3年ぶりに秋の夜長のトレーニング講習会を始めた(写真)
さて・・・
私にとってのプロ野球シーズンも終わりました。CSなどは観客として楽しめそうです。
思えば、なかなかタフなシーズンでありました。
村中投手に関して言えば・・・
新たな技術を導入すれば必ずパフォーマンス(試合結果)は最初は下がる・・・
というのは、スポーツ技術指導の重要ポイントであることは知識としては知っておりましたが、実際にじっくりと体験することができました。
まぁ、シーズン終盤には安定してきましたし、課題であったストレートの球速を上げつつも故障しない投球フォームの追求というテーマに関してはクリアしていますので、本人からは喜ばれておりますし、「その先は私の守備範囲ではない部分・・・」という逃げも打ちたい気分にもなりますが、じゃあホントに「全く組長のせいじゃないですから」と言われたら嬉しいかと言うと、「それもまた悲しいな・・・」と思う性分でして・・・
私なりの分析としては、「不調だったのではなく、逆に自分自身への期待値が上がり過ぎて、完璧にやろうとしすぎて妥協ができなくなってしまった」ことにあると見ています。
まぁ、若いうちにそういう空回りする経験って大切だと思います。
来年は成績的な期待もできると思いますんで、ひとつ宜しくお願いします。
もう一方の小林投手に関して言えば、評論家から褒められるほどに滑らかで理想的なフォームになったものの、敵もさる者で「同じ投手にいつまでもやられてられるかい!」とばかりに打たれることが続きました。
来年こその秘策をいろいろ考えております。
まぁそんな話をしている長電話は野球バカのクソガキの会話のようで恥ずかしくもあります。
いや~しかしそれにしても、「打たれた」だの「負けた」だのを言えるということ自体がとんでもなく凄いことであると今更ながら感じます。
『最下位なのはお前のせいだ!』などと言われることってなんて名誉なことなんだろう!ということです。
この時期には戦力外通告が発表されます。
今回、私が指導していた2選手が通告を受けてしまいました。
2選手とも「組長には大変お世話になりました」と連絡をくれました。
こういう連絡をもらうのは別に初めてのことではないのでビックリすることはないのですが、寂しいことは確かですね。
これまで練習の付き合いをした学生さんにしても、生々しい体験となったと思います。
思えば私も、プロに行った先輩のサポートをするぞ!と意気込んで体育学部に進みトレーニングの勉強をしておりましたら、その先輩が4年ほどで引退になってしまったため、学生だったうちに居なくなってしまったということになり、なんとも言えない虚無感があったことを思い出します。
余談ではありますが、小林投手は群馬の高校の出身なのですが、その後に2人続けて後輩が大物投手として騒がれて入団しています。
しかし、その二人ともすでにクビになってしまいました。
アマチュア時代の騒がれ方では一番地味であった小林選手が一番の実績をあげるというのもまたプロ野球ですね・・・
話はここで脈絡なく全然変わります。
組員のメンバーは皆、深夜までバイトをしながら頑張っているのだということを今更知った・・・
それなのに、「コメント入れろバカヤロ~!」などと時に暴れ、私は負担をかけていた・・・
「コメント入れない奴は、プロ野球連れて行かんぞ~」
などと言われている時のニシくんの心中たるや
「あんな組長のご機嫌取りしてなきゃいけないようなツライ観戦なんてこっちだって行きたくありません」ってなもんであっただろう・・・ごめんなさい。
「あ~ミートはカラッとしていて良かったぜ~」などと愚痴る私に
「いや、あの人は組長の話を聞いていないからですよ」などという真相を決して口にしないでじっと堪えてきた大将くんももうすぐ卒業だ・・・
学生から通告を受ける前にちゃんとせねば・・・
てなわけで、組員の負担を減らすためにも、3年ぶりにトレーニング講習会を再開してみた