4月25日
中日、小林投手の招待を受けて甲子園で野球観戦をすることができた。http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2010042503/top
私の得意のハイスピードカメラはＭ島くんに任せて、球場前のダイエーで買い込んだ弁当を食べながらの完全に遠足気分の観戦となった。
野球人としては最高の日曜日となった。
球場に到着し、チケットは指定席なのだから席はあるのは分かっているのだが何となく小走りになってしまうのが可笑しい。 階段を上がり球場が見えた瞬間は特別の興奮があるものだ。
試合の方は、序盤から中日が毎回得点を重ね4回の時点で8点の大量リードを奪う大味な展開となった。前半で阪神ファンの盛り上がる場面と言えば金本が代打で出てきた時くらいであった。
そんな中で感心するのは阪神ファンの応援であった。勝ち負けはともかく、せっかくの野球観戦「楽しまにゃ～」という気持ちが満載で、私としてはとても好きな感じである。
私が少年時代の阪神ファンのイメージとしてはガラが悪く、スタンドではいつもどこかで喧嘩しているイメージであった。ダーティーなイメージがあり、あまり近づかないようにしたいというのが本音であった。
しかし、現在では女性や子どもでも明るく楽しめる雰囲気があり、応援歌やメガホンを叩くリズムなど試合の内容とは別に、また楽しめる。
熱狂的なトラキチで無くても楽しく観戦できる。これはとてもステキな事だと思う。
名物の7回の風船飛ばし！あれもナカナカ楽しい！
試合は大敗ムードでも「せっかく来たんだから、とりあえずあれやってから帰ろう！」というファンもかなりいた。こういうイベントを定着しておくと7回まではファンもいてくれる。なるほど！それにしてもあれは一体誰が考えたんでしょうか？（笑）
7回裏の風船飛ばしに備えて、ファンは表の中日の攻撃からもう準備を始める！ツーアウトになると球場全体が風船準備完了状態で、ファンは皆、膨らました風船の口を押さえている。異様な雰囲気である。中には空気を入れすぎて破裂している人も大勢いる。
外人さんの集団も一緒になって風船膨らまして、その風船でお互いの頭を叩いてはしゃいでいた。風船膨らましたらとりあえず友達の頭を叩くのは世界共通であることが確認できた（笑）楽しい光景だ。
同情するのはそのタイミングでプレーしている選手である。ファンは「こっちはもう準備できてんだからサッサとアウトにせえや！」という雰囲気である。案の定フォアボールを出したらブーイングが起きた（笑）
「今は野球より風船じゃ！」という雰囲気がなんとも可笑しい。
日本のプロ野球の応援スタイルについて、一時、「アメリカでは鳴りモノは無しで球音を楽しむものなのだ！」という解説を聞き、「なるほどな～日本は野球の文化レベルが低いのかな～」なんて風潮があった。
しかし私は、それぞれの国の楽しみ方があるのだからいいじゃない。と思っている。
みんなでワイワイと応援歌を歌い、ハッピを着たり、レプリカのユニフォームを着たり、試合はさておき風船飛ばして楽しんだ方が健康的だ！阪神ファンは楽しそうだ！
結局試合は鳥谷の満塁ホームランも飛び出し8－5とそれなりに見ごたえのある試合となった。阪神が追い上げてくれたおかげで、中日の浅尾ー岩瀬の必勝リレーを見る事ができカメラに収めることもできた。
帰りは、今日、千里所長の草野球に参戦し野球の戦力にはならなかったものの、晴れて鍼灸師として腕をふるい試合後は喜ばれて来たという竹田くんが球場まで私に会いに来てくれた、という贅沢な観戦となった。
肝心の小林・清水投手を見る事は出来なかったが楽しい日曜日となった。
