私です(バーベルは35kg)
久しくバーベルを持っていなかったのだけども、ちょっとアドバイスをしなければならない状況が発生し、もう一度復習しなおしている。
「しなければならない状況」なんて、いかにも受け身で書いたけど、本心では「ありがたい」と思っている(笑)
なかなか自分のためにカラダを鍛えるという発想が持てない性格なので、指導を受けてくれる相手の出現は感謝。
上の写真だとデッドリフトをやっているカタチだけども、まずはここから作っていくのが基本ということで・・・
やらなきゃいけないのは、「パワークリーン」(ハイクリーン)
ざっくりいうと、重量挙げの動作で頭上まで上げる部分はナシというやつで。
筋トレ種目は数あれど、というか数あるからこそ、この「パワークリーン」をできるかどうかで、「あ~そういう感じですか~」と、どちらにも見られてしまう種目である。
『ベンチプレス・デッドリフト・スクワット』
のことを、「ビッグスリー」と呼び、筋トレ種目の王道とされる。
その上で、このパワークリーンができる(自分でできる、プラス指導できる)とスポーツ競技指導の場面ではかなり頼りにされる。
というのは、同じバーベル種目でありながら、スクワットやベンチプレスよりも瞬発力や柔軟性、テクニックなどが要求される種目で、ここで培われる能力はスポーツにかなりつながってくる。
野球でいえば、これをやると打球が飛ぶようになる。
(※注 バットに当てる打撃技術があるうえでの話)
なぜかというと、この種目は「カラダを上手く使って腕だけでは上がらない重量物を持ち上げる動作」だからである。
私は説明の時の例え話としてケン玉や、おんぶの時のショイ直し動作を用いている。
腕では上げることのできない重量を、小さな動きで鋭く出力して全身の連動で跳ね上げる。
どこかの筋肉を鍛えることを目的として、そこを主働筋にして行うという、通常の筋トレ種目とは全く別物なのである。
その反対に、筋肉自体にしっかり効かせながら行う筋トレの代表例が「スロースクワット」で、ゆっくり動かすことにより軽い負荷でもしっかりと筋肉に刺激を与えることができる。
カラダが小さくても打球を飛ばすことができる人は、この「パワークリーン的なチカラの出し方」を習得していると思われる。
デカくても飛ばない人は、その反対ということで。
こういうことを学ぶと「飛ばすのは天性」などと云われて諦める前にやってみることがありそうだ。
キャッチ動作
肩まわりやら手首やらが硬くて肘を前に出せていない・・・
ヘッポコ感が満載(泣)
だから、ホントはもうちょいお尻が後ろに出たカタチでキャッチしたいができない。
次の日には手首が痛くなってきた・・・
そう、この種目は関節の柔軟性もとても重要なので、この種目をちゃんとやろうと思うと、筋力だけでなく、各関節の柔軟性も大事になってくる。
それから、この種目を意識すると背中を寄せるので、結果的に姿勢作りにも役立つ。
思い起こせば、4年前だったか、これを競輪選手に指導したことがあったのだが、その指導のあと、運動不足のカラダで見本をやっていたものだから、あくる日から脊柱管狭窄症の典型症状が出るようになり3年間ほど難儀した(泣)
今度はそういうことの無いように慎重に作っていかねば(笑)
以下はその時の記事