kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

試合もあわせて

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小学生を励ました次の日は、社会人野球チームの訪問をしました。

「最近、よくいくな~」と思われるでしょうが、その通りでして、
トレーナー志望の学生に体験を積ませるために連れて行こうと思うと3月中の今しかありませんものでいけるときに行っておこうと・・・・

今回は試合の日にいきました。

試合のときはどのような動きをするかを学ぶためです。

前日まで小学生のプレーを励ましたりしていたものですから
このクラスの社会人を見るとどの選手も「速いな~強いな~」とビックリします(笑)
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前回の訪問のときにアドバイスした投手も投げていました。

やはりアドバイスした選手が、試合でどんな風になっているのかは気になるところです。

本人いわく「前回の映像を見て修正したポイントができてよかった」と言ってくれたのでホッとします。

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今回は、試合のときのハイスピード(スーパースロー)動画を撮影しています。

これもあとで喜ばれましたが、
「できれば変化球のときとストレートのときを見たかった。」

という意見もきけて、
こういうのが大切な経験だと思います。
選手がどんな希望を持っているのかを感じるのも大事だと思います。

じゃあどうするか?

ブルペンでは投げる前に球種を声に出すので分りますが試合ではそうはいきません。

ですから、
記録用紙を用意して、撮影したファイルナンバーと球種を照合できるような作業が必要になってきます。
できれば理解しているスタッフが二人以上いるとよりいいですね。
(撮影係と記録係)

そんなことを想像するとどんな準備をしたらいいかが分ると思います。
人の準備も大事です
こういう作業に向いている人というのもあります。

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天気予報の通り、昼過ぎから雨になり、午後は室内練習場でのトレーニングとなりました。

トレーナー学生の二人も混ぜてもらい、トレーニングの補助をさせてもらいました。

選手とわき合い合いのコミュニケーションは野球好きとしては最も楽しい時間ではないでしょうか(笑)

ワタシなんかは、こういうのがしたくてトレーナーというか選手と関われる立ち位置を模索しつづけているともいえます。(教員タイプかな)

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奥の学生のテラモトくんもいい笑顔です。

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ワタシのほうは前回の訪問で気になっていた選手とおしゃべりしてました(笑)

ピッチングフォームの考え方についてです。

聞いてくれる相手に話せるのは楽しいです。(笑)


ここからはマニア向け

投手以外の人は嫌になる文章になります(笑)


「考え方がフォームに影響してくる」というワタシの自論がありまして。

ようするに悪いフォームといいますのは
「本人の中にそうせざるを得ない事情」があるので、

そこを解決しないことには、
実は「腕を振れ」というようなことを言われても無理なのです。

このクラスの投手は一通りの「世の中で言われている理屈」は知っています。

それをどうつなげりゃいいのかが整理されていないケースが多いのです。

例えば「下半身のタメ」ってなんのタメ(為)?

誰のため?

どうしてもやらなきゃいけないの?

なんてのを整理してなければ、

いつまでタメてりゃいいワケ?」なんて質問に応えられないわけです。

「いい投手はフォームにタメがある!」と指導したところで、

『じゃあタメりゃタメるほどいいの?』なんてのにどう回答するか?

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「そんなのどう思う?」

「あ~たしかに・・・」

なんて議論をしてます(笑)

一例

いわゆるヒップファーストと言われるタメの形があります。
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こんな場面


このヒップファースト(お尻から)という形で、
出来たエネルギーを直接、
球にぶつけようとすると。

力のピークがくるタイミングが

になってしまうのです

「その勢いを球にぶつけるものなんだ」解釈していると
当然上半身を倒して投げることになります。

ようするに
ショルダータックルに最大の力が発揮されてしまうのです

ところが、
ボールは手の先にありますからまだ肘と手首の二つの関節が残っています

実はヒップファーストは見かけの形の問題で、
やりたいのは勢いではなく後ろへの傾けです。

そうすることによって「肘を挙げやすくなるのです」

ですから「ボールが回ってきて肘が上がってくるのを感じているか?」が大事です。

だから、肘が上がってくるまで待ってられる時間稼ぎができればいいじゃん。

・・・と、「なんのタメに」が理解できれば、ほんじゃクイックはどうする?

なんてのも応用が利くわけです。


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自分の動画なんかを見ながら議論

こんな議論をしているうちに
「あ~早く投げて~なんで雨なのよ」とつぶやいておりました(笑)


実は一番大事なのはフォームよりもこの気持ちだったりするわけで・・・

ワタシにとっても楽しい時間でありました。

20年、研究してきたものを発表しているわけですから。
タメたけど出すところが無かったら、それもカラダと心が壊れます(笑)

演じるのも大事だし、自分をぶつける部分も大事ですね。

こういう時間が持てると、

学生さんには、とてもとても優しくなれます!

4月からは、いい先生になれそうだ(笑)