ベンチにはイスもあるのに、皆さん立ち上がって応援しております。
そりゃ打っている方も力が入ります(笑)
打てなくても、誰かの励みになります(笑)
フライって、あの上がった瞬間にみんなの視線がボールに行き、
キャッチの直前に一瞬の静寂がありますね。
そして、キャッチできた時のあの昂揚感はなんとも言えない魅力ですね。
なんでしょうか、皆の気持ちが一致するというか・・・
捕った人もドキドキです。
突然、自分のところにボールが来るというのはある種のハプニングだと思います。
自分のところにボールが来るという偶然性、そして注目される視線、
できればちゃんと捕りたいというのは本能的なものではないでしょうか。
恒例の運動教室を行いました。
この日は、地元の文化祭なるものがあり、参加者が少ないのではないか?
という懸念がありましたが、
ありがたいことにちょうどいい人数で25名ほどの参加がありました。
しかもその中には以前に私が
健康運動実践指導者の講師をした時に
受講してくれていた参加者さんも来てくれていました。
西宮と東大阪からはるばる2名の方が来てくれました。
看護師さんと運動施設で指導されている方でした。
この日のテーマは私の本職である「野球」でした。
いや~ 改めて野球の発見がありました。
野球って、
世代間交流にやるにはホントにちょうどいいスポーツだなとつくづく思います。
というより、
精神的にオトナになっているメンバーでやる野球はまた全然違いますね。
勝負の野球しか知らなかった私には凄い発見です。
相手の力量に合わせて打てるところに投げ、
皆でそれを見守り声援を送る。
相手との危険な接触もないし、
相手のナイスバッティングやよいキャッチには拍手を惜しまず、
よい空気感の中でお互いにプレーをする。
他人の順番の時にどれくらい気持ちよい雰囲気でいられるか・・・
これは若者にできないことの一つですけども、
この運動教室では、みんなが他の人のプレーに声援を送るから
ホントに楽しくなってます。
まぁ、ホントにオトナ向けのスポーツだと思います。
ここに参加している学生たちは、
そういう点ではとても気持ちよく動けます。
というより、その先にある面白さを味わっています。
この日は、恒例にしている「こことれハカ」の後、
チームに分けて練習をした後で試合を行いました。
監督・審判および、ディレクター役を4年生が行いましたが、
なかなか大したものでありました。
けっこう、レベルの高い調整力が必要だったと思います。
初めて来た参加者さんが、
「ここの学生のコミュニケーション能力すごいですね!」
と驚いていましたが、
その辺の学生には「ない感じ」は仕込んであります(笑)
美味しい料理を食べる喜びよりも、それを作る喜びといいますか
以下は試合後のチーム別写真です。 みんないい顔してます。
チームをまとめる役割、イスを運んだり用具を整える役割、
名前を呼び出す役割、審判の役割、
全体の進行を見る役割 写真を撮る役割 などなど
どれが上だの下だのではなく、
ひとつの企画をする上で各人が役割を果たす。
そんな雰囲気ができてます。
自分が目立たなくても、トライが決まればそれでいい。
まさに『ワンチーム』
こりゃしばらく楽できる
・・・と思ったら、4年生はもうあと2回なのでありました。
実はこの日、
この企画のあとでいつもやっている反省会を早々に終わらせて
やや冷えてきたグラウンドでソフトボールをしました。
寒いから嫌がるかと思いきや、みんなハツラツとやっていました。
なんか、野球の原風景みたいな写真です(笑)
学科、学年を超えて、
志をともにしているメンバーとのソフトボールは
そりゃもう楽しそうでありました。
社内の親睦会みたいなものでしょうか(笑)
こういう時は、どこかに球が行ってもすぐに誰かが取りに行きます。
「いいよ、いいよ俺がやっておくよ」
という雰囲気があります。
道具も率先して運ぶし、それが楽しそうです。
こういう雰囲気の時は失敗もまた楽しめます。
お互いにお互いを大事にしてます。
逆に、うまく行っていないときは誰もボールを拾いに行かなかったりします。
「なんで俺がいかなきゃいけないんだ」なんて状態です。
みんな能力やら性格はバラバラでありますが、
とても微笑ましい様子であります。
私の性格には合っているのはこういう雰囲気であります。
もっと早くこういうのやりゃよかったな。