とはいえ、教育者としてやはり一人を酷使して潰してはいけない・・・
 
なんとか育てねば!と理想を立てることは誰でもします。
 
問題は公式戦です。
 
ここで2番手を育てるために先発で投げさせるかどうかなんです・・・
これをできる指導者がナカナカいないんです。だってコワイですもん
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こうなりますもん・・・・
 
これをグッとこらえられる人のみが
「一人に連投させるな!」という資格があるのです・・・
(これは修行です ここのO監督は言う資格があります!)
 
問題はこの高い授業料を受け止めてくれる選手ならばいいのですが、
「俺って2番手だしな~」という感覚ならば、
思いを込めた監督の一人芝居で終わるのが悲しいところで・・・
(ここの学校の生徒さんは譲り合いのできるイイ子ばかりでして・・・)
 
連戦には複数投手が必要と言っても勝たなけりゃ連戦にならないというこの葛藤・・・
 
グダグダになってきたので
 
なげやりな結論
 
連戦連投になる投手は大変幸せといいますか、例に出すのが甲子園で連戦になったとか、なんならメジャーまで行って故障したのがこれまでの投げすぎとか、
そんなもん不幸でもなんでもなくて本人の自由というか、
ちょっと胡散臭い言い方をすれば神様が調整したんじゃないの?くらいに思っております。
代わりたい人は沢山いたんですから。
 
さんざん人の夢を摘み取ってそこまで連戦しているわけですからしゃあないだろと
 
そんなことより
 
県で1回戦で負けてるようなチームでも肩や肘を壊しているのが沢山おります。
肩を壊しても誰にも相手にされてないのも沢山いるわけです。
 
そっちのフォローをもうちょっと野球界として考えたほうがいいのではないかと・・・
野球環境の格差が激しくなっている現状・・・
 
それから優秀な素材を潰すのは損失だ・・・などという言い方がありますがそれにしたってプロ側の傲慢な理屈じゃねえかと。プロ行ってどんだけ故障者出してんのと?
 
せっかくアマチュアが手塩にかけて育てた選手を預かってる責任感とかあんのかね?
プロまで行ったにも関わらず失意の状態にして社会に放り出してる現状をどう考えてんだ?
 
なんて思ってみたりします。
 
ちょっと話が逸れましたが、まじめに考えるなら球数制限しかないです。
そうしたら、否応なしに育てるしかなくなります。そうしたら別の選手にチャンスも生まれるかと。
それじゃ変わってしまうと言いますがそれはそれでなんとかやるものだと思います。
 
まぁ、『無名高校に突如現れたエース!』とか言って、名もない高校が一人の投手の出現によりいきなり勝ち上がる!みたいな話は無くなることは覚悟せねばいけませんが・・・
 
それ言われると「あっ・・・」って思いますよね。
そんなドラマも一つの楽しみですもんね・・・
 
このネタのテレビの特集で東京の某強豪校の監督が
「それ(球数制限)やったら、とにかく振らないで球数を投げさせようとするのが出てきてつまらなくなるでしょうね」とのコメント・・・
 
アハハ、さすが名将!ちゃんと誠実に答えていてさすがと思いましたが
 
こりゃすすまねえわ(笑)
 
ダラダラと解決策のない話を書いてしまいました。
不快に思った方がいたらすいません。
 
もういっこ「大量得点差あんのに盗塁すんのはどう思う?」
を書こうと思ってたけどまたにします。