12月4日 「心も満タンに・・・」のCMでおなじみのGSへ・・・
整備士さんに色々見てもらう。「これは、けっこうきてますね~、これ以上汚れるとエンジンいかれてしまいますよ」とアドバイスを受けて、言われるがままにメンテナンスしてもらった。
「パワステオイル?オートマオイル?エンジンオイル(フラッシング付)エレメント交換・・・」
総額4万円・・・う~ん、まぁいいや!
しかし・・・結果は恐るべきものであった・・・
「あり?エンジンかかってますこれ?」というくらいエンジンの振動が消えた・・・
そして、発進のスムーズなこと・・・
『こんな素敵な車だったのね・・・・今までゴメンネ・・・」
外見は勿論変わらないが、全く違う車に乗っている感覚!
車を買い換えた気分だ!(これで4万なら安い!)
「ドンだけ今まで・・・」というツッコミごもっとも!(笑)
さて、何を言いたいかといいますと・・・
今回、清水投手に指導したのはこんな感じのことなんです!
これまでの清水投手のピッチングはオイル関係の性能が劣化している状態に無理やりアクセル踏んで150キロ投げていたようなものなんです。
アクセル全開に踏んで微妙なハンドル捌きするのってムリですよね?
運転の上手い下手にはハンドル捌きだけでなくアクセルワーク(強弱)もあるじゃないですか!
さて、今回はピッチングフォームにおける「肩の力を抜く」という表現について考えます。
私、この言葉をかけられるような投手がこれを言われて良いピッチングになったというのを見た事がありません。
特に、今回の清水投手はその典型です。 そして、150キロを投げるような投手なのだからフォームは合っているのだし、「あとはメンタルじゃないの?」となって「あいつは精神的に弱い」などというレッテルを貼られてしまっています。
『力を抜く』という表現は、「力を入れるんだけど、その程度の問題」という表現です。
この「程度」を伝えるのはホントに難しく、ましてこれを言われるタイプの選手は
「それがよく分からないからこうなっちゃてんでしょうが!」と泣きだしたくなるような状態なんです。
投球フォームで肩に力の入る場面は腕を振り上げるところです。
投球には金科玉条の「肘を挙げろ(両肩の延長線まで)」というのがある!
この教えに私は思い入れがある!
何たって私はこのテーマで修士論文書いたのだ!
「肘を挙げさせる方法で」
しかも、今回の指導で私はそれを自分で否定することになってしまった!ガチョ~ン!
普通、立っている時に肘を挙げろと言われれば、肩の付け根(三角筋)のあたりの筋肉が硬くなりますよね・・・
実は、これでもう力入ってしまっている状態なんです・・・
肩は回りにくくなってしまっているんです。
じゃあ、どうすんの?
マウンドの山は肘を身体から離すためにある・・・
ボールは動かさずに、ステップして山を下りたらその形は・・・
「肘を挙げている」と思っていた写真の形と同じではないですか?
そしてその時の肩の筋肉の状態は・・・?
硬くなってます?
なってないですよね? 何もしてないんだから?(笑)
肩の力を使わない方法やれば・・「力を抜くも何もない」
またこの状態の肩は驚くくらいによく回るんです。
外見は「どこ変えたの?」ってなもんですが、
本人は「出来てる人はこんなにラクしてたの?」って感情が湧きあがります(笑)
私の車と同じです。別人になった感覚です。
動きを邪魔する力が入るフォームの投手に「力を抜け」は困難!
治すべきは、「力の程度」ではなくその動き方!
こんな視点でフォームを考える事の重要性を発見しました!
動作解析だけで形だけ見てもダメな理由が分かりました!
院生時代の自分に説教したい(泣)
そして、今まで指導した選手に謝りたい。
まだありますけど、読めます?こういうの?(汗)