こんなのが話題になってたんですね(笑)
「男だろ!」
・・・って、こんなド定番のセリフでもそれなりに議論になるというのは、いい世の中になった・・・というのかどうか(笑)
私の恩師の松永教授なんて、
「あいつは女にしておくのはもったいない」
なんて褒め言葉で使っていましたけど、それもアウトですね(笑)
「女の腐ったみたいにウジウジすんな」
なんてのもあったけどあれもマズイんでしょうね~(笑)
ちなみに私は幼少期より、父親からの教育で
「男だったら落ちたものを食べるくらいのガッツがなければイカン」とかなんとか言われ、ホントに拾い食いして怒られたということもあります。(グリコ事件があったころでして)
あとは「男は黙ってサッポロビール」なんて、何かを言っているような言っていないようなセリフでなんとなく「男とは」みたいな概念を植え付けられた気もします。
少年時代に見ていた特撮ヒーローものの「宇宙刑事ギャバン」では、オープニング曲で
「男なんだろ♪グ~ズグズするなよ♪」
なんて始まりでしたけど、今だったら文句いわれるのでしょうね(笑)
ビーバップハイスクールやらが流行っており、「男らしさ」みたいな環境がそろっておりました。
一方で母親からは「これからは男女平等の時代で、男が女性に偉そうにしている時代ではない」などという教えも受けたもので、その辺の兼ね合いがさっぱりわからず、とりあえず女性に対してはすぐ謝るという習性が染みついております。(まともに議論をしようとしないともいえますが)
一方で、生物学的にいうと「男とはけっこう弱い」ものだそうで、
後天的な「教育」によって
「男なんだから強くなきゃイカン!」
と教え込むというか「洗脳」するからこそ、それっぽくなるのであり、
女性の方は「女らしくしてろ」と教え込むからこそ大人しくなるのであって、
「そんなのもう要らん」となれば、
女性は生物学的な性質の通りに強くなり、男性は理論どおりに弱くなる。
・・・なんてなことを学生時代に聞きましたが、確かに今の学生さんの状態やらを見ていると納得できる状態かと思います。
この記事の駅伝ですけど、あの中継で指導者の掛け声がバッチリ聞こえるというのはマイクの性能なのでしょうけども、どうなんでしょうか?(笑)
あれを拾うのは果たしていいことなのかどうか。
選手と指導者の会話ってのは、その特殊な関係で成り立っている会話であり、それを無関係の冷静な視聴者が聞けば「え~!そんなこと言ってるのヤダ~」となることはあるのですよ。
スポーツというのは「非日常」なのであり、
そこでの会話も非日常になるのは必然というか・・・
「できる範囲で頑張れたら頑張ってみてください、無理しないでください」
なんて言われながらチカラが出るわけがない(笑)
あの「男だろ!」
だって、なにも「女を下に見てる」なんてのじゃないですけども。
「そうでもいってなきゃやってられん」というだけで(笑)
むしろ
「男なんだから無理しろ!女性だったら無理すんなよ、カラダを大事にね」
ってなもんじゃないの。
そんなもん拾って、冷静に「あの言葉遣いはイカンです」って言われても・・・
酔っ払いの会話をシラフで聞かれているようなもんでしょうか。
さて、男女論というのもなんですけど、
私は女性の社会進出は大賛成といいますか、やはり女性がどんどんと活躍してくれた方が、世の中平和になるというか、なんとなく華やかになりまして(これもいけないのかな?)とても楽しい。
競輪なんかでも、ガールズ競輪が始まっただけではなく、中継でも女性のキャスターがどんどんと活躍してくれて、男性の解説よりも的確で見ていてとても楽しい。
釣りのほうでも、以前ならいかにもベテランみたいなオッサンが出てきて「素人が口出すな」みたいな雰囲気だったけど今では女性の釣り師が大活躍している。
まぁ、今までは「男なんだから我慢しろ」と言われてよくわからんけどそういうもんかと思って引いていたけど、これからはそういう時代でもないのでしょうね。
女子野球も始まって最初は「そんなもん面白くないだろ」と思ったりしていたものですが、男のプロ野球の「応援されて当たり前」みたいな態度を見ていると、そんな感じなら「女子の方が楽しいや」ってことにもなりそうな気もする。
色々と世の中がひっくりかえるのを「パラダイムシフト」といいますけども、いよいよ始まっているのですね~
50年後くらいになったら、「昔は男が前線で闘っていたんだってよ」なんて感じかもしれませんね。
クソ~、もうちょっと早くこういう時代になってくれてたらな~
変なプライドを持たずに遊んでいられたのにな・・・
なんて思ってみたりするのでありました(笑)
このブログにしては珍しくジェンダー論的なものを扱いましたが、
コーチングの話でも「男女の違い」ってけっこうおもしろいんですよ。
同じスポーツ種目だったとしても、ずいぶんとやり方が違うみたいです。
また機会があれば書きたいと思います。