kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

野球観戦

中日の期待のエース 高橋投手

 

2023年6月28日(水)久しぶりに甲子園にプロ野球を観に行く。(中日VS阪神

中日ドラゴンズ広報の小林正人さんから招待してもらった。

(写真はNHK球辞苑出演時のもの)

 

「いま、一番期待されている高橋が投げますからどうですか?」

と、嬉しいお誘い。

 

実はワタシも名前は聞いていたが、あんまりちゃんと観たことがなかったのでそれは行くしかないということで、授業を終えて甲子園まで車を走らせた。

 

ちなみに阪神先発投手も大躍進の大竹投手ということで、「これは投手戦になるな」と思われるシブイ対決でありました。

 

ということでブログの更新も滞りがちなので、ここは一つ小出しにしながら書いていくかと(笑)

 

あくまで、3塁側の外野よりの内野席から初めて生で観た投手の感想ということで。

 

こういうこというとエラそうでなんだけど、過去にワタシの投球指導を受けたことがある人が、この投手の投げ方を観れば「あ~教わったのと同じですね」と言ってもらえるような気がする。

 

この投手の特徴の一つはこのテークバック。

かつてこの肘の使い方は「野手投げ」と言われていたような気がするが、テークバックを大きく取らずにサッサと必要な高さまでボールを上げている。

 

この投げ方はワタシが大学院生のころに、

『結局はこのトップのカタチからの加速局面の充実こそが大事なのであって、それ以外はおまけ』と決めつけてフォーム指導をしていたのだけど、それと一致していて嬉しい。

 

テークバックの大きさなんかより、このカタチの素晴らしさ。

まだまだ余力が残っている。

胸が正対している。これなら大崩れしない。

この時に肘を柔らかく使おうとし過ぎて折れてしまっていると肘を壊す。

おそらく、肘の角度をある程度固定して肩を回していると思うが、これはかつての常識では無かった投げ方だと思う。

ワタシが指導していた方針は、この投手のやり方そのままということではなく、

「この上の写真のカタチができるのならば、テークバックはなんでもよい」ということです。

この肘の固定感を出す投げ方は、スランプになった投手に行っていたやり方でした。

ですから、この投手が試合でやっているのを観て「お~試合でもいけるんだな~」と感心していました。

ただ、「スムーズじゃないからカッコ悪いと嫌がられる投げ方」だったんだけどな~という思いで観てました。

この投手は「カッコより勝負」というタイプの投手なのだと思います。

 

それから、このテークバックのメリットは、ゆっくり投げたりクイックをしたりするときに非常にやりやすいというメリットがある。とても実戦むきな投げ方ともいえる。

 

 

ゆったりと入っておきながらも、トップからここまでがべらぼうに速い。

顔もぶれていない。腕が前に向かって伸びている。すぐに真下に来てしまう投手も多いが、ここで前に押している感覚があるように見える。

 

実際に球筋を観てみた感想。

いや~もちろん球速も150キロをラクラクと超えていて早いのだけど、

「スパーン!」と糸を引くようなストレートは観ていて爽快でした。

遠くからなので変化球の落ち具合は分らないですが、三振している感じからすると、相当にキレているのだと思います。

 

いいもの観れました。

 

 

ちなみに写真右端の阪神ベンチに座る二人の阪神スタッフ・・・

よ~くみると

 

「お~!橘さんに中西さん お元気そうで何より(笑)」

左から藤本さん 栗山さん ワタシ 橘さん 中西さん(2022年1月)

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コロナが収束したのでもう会うことはありませんが、ベンチスタッフにも見所があるのが楽しい。