kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

写真から

野球チームのベンチ後方で試合を見つめるトレーナー

 

「こんな感じでやってます」と、

広島の社会人野球チーム「伯和ビクトリーズ」でトレーナーを務めている西田さんから活動写真が送られてきた。

 

ワタシの務めている関西医療大学では、スポーツチームのトレーナーをやってみたいと入学してくる学生が多いのでこういう写真はありがたい。

 

トレーナーさんの仕事って裏方さんなので、なかなか写真を撮ってもらえない。

「ちょっと俺の写真を撮ってくれ」などと言えば、「遊んでんのか?」と言われてしまいそうで・・・

 

もちろん、実際に学生の育成段階では「ミーハーではイカン!」という指導を受けるので写真なんぞないことが多い。

 

とはいえ、育成機関側である私としては後輩学生のためにも「誰かに写真を撮ってもらってくれ」と頼んでいた。

 

そうしたら、こうして送ってきてくれた。

誰かに撮ってもらえたのであろう。

 

これだけでも、チームの中でよい人間関係を築けていることが伺えて頼もしい。

 

西田さんの所属するチームは社会人野球の中でも全国大会に出場するレベルのチーム。

残念ながら今回は、あと一歩のところで出場を逃してしまったのだという。

 

それでもそういうチームの中で堂々とやってくれているのがありがたい。

お~!トレーナーしているじゃないか!(笑)

こういう仕事の何が面白いのか?

「こんなのやってなんになんの?」

 

・・・と冷静に言われちゃうと苦しいのだけど、こういうのが嬉しいもんなんですよ。

 

練習の補助員も買って出る、こういう時に使うためのグローブを作るのもまた楽しいもんで(笑)

 

というか、この写真の状況になるためにトレーナーやってるようなもんだ。

という元野球小僧はけっこういるように思う

 

こうして、選手じゃないのにグラウンドに入れる。

なんなら、高校野球補欠の時は肩身が狭かったけど

トレーナーになったら堂々と主戦場に立っていられる。

しかも、冷静な顔して。

「私は中の人でっせ」と(笑)

 

「俺はいま、補欠だから球拾いしてるんじゃね~ぞ、スタッフとして安全管理業務をしているんだぞ」と(笑)

 

 

 

かつては観客席から金網ごしに「あ~そっち側(グラウンド)にいってみたい」と思っていた少年がこうして夢を叶えているのであります。

 

プロ野球だって試合前のグラウンドの中にいる関係者ヅラのスーツの人たちだってそんな人が多いように思う。みんな嬉しそうだもの。

 

 

これやりたくてやってんだ。

 

ワタシは西田君の性格を知っておりますので、

これは大変に喜んでいる顔です(笑)

 

こんなの「なんだそりゃ?(笑)」と笑うのが普通の感覚です。

ただ、補欠のくせして野球を止められない人には通じる感覚だと思います。

 

 

野球のグラウンドってなんだかワクワクするんですよ。

 

活発なタイプでトレーナーになっている卒業生はもちろん素晴らしいけども、こうして地道に活動して実現している卒業生の存在もやっぱり励みになります。

 

 

それにしても・・・・

 

この写真を撮ってくれた人も相当だな、わかってらっしゃる(笑)