kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

いろいろ詰め込む

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君たちは野球の見込みがないからサッカーをやりなさい・・・

といってサッカーをやらせているわけではありませんが・・・(いや、そうかな?笑)

私が指導している星林高校が大学まできてトレーニングをした。

今回は大学でやるということで学生スタッフを10名以上従えての指導となった。

いつもの私のやり方は、「筋トレ」とか「ダッシュ系」とか「怪我人トレ」とか「技術指導」など科目担当を決めて行うのだが、この日は50人の部員をクラス分けして「担任をする」というスタイルで行った。


どちらのスタイルにしても一長一短あると思う。

科目担当制にすれば、指導役の学生は自分の担当科目のみをやればいいので考えることは自分の内容をワンパターン作ればよい。これによりその科目に関しては専門的に細かいところまで行える。
また、全員の選手に1度は触れることができるので多くの選手と関わることができる。
しかし、1時間程度の触れ合いであるために選手個人と心の交流までは望めない。
ただ基本的に世間で言われているトレーナー業ってこんな感じである。

したがって、ある程度の割り切りが必要であり、自分の専門家としての役割を果たせばあとは関わってはいけないというのがトレーナー業の鉄則とされている。
だから私は向いていない・・・
人間的な付き合いがどうしても入ってしまう・・・

・・というよりそれやるためにやってんだからよ!ってなもんで、
「必要なことだけ言ってくれりゃあとはお前は口出すな!」というならば、
「そんなもん俺に振るな!」というのが私の感覚である。

ワハハ、それで実際に揉めたこともありますしね・・・学生さんには勧められませんが、トレーナーやりたいと入学しながらも皆辞めていく理由はその辺にあると思いますがね。

『なんだ?それなら勝手に口出ししてチームを乱してもいいってのか?』

・・・てところであるが、それが「単に乱すもの」なのか、それとも「チームの活力」になるのか、そこが勝負でしょうが!
臨機応変、その場での対応!
だから教科書にできない部分があってそこのスリルが醍醐味なんじゃないのと・・・

「そんなこと言ったって組長、お前は結果出てねえじゃねえかよ」

と言われりゃ今のところ全くその通りで「今に見ておれ、この野郎」と思いながら金魚の水替えしているようでは情けない限りであるがまぁ仕方ない。
最近は「今に見ておれ」すら無くなってきているが・・・

おっと・・・話が・・・

もう一方の担任制であるが、これは小学校の先生みたいなもんですべての科目を行うというものである。

このやり方だと全種目をやらねばいけないので大変である。
そして専門性は浅くなってしまう恐れもある。
決まった選手としか交流がないということでもある。

しかし、選手としっかり付き合うことができ総合的な付き合いになる。
得意不得意というような選手の個性も見ることができる。

その選手の1日の流れを把握できる。

今日は学生スタッフにこっちの担任制でやってもらった。

チームの監督はこれを全部やっているんだぞ!ということも感じてほしいからである。

科目は「筋トレ系」「スピード・アジリティー系」「球技系」「コンディショニング」を時間ワリを決めて行った。

グループ分けは1年生で一つ、2・3年生で3グループ、レギュラー、準レギュラー、メンバー外で3班作った。
グループ分けというのはモチベーションに大きく左右する。
選手はメンバーの顔触れをみて「その意図」を感じるものである。

レギュラーなどで分けるのは常套手段であるが、メンバー外はモチベーション低下の恐れもある。

しかし私はあえてその区分けをした。そして担任の学生にはそれぞれの立場に必要なメニューを考えることを指示した。

メンバー外には華のある明るいサッカー学生をあてた。
レギュラーにはクソまじめなストイックな学生をあてた(笑)

そんな気遣いもいちおうはある。
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メンバー外へのサッカー指導・・・

メンバー外ということは野球がヘタということであるが、ヘタとは何かというと「自分が思ったようにカラダを動かせない」ということである。「動きを知らない」と「ヘタ」は違う(案外そこに無意識な人が多い)

自分のカラダを思うように動かせない人が野球の理論をやってもできないのである。

自分のカラダが思うように動かせていないことを自覚するのにサッカーの基礎ドリルは非常に効果がありそうだ!ということをウスウス感じていたのだが、この日に確信に変わった!

野球のヘタさ具合とボールの扱いのヘタさは見事に一致した。
そしてそれは、ちゃんとやってきた選手にあそびではなく「技術として」教われば改善されることも判明した!

例えばリフティングはタイミングを取ることが重要だがそれは野球でも通じるところが沢山ある。

また股関節を使う感覚もよく分かる。

野球部員がサッカーやるといえば遊びだけども、ちゃんとした選手にちゃんとした技術として学ぶことは「あそび」ではない刺激になる。

今回は星林ならではというか星林相手でなければここまでやらないというのが・・・
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職業体験教室接骨院』・・・


ではありませんぞ!


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コンディショニングテクニックを大学付属接骨院のナカニシ先生が直接指導!

何と言っても星林高校はナカニシ先生の母校!

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うちの学生にとっても、ここが学んだ力の見せ場!

選手も興味津々だ!

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これはいい画だな~
選手たちが自分たちで真剣にストレッチをしながら、怪我人(手前)の相談を受ける場所もあり・・・

こういうことしたいな~と夢をいだいて夢破れたトレーナーの数知れず・・・

カニシ先生はこういうことがしたくて、大学で選手を続けることもできる実力を持ちながらも柔道整復師を選んだのである。

夢の形の一歩目である!


・・・・さて、これだけやってて勝てるのか?という問題がある!

野球をやるのは選手といっても私の経験上は
監督の責任が大である!

というわけで・・・

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ちゃんとアタマに血が流れて
采配が冴えますよ~に!