引きこもりながら考えたことを・・・
いわゆるネズミ捕りのような形のスピード違反なんぞで捕まった時の感情として、
「そんなところで隠れてスピード出るまで待ってないで、もっと早めに姿を見せてくれればスピード落とすだろうが」
なんてものがありますね(私は3回あります スピード2 シートベルト1)
もちろん、むこう(警察)としちゃ、
「そんなことしたら誰も捕まらんだろうが。」
と思ってますわね(笑)
さて・・・
この状況の中で街中を出歩いている若者を捕まえてインタビューし、
「自粛なんていやですよ、やりませんよ」なんてなセリフを言わせて、
「こんな若者たちはけしからんですね~」
という雰囲気をあおるようにみえますが・・・
あれってどうなんでしょ。
完全にそういうコメントを取りにいっているんじゃないですか。
そういうこと言いそうなのを捕まえているんじゃないの。
「ダメだよ、こんな状況の中でそんなこと言っちゃ!」
と、本人に直接言った人っているのでしょうか?
「そんなこと言ったらこっちの仕事にならん」
というのがメディアの気持ちでしょうけども。
「そのセリフはこんな風に悪く思われるけど放送していいかい?」
って聞いているのかな?いるわけないか。
インタビューって、自分が受けている時は
カメラ一つと、聞く人が一人でポツンという感じだから
素人はそれがテレビでどんな風に見えるかまでは想像できないと思うけども・・・
かつて、成人式で大暴れみたいなニュースが定番だった時期がありましたが、
あれだって放送すっから、
サービス精神旺盛なやつか、
気が小さいのがおだてられてホイホイとやっちゃったんじゃないのと・・・
「そんなカッコしてるからには、いくんでしょ?」
ってけしかけているんじゃないの
ちなみに甲子園番組のお涙ちょうだいストーリーだって
あんなに都合よくたまたまあるわけない・・・
事前に「なんかいい話ない?」と調査するわけですよ。
そりゃ甲子園に出た人は皆さん
「あ~こうやって番組って作っているんだ~」と知るわけです。
まぁ若者が言うこときかないといったってそりゃそうだろうと思いますよ。
だって、「上の人がいうことはちゃんと聞こう」という文化は廃れてますもん。
基本的に上の人が下の人に言うことはその時に本人には理解されないことがほとんどなんだから。
「今、あなたの知識で分かるように説明している時間はない。
いいから黙って言うこと聞け」
なんてのパワハラだのなんだのと言われるのですから。
「私にわかるように言ってくれないということ聞きません」
・・・って、
かっこいいけども、そういうのを推奨というか、
黙認していると、
こういう時には、まぁこうなるわけです。
こんな風になる以前の世の中の状況が、
まじめに従った人が
「なんだか損してね~か?」ってなって久しいですもん。
大人の言うことを無視して行動した人が「行動力がある」なんてチヤホヤされて、
そういう連中を指摘すると
「日本は出る杭は打たれるつまらん文化」
みたいに言う論調に「そうだな~」なんていってりゃ、
こういう状況になるでしょうよと。
たとえば学校が指導したら、
マスコミがよってたかって叩いて指導力を弱体化させたわけですから。
熱心に指導したほうが叩かれるリスクがあるわけで、
情熱的な先生はやりにくい状況になりゃこうなりますでしょ。
まぁそれで良くなった部分もあったんだろうから、
その分のリスクはこうなるということなんじゃないですかね。
いま、若者を悪いように言っている世代(我々?)が、
じゃあ若者の時に言うことを聞いたか?と言ったら、
言うこときいてないでしょ。
「まぁいけるべ~」
と見込みで行動する感覚は、
歩行者信号の感じをみればそりゃまだマシなほうだろうなと・・・
世の中、あいつはあいつ、こっちはこっち
というのが定着してしまい、それはそれで便利だったけども、
こういう事態になると弱いってことなんですかね・・・
いや・・・強いのか?
どっちなんでしょ。
皆さん、自分に被害がおよびそうになった途端に
ヒステリーになっているように思うけど、もうちょっと以前から、
みんなつながっていると思っていたらと思いますけども・・
こんな事態になったことで、また色々と学ぶこともあるんじゃないですかね。
古くからの教えはこういうことだったのか~なんてのもあるかもしれませんし。
私が多感だった年ごろのころにあった嫌いだった感覚として
「それ、法律できまってんの?」とか
「やらなきゃいけないの?」なんてのがありました。
さらに
「法律で決まっていないのは悪いことじゃない」
みたいなことをよく理解して要領よくやることが、
むしろ頭がいい、かっこいいみたいな風潮がありました。
私なんかは
「いや~法律で決まってないといったって、あの人に悪いでしょうが」
なんて思ってやったことが
「おまえは人が良すぎるんだよ」なんて調子で言われても、
確かにそうだなと思う面もあり、歯ぎしりしておりましたが・・・
それが蔓延している現在の中で
「国からの自粛の要請」に対してどう対応するか?
こんな時に現れるな~なんて思ってみてます。
「え~、それって守らないといけないんですか~」
なんてのは、何も今の若者ではなく私らの世代にかなりあった雰囲気でありました。
まぁ、だからなんだというわけではありませんけども、
この経験でまた色々な教訓が生まれるんだろうな~と思います。
にわかで「ワンチーム」で盛り上がりましたが、
やっぱり「にわか」だったなと(笑)
「にわか」が好き勝手に論評するのを容認する文化はこういう時も
「にわか」が好き勝手に言うからまぁバタバタで。
「ちゃんと人の話を受け止めよう」という教えはけっこうあったけど・・・
そういや、小さいころに「ノアの箱舟」って教会で聞いてインパクトあったな・・・
もうちょっと経ったら、また状況変わるでしょうね。
これを機に、みんなでつながりを考えるようになったらいいな~と思います。
さ~4月から学生が来るぞ~
こりゃもらうな・・・
早く寝よう