kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

質問のチカラ

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高校講座 国語編より

文章についての中のトピックでこの芸人さんが出てくるとか・・・

面白く飽きさせない作りで結果、内容が身に付くような気がする。

 

何より「やらされている感じ」がしない。

こんなもん見て育ってくる高校生に「黙ってやれ」は通じないなと・・・・

 

いま、このご時世だからなのか、過去の番組の再放送も多く、

なかなか内容の濃いものが溢れているような気がして、

録画→ダビング作業の毎日(笑)

 

そんな中、高校生向けの番組で

「質問の仕方」についての特集があった。

(上の写真のではない)

 

いかにも面白そうであったが期待どおりであった。

 

先生がいう事を鵜呑みにして、黒板に書いたものを

そのままノートを取っているようじゃイカンという。

 

しかし、

 

「質問の仕方がそもそも分らない」

 

ということも多いようだ。

 

私はそもそも「質問派」なので、そんな不安はないのだが

それどころか、話が派生しすぎて脱線してしまうことも多い・・・

 

いや、今思えば、

そもそもその話から派生しているのだから

脱線ではなかったのではないか?

むしろ線路が無かった僻地へ開通させた作業と

言えるのではないかとも思うのだが(笑)

 

うちの学生の中には、

ノートがびっくりするくらい綺麗なわりに点数にならないのが結構いる。

 

もちろん、汚いノートでそのままダメというパターンも多いが・・・

 

「先生のいう事に対して疑問を持ちながら聞く」

 

というのは、よく言われることだが、

たまにこの疑問を

「批判・否定」と間違えている人がいるがそういうこっちゃない。

与党対野党の論戦じゃないんだから。

 

あと、教えている相手よりも自分のほうが詳しい得意分野だからといって、

わざと不要にややこしい質問をして、

困る相手を見ることを目的にした質問をするようなのもいて、

そういう悪趣味は人間的にどうなんだ?

という気もしているがここではそういうのではないという前提で。

 

 

・・・で、

その感覚をどうやったら伝えられるか苦戦していた挙句に

もう断念していた私にとって

今回みた番組は、目からウロコでありました。

 

ようは、言われている内容に

5W1Hをつけてみろ。』

というものでありました。

 

誰が?いつ?どこで?なにを?なぜ?どのように?

 

・・てやつです。

例えば、

「誰がやったんですか?」

「いつの話ですか?」

「どこの話ですか?」

「何をやったんですか?」

「なんでやったんですか?」

「どうやってやったんですか?」

 

なんてなことをつけて、

モヤモヤした部分を質問したらいいのではないか?

ということです。

 

・・・で、そうやって質問するようにすると、

学びに深みが出てくるわけです。

 

・・・で、私が思ったのは、

やはりその時にイメージできて質問できるかどうかが大事なのだと思います。

 

単に、その問題の正答にたどりつくためだけの質問ではなく、

実際の場面や自分だったらどうか?

なんてのをイメージしながら出てきた質問は、

応用も効きますから、

別角度から出てきた問題に対しても対応できるようになると思われます。

 

 

・・・で、よく考えたら、

これって何も受験テクニックではなく

 

創造力につながるのだなと・・・・

 

「なんでできないのだろうか?」

からできる方法を考えることが編み出されるかもしれないし、

「なんでアイツはそんなことできるんだ?」

という疑問から、解明される技術などもあるかもしれません。

 

ちなみに私のピッチング指導の根本の理屈の発見は、

女子ソフトボール部のトレーニングコーチをしていた時のこと。

待機している間に、練習を眺めていて、

「なんでソフトボールの投手は下投げであんなに速い球が投げられて、

しかも1日に2~3試合も投げることができるのだろうか?」

という疑問から生まれた理屈でありました。

 

 

あと、実はお笑い芸人さんが作る漫才なんかもそうなんですよね・・・

 

「そこに疑問もつか~!」という視点で笑わせるわけですから。

 

あとはネタを作るときに5w1hを変えてみることで

新しい局面が生み出されて刺激になりますもんね。

光源氏が現代にやってきた。みたいなドラマの女優さんいいっすね 笑)

 

あとは、

「ナニにドンナ疑問をもつか?」

で値踏みされちゃうこともありますよ。

スケール(器)を見られちゃうというか・・・

 

あとはコミュニケーション術というか、

会話の術というのにもつながりますね・・・

 

学生よ、会話というのを侮るなかれ、

大事なことは会話で決まるぞ・・・

 

そういうのは「対話」でしょ。

と言われそうだが、

まぁ、そこの詳しい区分はさておいてということで・・・

 

会話から始まる対話もあるではないかと・・・

 

そして、それは若いうちに時間がある学生のうちにやったほうがいいよ。

 

社会に出て利害関係が出てくると会話を磨くといっても

難しいですからやっぱり。

 

生活がかかってくるとね・・・

 

とりあえず「ハイハイ」言っておくか・・・

 

となりそうだけど・・・

 

でも・・・

 

これまではそれが通じたかもしれないけど、

 

この状況でどこも厳しくなったら・・・

 

もう即戦力が求められているんだよな・・・

 

少なくとも、早く戦力になって欲しい状況が出てくる。

 

そうなると、上司のいう事を鵜呑みにして、

与えられた設定にだけ対応できるではなく、

「そんなの、その状況で自分で判断してやってくれ」

となる時代なのではないか?

 

となれば、教わっている時に、

5w1hの質問力で、

「自分の判断で動ける状態になるまでの期間」

 

短くするように求められるんじゃないかな。

 

・・で、

 

それができると楽しい。

 

 

ウダウダと書いてしまったが、

 

一番いいたかったのは

 

あくまで私の主観であり、世間に通じるかはわかりませんが、

 

「質問」をするようになると、

自分が攻めているような気分

になって気持ちよいという効果がある(笑)

これは大きいように思う。

 

「俺は先生に従ってやらされているわけではない、

 俺が先生に知りたいと要求して、

 先生が俺の質問に答えてくれたのだ。

 今、俺が先生の前に存在している」

 

なんて(笑)

 

まぁ、ごちゃごちゃ言わなくても

 

単純に、

「いい質問ですね~」

なんて言われると嬉しいですしね(笑)

 

『クダラね~質問するな!』

なんて言われると凹みますが、その点は今の学生はラッキーです。

 

なんといっても先生が優しい(笑)

授業アンケートで

「ちゃんと質問に対応しているか?」

なんてチェックされちゃっているんだから。

教員にとっちゃたまらんシステムだけど学生はおおいに活用すべし。

 

 

あと、教えている方も

 

「よくぞそこに興味を持って聞いてくれた!」

 

って、あるんですよ~これが。

 

そこを突けるかなんですよ。

ハッキリいってそこをつけたら、もう先生は手の平だ(笑)

多少の礼儀なんざふっとぶから(笑)

 

「お前はいいやつだな~」となる。

 (これはかつてキヨハラくんというキラー学生がいましてね~ 笑)

 

学生よ、そこを目指そう。

 

そのコツは直接来てください(笑)