9月もはじめ・・・職場の先生のお誘いを受けて3人で甲子園にいく。
同行したのは鍼灸学科のS先生とトレーナーのN先生であった。
このメンバーでプロ野球を観戦するのは初めてのことであった。
見るからにカタブツそうに見えるS先生は公平中立をモットーとしており鍼灸学科のルールブックと私は勝手に呼んでいる。
「えこひいき大好き」とか「適当に臨機応変で」などと言いがちな私とは正反対である。これは発言に気をつけねば・・・と気を引き締めた。
S先生の持っているチケットの席はこの席であった・・・
初めてこの球団の試合をこの球場のこの位置でみた。
いつもは反対側から「ご苦労さまです」なんて調子で眺めていたのだが、ここに座ったからには
「郷に入りては郷に従え」ということで、いつもはやらない風船も飛ばしてみることにする。
凄いバランス!こんなパイプの上でバランスとっていたのか~
などと感動する。
今日はいつもの野球観戦とは違う・・・と心配になり
ちらっと横目でお二人の先生を観たら・・・
巨人ファンのS先生は試合始まる前に早くもビールお代わりでご機嫌で目がトロンとしている・・・しかも
「スガノはいいですな~」などと言ってくる始末!(試合かんけ~ね~笑)
ほんじゃ理論派のN先生は・・・
ビールの売り子さんの選別に意欲を燃やしつつ、スマホで各選手の応援歌の歌詞を確認しながらご機嫌で唄っておられた・・・・(笑)
考えたら日常の仕事を忘れたくて球場に来るわけですからね~(笑)
さて、こんな時でもカメラを構える私・・・
グリエルのライト線2塁打を連写で撮ったぞ~!
な~んて思って、じっくり眺めていると・・・
えっ?ここから振って当たるの?こんな深いトップから・・・
お~!バットがカラダに巻き付いてる~
しかも右ひじを脇腹に押し込みつつも左肘は上がらず・・・・
(この右ひじの抜き方をキューバは徹底的にやるとテレビでやってた)
そしてこの手首とバットの鋭角!(ヘッドをここまで遅らせられるか~)
そしてインパクト!あれ?なんで左の手の甲が前向いてんの?
いや・・・確かに理論的には「左手のマークを投手に見せるように打つ」とは聞くけど、その前の写真からどうやったらこの動きになんのこれ?
まさかそこまで小指側から出しておいて、
インパクトで左手首を曲げてブロックして右手の押し込みを利かせてるってこと?
この瞬間の中で手首の使い方凄いなこれ?傷めないのかしら?
しかもまだ、左手止めてるし・・・
左肘が全く抜けてない。
だから右腕の押し込みが利いてくる。
手首をこねてない。しかも当たるとこ見てる。
う~ん、こんな話で盛り上がりたい(笑)
バットの握り方ひとつで語りだしたら左手だけで1時間、右手で1時間、合わせた使い方で2時間くらい語れる人を知っている(笑)
教科書的にはハンドグリップとフィンガーグリップがあってナンタラカンタラ・・・
とあるが、握った手の中でどの程度の力を入れるか、どの指はどの方向に当てているか?なんてなこと言いだしたらホントに面白い世界です。
思い出せば、私はこのやり方が最後までできず、軟式打ちから脱却できなかった。
この写真を見ながら手をあれやこれや動かしていた人は変態要素満載です(笑)
「ちげ~よ組長そうじゃねえだろ」と言っているアナタ、
そのこだわりのレベルは野球だけにしましょう(笑)
嫌がられます。