国家試験の結果を受けて、卒業生がお菓子を持ってあいさつに来てくれた。
「メデタク合格できました」とのことでありました。
そう、ちょっと前のネタで書きましたが、
私の運動教室のスタッフをしてくれている学生ではありますが、
国家試験への取り組みがちょっと甘いのがおりまして
罵詈雑言を浴びせて喝を入れた学生であります（笑）
「あの喝が効きました」
と嬉しそうに言ってくれるが、
合格したから言ってくれて絵になるが、
落ちていた日には私も一緒になって謝罪行脚するハメになるところでありました。
挙句に「ひどいこと言われたパワハラだ」なんてなることもあるわけで（笑）
「そんなもん恐れていて教員ができるか！」
・・・と勇ましい方もおられましょうが、
私はちょっと文句を言われても凹んでおりますから恐れまくりであります。
いや、「クビになる」みたいな怖さではなく、
伝わらないで、
ただ相手を傷つけたということになってしまうことに
なんとも言えない辛さがあります。
だいたい、そもそもなんで私が説教せねばいかんのか？
という気持ちもありつつ、
「いや、先生（私のこと）が言ったほうが効果があるから」
などと言われてやっておりますが・・・
よくこういう言い方ありますけど・・・・
誰々に言われると引き締まるというのはどういうことでしょうか？
それこそ日ごろのつきあいなんだろうなと・・・
「この人にはいつも見守ってもらっている」
という実感があるかどうかでしょうか？
パワハラかどうかは日ごろの信頼関係・・・
などと理論的に言われますが、
それをやろうと思ったらナカナカの労力であります。
「社会に出てみて、あとでわかりました」
みたいなものもありますが、
この皆さんが短期の効果を求めている昨今
「いまでしょ！」
と言われてしまうもんで、
私のようなスタンスはあとで本人が来て感謝しようがなんだろうが、
世間的にはなんでもないのであります。
「後でわかってくれればそれでいい」
みたいに仏みたいなことを言う先生もおりますが、
私はそこまで達観しておりません。
遠くから見ていて「来るもの拒まず去るもの追わず」
・・・て、やれりゃカッコいいですけども
指導している時には去られたらホントに堪えるものであります。
去られても傷つかない程度の指導でなにかになることってあんのかな？
・・・
まぁ、資格は取れるか（笑）
そういうのが資格システムなんだもんな。
今回、挨拶に来てくれた学生は就職活動で
私の運動教室での活動をアピールして絶賛されて内定が決まったという・・・
まぁ、そりゃそうだろうなとも思う。
活動を通してさんざん説教したし（笑）
まぁ、こんなブツブツ言ってられるのも、
全員が無事に合格したからであって、
もし落ちていたりしたらそれこそ掌を返して、
「いや～ホントにいい学生でした」
なんてなこと並べて、穏便に済ませようとするんだろうな（笑）
まぁ、今回あいさつに来てくれた学生は、
もう最初はホントにへんてこりんな学生で、
まともにコミュニケーションもとれず
「も～なんだよコイツはまいったな～」
なんて思っておりましたが、
4年間運動教室で参加者の皆さんと触れ合ったら、
あら不思議、ちゃんとやりとりできるようになりました。
母校（高校）のほうでも、
「あれ？お前ってこんなちゃんとコミュニケーション取れるやつだったっけ？
変わったな～」
と驚かれたようで（笑）
こういうのって、
送ってくれた側からするとインパクトあるんじゃないかと思うんですよね。
「あの変だったやつが、あの大学に行ったら変わったぞ！」
なんて評判になるのはいいことですもんね・・・
なんて調子にのっていると
「よし、この変なやつもあの大学に入れてみよう」
なんてなるかもしれないけど（笑）
しかし、こうなると結果的に良くなった学生に関してはエピソードとして
「こいつは最初はヒデ～やつだった」と盛りたくなるもんですね（笑）
そのほうが面白いもんな。
