昨日、ミート(左)が嬉しそうに研究室に顔を出した。
「星林の子たちが、僕の事を待ってくれてるらしいんですよ~」と喜んでいた。
「なんだそれ?自分で聞いたのか?」と尋ねる私に
「いやいやまさか(笑)、吉村(写真右)が教えてくれたんですよ~」という。
吉村くんは柔整科の2年生で、星林野球部のOBでもある。
私が指導に行くようになった時に部員だった学生である。
普段は物静かで、いつも私から、「何か面白い話でもせんかい」などとムチャな注文をされて困った顔をしている。(アルコールが入ると豹変してベラベラ喋り出すというミート情報もあるが・・(笑))
そんな吉村君は平日も授業のスケジュールが許す限り星林に足を運び後輩の手伝いをしている。
高校時代には控え選手だった彼ではあるが、そんな地道な日々が星林の生徒にも受け入れられている。
そんな中で選手から「水島さん(ミート)は来ないのですか?」と言われたことを、ミートに伝えていた。
たったそれだけの伝言と言われればそれまでだが、私はとてもイイナ~と嬉しくなった。
こういうのは、私のところに来てくれている学生の関係が非常に良好であることの証明だと思うからだ。
もしこれが、先輩であるミートに対して吉村くんが嫌な先輩だと考えていたとしたら、高校生から「水島さんは来ないのですか?」と言われたら「なんだよ、俺だけじゃ不満だってのか~?」などと気分を害するところかもしれない。
また、競争相手だと捉えていたとしたら自分の不利を感じて不安になるかもしれないし、ましてや伝えることなんてしない。
事実、トレーナーを競争だと捉えている方は多い
私が学生の時を思い出せばそうなってしまっているような気がする。
『これを伝えたら水島さんは喜ぶだろうな~』という事を感じて吉村君がやったことはミートのモチベーションをアップさせた。
『必要とされている実感』これを持てたら気分は上々だ!
本人はそれほど感じていない何気ない行動だったが、私はそんな吉村君は確実に成長していると思う。
守備範囲が自分だけでなくなっている!
そういうのはこれから先にかなり役に立つ。そんな気遣いは、派手さはなくても信頼される。
「コミュニケーション力が大切だ!」とはよく言われることだが、こんな感性が重要だと思う。
また、星林の子の気持ちを代弁してミートに伝える感覚は、「星林は僕が担当してます!」という当事者意識の現れでもある。
これもとっても嬉しい!
「体験させていただきます」なんてお客様みたいにならないで、『自分の場所だ!』と取り組めるのが母校で活動する意義であると私は考えている。
最近、吉村君が星林でも選手に慕われているのは単に回数だけでなく、そんな気遣いができているからなのだと思う。
4年の深尾君に川崎くん、新井くんがよく後輩を可愛がってくれ、お互いに尊重しあい高めあってくれているので面白い。
こんなのはナカナカありえないチームワークなので大事にしてほしい。
ここにそろそろ、竹田師も帰還する予定だ・・・
組員総出でヨイショして奢ってもらおう(笑)
タイコ持ち芸人の深尾・川崎コンビが手ぐすねひいて待っている(笑)
まっちゃんもカモだな(笑)