kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

とある日の野球部

8月30日(日) 和歌山県の天気・・・雨

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もう、野球はあんまり見込みがないから空手部にした・・・・


というわけではありませんぞ!(汗)

右で指導役をしているのは極真空手の有段者であるハヤシデ隊員

いまどきの高校生はどうもユルイ・・・などと、誰でも言うようなことはできるだけ言いたくないと思っているものの、この高校はどうも牧歌的というかちょっと気を許すとこっちが「まぁいいかこんなもんで」となりそうになるので指導者が自分との戦いである(汗)
 

この高校は、これまた見事!と関心してしまうほどに上でもなく下でもない「中間気質」というか、競争意識がないというか・・・

投手なんかを見ていてもあれだけ甲子園で150キロみたいな投手が出ていても、
「ホ~すごいですな~」と関心することはあっても
「まぁ、他人は他人、自分は自分」といわんばかりにマイペースというか「速い球を投げたい」という気迫も見られない(泣)

う~ん、「自分をわかっていない」とは、選手の未熟さをあらわす定番のセリフであったが、この15~17歳くらいで「自分をわかっている」という選手もこれまた困ったものだな~と気づいてみたりする(笑)

「速い球を投げたい」とリキみすぎてフォームを崩すタイプを、なんだかんだ言いながら修正していくというのが、従来の「投手指導」の王道であったが時代は変わっているようである。


・・・いや、甲子園で皆様の目に触れるようなクラスは従来どおりかもしれませんが、この高校のような中間クラスの選手の気質は明らかに変わっている。


とはいえ、どうすりゃ締まった雰囲気が出るものか・・・?という時に、こういった「空手稽古」という雰囲気は重要な要素を含んでいると思われる。
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ただ、この雰囲気を出すのは指導者の力量が大きいのですけども・・・

その辺はハヤシデ隊員はボディビルに勤しんでいる体格でありますので説得力は絶大であります。

まぁ、こういった異種競技を経験することで何か気づきがあればと思っております。


これだけで終わると部下に任せて私がサボっていたと思われそうなので・・・(笑)

上記の空手体験は練習の最後にやりました。

前半は私が自力を発動・・・


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この日は実は和歌山県の橋本高校と練習試合をする予定でありました。
しかし、雨で中止になってしまいました。
というわけで合同で私のトレーニングを受けるということになりました。

バットを持っておりますが、この人口密度でスイングをしているわけではありませんのでご安心を・・・

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バットを使ってストレッチ・・・

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強化刺激つきバックエクステンション(ようは背筋です)

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そんな様子を動画に収めるコーチ二人・・・
ずいぶんと熱心な先生方でした・・・

こういう熱心な視線の期待にこたえて、学校でもできるエクササイズを紹介しましたが・・・

「勝つための練習ってたぶんこれじゃないと思ってますよ」と私・・・

「え~そうなんですか~」と手前の熱血コーチ

「これは、トレーナーとしてちょっと変わったことを出すか~と思って見せてますが、チームについている専属の指導者はこんなもん追っかけてはダメなんじゃないかと思ってますよ」

「たとえば指導者に必要な根性って、素振り千回をじっと見ていられる、とかダッシュ100本をずっとそばにいられるとかじゃないかと・・・
遠くで監視してるなんてのはやめたほうがいいと思います。そういうことじゃないですかね。私はネタを紹介することが仕事だということでやってますけど、私がいるからやってあと続かなかったらね~何かのエクササイズをやったから変わるなんてのはないというか、これやっときゃいいなんてのはないですよ」

「とくに現在の選手は、いろいろなネタをやることに関しては慣れすぎているから、こっちは良かれと思って出しても刺激になっていないからむしろ古風なほうが新鮮かもね」


なんてなことを言って、ガッカリさせて申し訳ないな~と思って「ごめんね~」なんて言ったら、

「いや!そういう話がうれしいです」

なんて目を輝かせてくれました。

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足踏みゲーム!敏捷性やら瞬発力やら、反応やら、勝負根性やら、ムキにならない選手がなんとかムキになってくれればと・・・

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バットのヘッドバランスをコントロールしながらフォワードランジ・・・

イメージ 9サイドランジバージョン・・・

これやりゃ打てる・・・なんて言う気はありませんし、これ見てそのままやっても多分ダメだと思います。

「これやっときゃいい」というエクササイズはありませんが、「自分で編み出したエクササイズは必ず意味がある」というのが意識性の原則です。

バランスなんてのは、本人の中の感覚なので「もうちょいこうしたほうがいいかな?」なんていうような自発的な感情を刺激できないかな~というのが狙いです。


中間クラスの選手って、自分がどうこうなるよりも「周囲にあわせる」とか「ついていくに意識をおく」が習慣になってしまっているので、自分を自分で動かす練習です。


それにしても・・・


こんなの書いていていつも頭の中で、
「こんなこと書いている俺は人に言う資格あるような生き方してるかな・・・してねえな~ じゃあやめよう・・・・あっ、いやいやそういうことじゃね~か~」

とグルグル回ります・・・・


やっている本人(指導者や選手)なりにやったらいいんじゃないのと・・・

じゃあ私はいらないな・・・

あっ、また回っている・・・


果てしないロマンを求めて野球をやっていると思うことにしている!