kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

え~あい

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去年の写真です(内容とは直接関係ありません)

ソフトバンクの圧勝で幕を閉じた日本シリーズ

 

戦力の差を色々と言われておりますけども・・・

 

私は職場で受け持つ講義の中で

「スポーツトレーニング論」なるものをやっておりまして・・・・

 

いわゆる遠隔授業でやっているわけですけども・・・

 

こんな状況ですし、教科書をそのままやるのもツライということで・・・

 

最近のトピックを・・・

 

なんて思いながらやっているのですが・・・

 

「あっ、そういえば3年前の番組があったな・・・」

 

というのを思い出した。

 

それはNHKでやっていた人工知能(AI)に関する連続番組でした。

 

人工知能を通して

「人間とはナンダ?」ということを考えていく番組でした。

 

その中で、当時も強かったソフトバンクがAIを駆使してデータを集め、

自分の技術分析対戦相手の分析

かなり細かくやっているという話があり、

レギュラーほどそういったデータを熱心に活用しているという内容であった。

 

ちなみに3年前の広島に勝った後の番組で内容もそれを受けてのものであった。

 

そして、授業で使おうと、もう一度見直した時に

「あ~なるほど、そりゃ今年はもっと巨人は厳しかったんだな」

なんて思った。

 

まず、基本的にデータは多いほどよく、

多いほど、人工知能のメリットである膨大なデータの処理という威力が発揮される。

 

人工知能のメリットは、

人間にありがちな

感情や思い込みを排除した答えを提示してくれる

ところにある。スター性とかオーラとか、

エライとかエラクないは加味しない。

 

さて、ご存じのとおり

 

今年のセリーグクライマックスシリーズ(以下CS)が無かった。

そして、巨人が早々にぶっちぎりの独走状態であった。

 

これは、データを採取する側からしたら

「大変にありがたい状況」

だったのではないだろうか?

1チームの分析に全力を注げばよかったのだから。

 

データ分析班も助かっただろうな(笑)

 

これが、CSがあって最後まで分らず、

阪神が出てきたりベイスターズが出てきたりしたら

さぞかし困ったことになったのではないだろうか。

 

案外、藤浪みたいなデータの取りようのないのが

日本シリーズだけ間に合いました!」

なんて調子で出てきたら面白かったかも(笑)

 

CSの意味ってそういうところにもあるな~なんて思いました。

今年が初めてですものね、片方はやって、片方はやらないなんて・・・

(考えたらそれも変な話しですね 笑)

 

さらに巨人は分りやすい主力選手が分りやすいプレーをしてくれていた。

 

主力にはあんまりゴチャゴチャ言わない監督のスタイルのおかげで

「自分のプレースタイル」で選手がやってくれた。

そらもう岡本、坂本、丸あたりは大量にデータがあったであろう。

 

特に丸に至っては広島時代からのデータまであるからやり易かったのはなかろうか。

見事にハマっていた。

 

ソフトバンクからしたら

「この人誰?」という選手がいきなり出てくる方が嫌だったであろう。

 

奇しくも4戦目に一番に抜擢した若林選手は2安打しているという・・・(笑)

 

じゃあ巨人だってデータ野球をすればいいじゃない。

 

というのが理屈だが、

やっていないのはFAなどの状況を見ればよくわかる。

データ分析をしながら野球を考えていたらまずああいうやり方はしない。

 

そして、自分たちがデータをちゃんと取って分析して活用することをやっていたら、

その弱点も分っているハズで、

「相手がどのデータをもとに自分たちの対策を立ててきているか?」

を感じて対策を練ることができる。

 

データは、ただ取ればいいかというと、

それをどう解釈して運用するか?

が重要で、

肝心の指揮官やら主力がそれに興味があるかどうか?というのも大きい。

 

結局は活かすも殺すも本人次第というわけで・・・

 

さて、あの主力選手たちがデータを見て野球をやっているといえるかどうか?

 

 

プロ野球選手が、データを論理的に解釈できる能力があるのかどうか・・・

というより、それが差になっているように思う。

 

スター意識のある選手は「俺の判断が絶対だ」と思っているフシもあるだろう。

特に巨人の主力なら・・・それが醸し出す雰囲気もあるかもしれない。

 

工藤監督は大学で学んだりしていたが、

大学で学ぶということはデータを読むことを学ぶわけで、

それも大きいんじゃないかな。

 

ちなみに、トレーニングだってデータを取りながらやることが重要で、

科学的トレーニングというと

楽して強くなるように思っている人がいまだにいるのでビックリするけども、

科学的にやるとかなりキツイ・・・

それこそ根性がいる。

 

精神論か科学か?みたいに2択と思っている人もいるが、

決して別物ではなく、

データで出てきたものを遂行する根性というのがかなりいる。

 

ちなみに私も苦手であるが・・・

 

こんな話を授業でして、学生さんからのコメントを見ると

 

データをもとに・・・

なんていうと野球がつまらなくなるのでは・・・

なんて言う意見もあったのだが・・・

 

そういう学生に、かつて日本シリーズが大いに盛り上がった

西武(森監督)VSヤクルト(野村監督)を見せてあげたい。

 

あの対戦には西武にもスター選手がいたし、

ヤクルトもスター選手がそろっていた。

 

どちらにも頭脳派の監督とキャッチャーがいて、

やんちゃくれの打者やら投手がいた・・・

 

魅力満載の試合であった。

 

要するに勝つための努力を惜しまなかったという対戦だったのかもしれない。

 

思えばその頃の両チームの主力が、現在は指揮官としてシノギを削っている。

 

考えたらあのころの両チームの主力はだいたい監督やらGMをやっているな・・・

 

けっこう面白い日本シリーズだったんだな~と思いました。

 

もちろん、これはすべて私の推論ですので、

正しいとかは分りませんけども、

 

私はあんまり好きではありませんが、

かつて野村監督が、

「負けに不思議の負けなし」なんてなことを言っておりましたので、

「なんでこんな結果になるのかな~」なんてなことを考えてみたりしました。

 

ソフトバンクは球が速い。」とか、

そんな単純な話じゃないでしょうと(笑)

 

さ~来年は~  

 

 

・・・って    

 

そもそも野球あんのかな?(汗)