今週末、関西医療大学では年に1度の公開講座を行う。(今回は第27回目)http://www.kansai.ac.jp/info/contribution/open_lecture.html
今年度は「歩く」ことをテーマに、東海大学スポーツ医科学研究所所長の寺尾保教授にお越ししただくことになっている。
寺尾教授には学生時代から大変にお世話になっている。
実はそこに私も恥ずかしながらシンポジストとして名を連ねており「ウォーキングのやり方」について講演することになっている。
さてこの公開講座・・・
私は侮っておりました・・・
「いまどきウォーキングなんて言っても、もはや語りつくされてるからもうお客さんはそんなにこないだろ~な~、でもホントにスカスカだったら寺尾先生に申し訳ないので組員に動員をかけて集客せねばイカンな~」 などと考えておりました。
ところが、現在進めている運動教室の参加者に声をかけましたら、不満そうな顔で言い返されました!
「もう満員だ!って言われちゃいました」
「へ?どういうこと?」
事務員さんに聞いたら、3日で定員の200名をアッサリ超えたのだという・・・
「マジで・・・?」
聞けば、新聞の折り込みチラシにも配布されていたようで・・・
熊取の治療所に勤務する元組員Tもそれを見て驚いたという・・・
「組長がマジメにやってる・・・」と(笑)
それにしても自分がこんな風に健康運動の指導で対外的な講師をやるようになるとはつくづく分からないもんだな~と思う。
ただ人にウケることが好きな私にとっては、オバちゃんやらおっちゃんやらと「ワハハ」としながら運動指導するのが意外に性に合っているということを発見しつつある。
学生時代は、スポーツ選手と関われることがレベルが上で、一般の人への運動指導なんてそこに関われなかった人がやるもんだ・・・などとマジメに思っておりました。
もっと言えば野球に関わってこそ!
と思っておりました
しかし、考えてみればどっちが上とか下とかでは無いんですよね
スポーツ選手の真剣な姿勢をサポートし、自分の影響により好結果が出れば喜び倍増!選手と共に向上していく喜びは確かに格別です。
それが、プロや甲子園などの檜舞台であればあるほど皆に分かってもらいやすく、ブログのネタにもしやすい・・・
しかし、あえて悪く言えば選手は私と会う前からやる気はあったんですよね・・・
もっと言えばプロ選手は私と会わなくてもプロ選手なわけで・・・
「別に俺じゃなくてもよかったんじゃ・・・」
という虚無感は結果が出た時ほど湧いてくるのが私の性格で・・(笑)
一方、一般の方への運動指導は、もちろん有名人であるとか、どっかの試合に出て結果が出るわけではありません。
しかし、そもそもは「動かない人」だったり「動きが不得手」な人だったり、「最初はやる気が無かったり」「運動する機会が無かったり」する人が対象なわけです・・・
そういう方たちをアノ手コノ手でその気にさせたり、企画を立てて運動してもらってハツラツとなっているのを見ると
「俺が動かした!」という充実感があるんです。
これは私にとって、大きな発見でした。
現在は、大学の付属接骨院の方でも運動指導をしております。
これもまた案外といいますか、結構面白いんです。
治療家のS木先生が
「いや~すごい指導ですね~天才ですね~」
などとチヤホヤしてくれるもんだからなお始末が悪い(笑)
業界の可能性の拡大につながるらしいんで色々考えてみたいと思います。
いけるんじゃないかと思っている。
学生さん!
君らの未来は明るいぞ~