和歌山県串本の中にある里川地区という場所で高齢者に運動指導をする・・・
猫背予防のエクササイズ!
背骨から肩甲骨までよ~く動かせば呼吸もラクに、カラダもほぐれる!
この里川地区は限界集落といって、高齢化率が高くいずれ消えていく集落の一つである。
看護学科のI井教授やお医者さんのK平教授がサポートをしており、その中の一環として運動も取り入れるために私もご指名を受けた。
実は3月に初めて行って指導したのだが、その時の評判が大変良かったらしくまたご指名をいただいた。
高齢者の運動はどうあるべきか?・・・なんて理論的なものは手さぐりであるが、
エクササイズの種類では無さそうだ・・・
という気はしている。
今の時代、高齢者の運動指導は必須の項目であり勉強している方は多い・・・
しかし、やっていて思うのだが・・・
これ、けっこう苦労する人はするだろうな・・・なんて思う。
事実、以前に指導していた人の不評により私におよびがかかったという事情もある。
エクササイズの種類とかではなく、なんかしらの力量はいるのだろうなと・・・
それがなんなのか・・・ぼんやりとはあるが、それを表現することは難しい。
足の指を動かすことを説明している。
足先を背屈(上に向ける)させることができないとつまづきやすくなります。
腹から声を出して腹筋エクササイズ!
「こういうのは冷静になってはいけません」
などと言いながら皆でゲラゲラとエクササイズ!
「あっ!」っと悪い人を見つけたつもりで声だして指をさします!
カラダを伸ばす効果があります。
これは、大学に来てくれているタケオ先生のエクササイズのパクリです(笑)
極真空手有段者のハヤシデ隊員による空手の型の披露!
これも随分と喜ばれました。
こういう活動もけっこう楽しいものですし、
選手の指導をする際にも心に幅ができるような気がしてます。
なにもイヤイヤな選手にムリしてやる必要ないと割り切れるゆとりがでます。
わりと勝負してる感じもありますし・・・
バァさんたちは正直というか飾らずに感情を表現してくれるものでウケた時には「やったぜ!」と気持ちよくなりますね。
相手は運動したくない(もしくはできない)状況です。
エクササイズを羅列してやらないのは選手が悪いというような類のものとは違います。
意外に必要なことあるぞ・・
空気を読み取りながら作る能力!
先の展開を読みながら現在とつなげる先読み力に、展開をつなげるボキャブラリー!
能力差から生じる気まずい雰囲気を瞬間的に転換させる機転、
笑うべきものと笑っちゃいけないものの判断、
敬意を払いながらも距離感を感じさせず身近な存在になりきるあり方・・・
できるまで待つ(やる)のか、やることを切り替えるのかの判断!
などなど・・・ためしに書き始めたらけっこうあるなこりゃ・・・
こういうのを やってるくせに
質問してきた人に
「まぁ適当にやってるよ」
なんて答えちゃってる私は罪か?これひょっとして(汗)
とりあえず、なんてったって難しいというか見せ場なのが
「間(ま)」の取り方!これに尽きるのかな~
「これは生でないと伝わらない」わけで組員の最大のメリットだと思う。
会話の間もあれば、動きの間・・・いろいろありますね。
私・・・わりとウマいのかもしれません。
・・・って相当に意識してますもん。
う~ん、ちょっとやってることをあえて書き出してみたら、俺も笑いながらもけっこう色々やってるな・・・能力高いのかな(笑)
というより、相当なサービス精神を持って10年くらい過ごさないとこれはできないと思うな・・・
これこそ一朝一夕ではできないと思う。時間かかる!
いい歳してもできないヤツはできん!
よく、マニュアル的に「相手の話をオウム返しで話す」とか相手のペースに合わせて頷くとか書いてあるのがあるけど、そんなもん思い出しながらやってたらもう空気は次の状態になってる。
とはいえ、だから諦めるではなく今からでもソラゾラしくても笑顔でも作るところから始めるべきだと思う。それでツルンツルン滑る経験をしてほしい。
ヘラヘラ笑いながらやっている私をホントに真に受けて
『組長は気楽に好きなことやってますね~』などと、職場の人には見られているし、同級生や年上の人に言われる分にはかまわないが、(いずれお客さんなんで)
これからの学生さんは笑ってちゃだめよ。そこが超重要なんだから!
ところで、
よく知りませんが、いまどきのデイサービスなんかも選ばれる時代なんだとか・・・
俺の話をアクビして聞いている学生たちよ・・・
俺の話は意外に役立つかもしれんぞ・・・
念のために一応、聞いといたほうがいいんじゃねえか?(笑)
ちなみに・・・
私のそばですべてを吸い取っていったミートに大将君は2~3年目なくせして、早くもバリバリで高齢者のアイドルとして活躍している事実・・・
あいつらめ・・・ 調子にのりおって・・・(笑)