動物園にあった看板
先日、職場がお休みになった時に、ブログ用の写真を撮りにと動物園へ・・・・
このコロナ禍の中で苦戦しているのは動物園も一緒であるが、
インスタなどで動画配信してくれるおかげで、
これまで見ることのできなかった部分を見ることができたり、
解説してくれたおかげで、興味が無かったのだがむしろ面白くなり、
開園したら行ってみようと思っていた。
つくづく飼育員さんの動物愛はすごい。
短時間であったのだが、それなりに楽しむことができ、
これはまたじっくりと行ってみたい。
色々な動物がいて
「ほ~、世界にはこんな動物がいるのか~」
と思ったりしながら鑑賞するが、
それをみている観客のほうも様々な人がいて、
「う~ん、こっちも動物園だな~」
なんて思ってみたりする。
話は変わって、最近になって定期的に話をする新入生ができた。
特にトレーナー志望というわけではないので、気楽に話をしているのだが、
けっこう話が合うので面白い。
その学生は、けっこう優秀と言われているような高校の出身で、
現在では塾の講師のアルバイトをしているという。
その中で、とある保護者から
「うちの子に宿題を出してやって欲しい」と頼まれたので、
一生懸命に作って出したら今度は、
「宿題が多すぎる」と文句を言われてしまった。
と、しょんぼりしていた(笑)
一生懸命にやったがゆえに文句を言われるというのは、
ナカナカ堪えるものですもんね。
「あんたが頼んだんでしょうが!せっかく一生懸命に作ったのに」
と言いたくなるところをグッと堪えたが悔しくて仕方が無さそうで(笑)
こういう学生を見ると「いいね~」と可愛くて仕方ない(笑)
この学生の話しを聞いていると、
彼は、少々出来が悪いというかやる気がない生徒に対して、
「何とかしよう」ともがいている。
決して「こいつには何を言ってもダメだ」などと合理的な判断をしない。
「いや~気が合うね~キミ」
という感じで私はとても嬉しい。
そんな彼と、その件について
「そんな風に『多すぎる』って言われたら『あ~それなら良かったです』と言えばいいんだよ」と私
「えっ?なんでですか?」
「だってそうでしょう。逆に『少ない』って言われたら手抜きしたみたいじゃない。
多い分には少なくともこっちは努力したってことでしょうよ、なんだよ謝っちゃったの?」と私
「あ~なるほど!確かに!その発想は無かったです、つい「すいません」って言っちゃいましたよ」
と、彼の眼が輝く(笑)
「『彼の持っている能力からしたら、これくらいいけます』くらい言ってやれ。」
と調子に乗って言う私(笑)
まぁ、なんでも論破すりゃいいってものじゃないですけど、
弱い人を論破したらイジメになっちゃうけど、
上から来たものには切り返していくガッツと「とんち」が欲しいですよね。
なんでもかんでも「とりあえずすいません」って言っているうちに、
「もうめんどくせえからやらね~」
と、その辺にいくらでもいる大人になっても仕方ないですから。
特に、この場合はそちらの保護者の方だって、
クレームのようではありますが、
能力に自信がないから言っているのだから、
「大丈夫ですよ、能力ありますから」という意味にもなるわけで。
まぁ、こういうアドバイスは実際を知らないから
ホントは無責任には言えませんけども、
私にとっちゃこの学生を励まして、
面白い話し相手に仕込もうと思っておりまして。
「よくそんな発想が思いつきますね」と学生
「アハハ、これまでけっこう理不尽な人に会ってきているからな~」
と、これまで悔しい思いをした話をするとその学生はイキイキしだす。
「それに比べりゃマシですね」と(笑)
そう思うと、今こうしてネタにできる人との出会いって感謝
・・・・
いやできん(笑)
私、人付き合いの考え方の一つとして
「動物園の飼育員のようなつもりで人と付き合う」
というようなことを自分でやっている気がします。
「この人はあれが好き、これが嫌い、性格がきつい、優しい」
みたいなのをネガティブに捉えるのではなく、
肉食動物や草食動物みたいに分けて考えたらいいんじゃないのと。
なんでこんな考え方になったか・・・
いや~だって、野球なんかで寮生活してたらホントに動物園ですよ(笑)
あと、大学教員の世界ってのも動物園状態ですから(笑)
特に体育学部なんていたらそらも~鍛えられますよ~(笑)
考えたら飼育員をやろうと思ったら
「好きな動物、嫌いな動物」だの言ってられないですものね。
言葉も通じないし。
だからホントはうまくやれるはずなのだと思うのですけどね・・・
なんか悩んでいるみたい・・・