「足の骨はこんなに沢山あって、こんな感じでここが●●関節でこっちが●●関節で・・・」
「さっき、村中さんの言われたやつはここがこんな感じになったやつのことです・・・」
という調子で説明しているのは、大将君(写真中央 ヘルスプロモーション整復学科3年)である。
実に分かりやすい説明で選手に話をしている。
村中選手も興味津々で身を乗り出して聞いていた。
選手にとって身体の仕組みを理解することが、健康管理上とても重要であることは容易に想像できるが、それと同時に
パフォーマンスイメージをつくる意味でも重要になってくる。
例えば、「腕を振る」といった時に、「腕はどこから?」という感覚に対していわゆる肩(ワキ)からと思っているのと、鎖骨(後ろは肩甲骨)からと思っているのでは動きの大きさが変わってくる。
足の骨で立つ感覚と言っても、脛の骨が2本あり、実際にどのあたりに付いているか?
ということをイメージできると動きもかなり変わってくる。
それにしてもこの写真、大将君と村中選手との感じが非常によく、なんだかほのぼのする。
後ろでビデオ撮ってる吉村君もまたなんだか面白い(笑)
こうして見ていると、マジメに学びたい選手にとって説明役というのは学びたての学生が案外いい組み合わせなのではないかとも思った。
学生にしても、つい最近、ようやく覚えたばかりなのだから、どこが分かりにくいかということもまだナマナマしく残っているだけに丁寧な説明ができる気がする。
元野球少年の大将君としては、野球人としては手の届かないプロ選手に、身体のことに関しては専門家として説明するのは
「こういう勉強してて良かったぜ~」と実感する瞬間でもある。
私としても、「ここの学生さんはすげ~な~」と実感する時間でもある。
村中選手にしたって、また分からなくなったら相談しやすい場所ができたと喜んでいる。
こうやって素朴に学べる姿勢はさすがなんですけどね。
こういう選手は案外いません。
さて、うちの学生さんは、どうしても専門家の中だけでいるので、どうしても遠慮しがちである。
特に誠実な学生さんほどそうなるので、私はこんなことをきっかけに、
「君らが学んでいることは、社会の人にかなり喜ばれることなんだぞ」
ってことを伝えたいと思っている。
さて、現在4年生は卒業・国家試験をかけてラストスパートに入っている。
我らがミートにいたっては大学事務職員の皆さまからまで
「頼むから頑張ってよ」と応援されている。
(これだけ愛されているのもナカナカいない 笑)
ニシちゃんが京都まで行ってお守りを買ってきた。
今後、OBや後輩などから様々な縁起物が贈られてくるであろう(笑)
ご利益ありますよ~に