『バッドリハーサル、グッドショー』か・・・
これからは自分に言い聞かせよう。
ふと考えたことをダラダラと・・・
こんなこと自分でいうのもなんだけど、「善人」に見られることが多い。
まぁ、お金やら出世にギラギラした感もなく、高齢者やらの運動教室をしたり、頼まれごとをされた時には、それが自分のチカラで可能なことなら、嫌な顔せずほぼ引き受けたりしているものだからそんな風に見えるのだろうとは思う。時間にもあくせくせずにやってますし・・・(ホントに忙しくないだけだったりしますけど 笑)
そんな前フリをしたうえで、
若いうちに言われると「キッツいな~」と思うセリフ
「結果がすべてなんだよ」
というセリフ
これ、
「結果は出なかったけども、頑張った部分も少しは評価してくれたっていいじゃない」
というような時に言われるのが王道のパターンかと思います。
「結果主義」(勝利至上主義にも近いのかな)
なんて言葉でちょっと冷たいニュアンスでしょうか。
「プロは結果がすべて」
なんてよく使われます。
コーチングの世界では、こういう姿勢はよろしくなくて、
「プロセス(過程)を大事に」なんてなことを言います。
もちろん私が選手に対して接するときはそのようにしているつもりです。
(あまりにプロセス重視すぎてちっとも成功してませんが)
・・・と、一般的には
「結果がすべては厳しいことば」
という意味であろうと思いますが、最近の私はこのセリフを
自分自身にかけることによって自分を保っております。
・・・と言いますのは、
長年にわたる「自分殺し」の修行の成果が随分と出ておりまして、
腹の中(心の中)では全く無気力状態なのにも関わらず、表面上はとても「いい人」になっているわけで、それなのに、なまじっか感謝されたりすると、
「いや~、そんなに誠実でもないですから~」とけっこう言ってみたりするのですが、どうやらそんな程度でもいいらしく喜んでもらったりする。
少なくとも、人間関係におけるトラブルはない。
そりゃそうだ他人の領地を侵すようなことはしませんから。
小さい時から教わってきたような「道徳心」「誠実さ」「素直さ」「正義感」みたいなものは腹の中ではまるでない。
そういういいモノが無いだけではなく、
逆に「虚栄心」「嫉妬心」「怨念」「後悔」みたいなものはてんこ盛りでそれを押さえるのに必死なくらいである。
よく漫画なんかで、悪いことをしたくなったときにアタマの中で天使と悪魔が出てきて「そんなことやっちゃダメだ」とか「やれやれ~」と戦っているシーンがあったりするがまさにそれである(汗)
・・・で、その戦いで疲れちゃっているもので、
表面にはもう燃えカスみたいな自分が外面(ソトヅラ)として表れているように思う。
自分の欲望を表面に出せる人はやっぱり大したものだといつも思う。
もはや今の私は誠実さもまるでなく、
「私はもう死んでますから」
みたいなモードで色々と作業といいますか、
人と接していると案外うまくいくという。
特別な成果を出すわけじゃないですがトラブルはないという。
こんな調子でいながらも
「こんな腹の中(心の中)なのに感謝されていいのだろうか?」
なんて、青臭いことを思っていたりしたのです。
なぜ、そんなことで引っかかるかというと
私は、かつて若い時に読んだ
「職業としての学問」(byマックスウェーバー)
という本の中の一節で
「情熱なしに、なしうる全ては無価値である!」
というフレーズに、アホみたいに感化されて
「そうだ!なにごとも情熱だ!例えうまくいこうとも、そこに情熱がなければ価値はないのだ!クールにうまく行ったって仕方ないじゃないか!」
とかなんとか言って、自分を励ましていたのです。
kokokaramakuru.hatenadiary.com
というわけで、その線で行きますと、
この状態は全くの無価値ということになっちゃうな~と、
情けない気持ちになっていたわけであります。
・・・と、そんな時、冒頭のフレーズが
そうだ
「結果がすべて」だ(笑)
「結果がすべて」ってそういうことだったのかしら(笑)
となると、ずいぶんとありがたいお言葉だな~と
「プロは結果が全て」って、
そりゃ考えてみれば色々と抱えながらやっていくわけだから、
そりゃ心の中までいつも整っているとは限りませんもんね~(笑)
こんなのを読んで「ナニ言ってんの?バカじゃない」と笑える人は正常です。ちゃんと自分の心に素直に生活して感情を出せる方だと思います。「嫌なものは嫌」と言えたり、酒飲んで周囲にまき散らしたりできる人だと思います。
ただ、表面はいいけど実は表に出すことができなくて「なんだかな~」と思っている人もいるのではないかと。
そういう人に向けての
「結果がすべて」です。いい人にみられてりゃそれが結果です。
「だから、これはこれで大したもんなんだ」
という解釈はいかがでしょうか?なんてなことを思ったという。
そういえば、役者論として「悪役をやる人はいい人が多い」という。
「いい人だからこそ、悪が分るから悪役を演じることができる。」という。
お酒をあまり飲まない人のほうが酔っ払いの演技が上手いというのもあるとか。
自分が酔っ払ってないから、観察できる。
そういう意味じゃ、私は腹黒いからこそ、善人を演じることができるのだな・・・
う~ん、納得(笑)
言葉の解釈って面白いですね・・・
怖いけど
一気に書いて、読み返して思う。
「メンドクセ~ヤツだな~」