kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

丸投げ教育法?

やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ
 
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず・・・山本五十六
 
というわけで私がやっている健康運動教室を
学生に丸投げした・・・(笑)
したがってこの記事は伝聞と動画をもとに書いている。
 
結論からいくと大成功した模様であった・・・
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1月17日土曜日・・・本来ならば私が野球教室第2弾をやる予定であったのだが、国民的行事であるセンター入試試験の試験監督という大変に名誉なお仕事をいただき、そちらを優先するハメになってしまった。
 
このセンター入試は大学の教員の中でも大変に勤勉で信頼されている教員のみが招集を受けるらしく、その証拠に、大学の中で全く信頼されてない上に、先日スピード違反で捕まった同僚の先生は招集されなかった(笑)
 
もう中止にするか・・・という案もあったのだが、諸事情によりできれば開催したいという思惑もありどうするか迷ったのも事実であった。
 
一応、参加料(500円)を徴収しているので単に学生の経験の場にするだけでは申し訳がない・・・(そういうことは気にします)
 
てなわけで、お医者さんのK先生にお願いして、ミニ講演を行ってもらい、それにプラスして学生による運動教室も開催した。
 
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とても優しいK平先生によるミニ講義
 
そしてそこからの運動教室・・・
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右から二人目のイノウエくんをリーダーとして運動指導!
 
実は、前日までに入念に進行に関する打ち合わせをしている。
 
いかにも学生くさくなる企画と、大人がやる企画と何がちがうか・・・
 
まぁいろいろありますが、学生がやると出しモノの充実ばかりに気が行ってしまい、そのつなぎの部分でスムーズにいかず相手にストレスをかけてしまうという事態がありがちだと思っている。
 
だから、その部分の配慮をテーマにして企画のスムーズな流れ、準備によってスムーズにできる部分とその場で判断しながら行う部分とを明確にすることや、役割分担を行ってのぞんだ
 
進行する人、参加者に接している人、用具を揃えたり片づけたり、部屋のセッティングをする人など・・・
 
あとは意外に大事なのが何も用事を決めておかない予備力的な存在を置いておくことだと思っている。
 
・・・といってそれは戦力にならない補欠の人材というワケではなく、リーダーに匹敵もしくはそれ以上の格のある参謀的な力を持った者。
この企画の意図を分かっておりリーダーとアイコンタクトでいけるような者
 
何かあったときにも自分の判断で動ける力のある裏リーダーというかプロデューサー的な位置。今回はそれをヒラセくんにしておいた。
 
そういう風でないと、素人がやるサッカーみたいに皆がボールに集まってしまうがごとく業務に偏りが出て、結果、場の空気がグダグダになるというアリジゴクに陥り、最後はリーダーがキレる(および泣く)などの事態が発生する。
 
内容は健康運動実践指導者の実技試験の内容をそのまんまでやってみた。
 
資格試験のために懸命に取り組んだ内容をやってみることで、それがどれくらい役に立つのか立たないのかを感じるためだ。
(『もし立たなかったら財団に文句言やいいんだ!』とか言いながら 笑)
 
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プッシュアップを指導するスギノハラさん
 
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クランチ(腹筋)を指導するヒロタさん
 
学生に言われたらやるしかないオジサンたち(笑)
 
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これはまた気合の入った感じで・・・(笑)
指導はアマノくんです。うちのエースです!
バードドッグといって体幹のトレーニングです。
 
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80歳のご婦人の膝を上げさせる若武者たち(笑)
 
エアロビクスダンスもやりました。試験で使った課題曲で(笑)
 
学生にとっては耳にタコができるほど聴いてもうウンザリだった曲ですがここで使って味方に感じたりして・・・
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最後はみんなでレッツダンス!
 
動画で見た感じだと、私がやったときより盛り上がってる・・・(汗)
 
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この日のナイスショット!
 
いい笑顔です!
 
 
事前のミーティングで私は、
「世の中には学生のうちからもう会社立ち上げてるヤツだっているんだから、君らがどんどん企画立ててやったっておかしくないんだぞ!企業がその企画に乗っからしてくれ~と言われるくらいのことやってやろうじゃないの!」
 
なんてなこと言いながらやりました。
 
さて・・・
 
冒頭に触れた格言ではありませんが、私・・・学生に丸投げということを得意としております(笑)
 
こういう事いうと「なんだ?教員としての手抜きか?」というご指摘もありアブナク「いや~その通り」などと言ってしまいそうになるのだが、
こういうのは分かっている人にはニヤリとされるやり取りなのですが、クソまじめというか冗談の通じないよく分かってない方には誤解を招くので一応マジメに書いておくと、
この丸投げすることを想定して仕込むというのが日常業務でしてそこまでに割と細かい教育をしているようですどうやら私・・・
 
 
男と言いますのは(などと書くと女性に怒られますが)、
 
尊敬している人に(ここが超重要!)丸投げされた時に
ある種の誇りといいますか 燃えてくるものがあるはずでして事実私も尊敬している恩師に丸投げされると大変に喜びを感じたものであります。
ですから、尊敬している酔っぱらった大学教授をおんぶして帰ったり、車のキーを渡されて運転をするなどというのは大変に誉(ほまれ)なのであります。
 
・・・な~んて言っていたのはよく考えたら私くらいでしたが(笑)
 
丸投げで鍛えられた私です・・・(笑)
 
中学の監督なんざ丸投げもひどいもんで、自分がトンデモナイ説教したから発生した事態に対して「お前がまとめろ」みたいなことばかり・・・
 
おかげで鍛えられたな~(笑)
 
親の監督へのクレーム処理する中学生って想像つきます?(笑)
 
逃げない(逃げられない)の分かってて丸投げすんだよな~(笑)
 
 
さて、
 
「なるほど~丸投げが大切か~」と思ったとして・・・
 
大事なことは丸投げした以上、プロセスにいちいち口を挟まないということが非常に重要であります。
 
これは非常に度胸がいります!
 
「才能のあるヤツはチェックしたら手を抜くからチェックしてはいけない」と言ったのはドラゴンボールの有名編集者の方のセリフです。
 
「才能のあるヤツはチェックしてもらえると思うと手を抜くからチェックしない、ただし結果についてのコメントはする結果を自分の責任にすることが重要」
 
とは唸ったセリフでした。
 
 
 
う~ん、それにしてもすばらしい我が学生たち・・・・才能の塊だな~
 
 
以上、学生に丸投げをした弁明でした(笑)
 
 
 
しかし、これはこれで素晴らしいけど、裏の私の意図としては
 
「これで学生が不発で、なんだこの企画はケシカランと不評になったら来年は終了できるな・・・・」
 
などと実は企んでいたのですが・・・
 
これじゃまた続けるハメになりそうだ・・・・(いや~ん)