kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

気分で書いてるフォーム論②

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前作は、ホル師から「書きすぎです!もう少し出し惜しみしなさい!」と注意をいただいた(笑)


まぁ所詮、野球の中の狭い世界でだけ通じるネタですから(笑)


そのうちホル師に代理人をお願いすることにしますか(笑)


 それにしても、 30過ぎてまだ投球フォームの事を考えて、ワクワクしてられるなんて、本当に野球人冥利につきます。 (指導している時には完全にスイッチが入って近寄りがたいと、ミートに言われます 笑)


さて・・・・ 今回の指導のテーマは、『肩の筋肉を緩ませながらも、肘を挙げる方法がある!』ということであった。


シーズン中のゲンさん(清水選手)の投球を見るたびに「絶対にここだ!」と私には確信があった。だから、来てすぐに「今回のネタでハマらなかったら、もうネタ無いから名古屋からワザワザ来なくていいです」と言ったくらいでした(笑)。


 この部分は、やってる奴はやっている!


しかも無自覚に!だから他人に伝えられない!


でも、そこが分かったら「そら違うわな~」とショックな部分でした。私の選手時代にやってたことも否定され、ショック倍増でした(汗)


 さてもうひとつ、ゲンさんに伝えるべきか悩んでいたものの、思いきって伝えたのが軸の作り方でした!


 投手の場合、上体が前(投げる方向)に突っ込んだ状態で投げるのは良くないとされています。その悪影響はいろいろありますが、コントロールが定まらないだけでなく、肩や肘の故障につながりやすくなります。


「腕を振るには上体を振らない」というのが鉄則です。


つまり、上体を前に振りますとボールを持っている腕が振り遅れてしまうのです。( この辺りを実感してもらうために、今回は約4mの投げ釣り用の竿でグラウンドで重りを飛ばすキャスティングもしてもらいました。)


そこで『軸を作って投げなさい』という言葉が登場します。


さて、この軸を作れといった場合に、よくある勘違いに「足を挙げたところで一時停止する」という形で「見せかけの軸」を作ろうとしてしまうケースが多く見受けられるのです。


これをやってしまうと、力の入り易い人は特にその後の動きに悪影響を及ぼし、むしろ軸が崩れるという現象が起こります。ゲンさんもこれでした。


 「え~?だって、あの有名な投手だって止まってるじゃん」とそういう人は言いますが、実はそれは「そう見える」だけで本人の中では止まっていないのです。


緩急のある動きの中で、足を挙げる動作と下ろす動作が交錯する一瞬、止まっているように見えるだけなのです。


完全に一時停止してしまうと、むしろ次に動き出した時に止まった分の遅れを取り戻そうとして返って力を入れて前に倒れてしまうのです・・・


 これは、足を挙げることを、「投球への勢いを付けるためにやっている」と考えると起こります。だから突っ込みます!


実は私も力を足すためと勘違いしてましたが、足を挙げるのは、肘を挙げるためであると解釈した方が良さそうだったんです。


つまり、肘を筋肉で挙げるのではなく、動作の上下動の差で挙げるんです!


ちょっとややこしいですが、肩をグラグラに脱力しておいて上下動すりゃ肩から肘にかけて挙がるんです!それをタイミングよく利用するんです。


そしたら肩の筋力いりません! (書きすぎか?笑)


上下の浮き沈みを作るために足を挙げる・・・(つまり上の部分)


 という事で、ゲンさんの『一時停止は軸では無い!』という部分の修正にとりかかりました!


いや~、冷や汗もんでした。


指導した直後、それまでの指導でせっかくコントロール良く決まっていたのに、急にコントロールが乱れ始めました。(今まで止めてたところを動かしてるから仕方ない) 


「こりゃ、マズッたかな・・・?さっきので止めとけば良かったかも・・・欲張りすぎたな・・・」


と反省していた時、ふと大学時代に陸上部の連中とのやり取りが脳裏をよぎった、


『相澤さん、モモあげってあげる足より下げる足の方が重要なんですよ』


あっ!これか・・・?


ズバリ的中しました!


決まり出した球は、それまでのとは全く違う質の伸びを見せ始めました!


『最後の1ピースが埋まった感じです』はゲンさんの感想です。


潰れたマメを補強してくれたU島トレーナーに感謝です。


最後まで行かなかったら、最悪なところで指導を終えるところでした!


あと、受けてくれたM山君に感謝!私、あんな球捕りたくありません(笑)


また書きすぎですかね。面白いですか?(汗)