「脚が上がらない理由には、筋力不足の場合と柔軟性不足の場合があって、
そのチェックはこうやってやるんだぞ!」
なんてな、超重要だけどあんまり説明してもらえない話をしてくれてます。
「こうやってやんだぞ」
・・・と、自ら見本をしてくれてます。
「ほれ、視線はここだ!股関節をうまく使って低く!」
・・・と、
気持ちはヤワイが股関節は固い
星林高校野球部員をカラダを張って指導してくれているのは
関西医療大学の卒業生のニイさんでありました。
ニイさんは現在、大阪のスポーツクリニックとしては、
かなり有名な病院のトレーナーとして、
多くのスポーツ選手から信頼されています。(かなり強い競輪選手含む)
予約が詰まっていてナカナカ来てもらえない存在になってしまっている
ニイさんでありますが、ダメ元で誘ってみたら運よく来てもらえました。
思えば10年前にワタシが大阪に来たときに、
一緒のタイミングで入学してきたのがニイさんで、
あの頃は情熱はあるけど、うまく喋れなくて悩んでおりましたが、
今では初対面の選手の心を一発で掴むネタを披露してグイグイと選手を引っ張ってくれました。
「お~やるな~ニイめ!ならば俺だって!」
・・・と、へっぽこ投手陣への投球指導!
教え子に負けじと張り合ってみる!
考えたら、こういうのは師匠冥利なのかもしれません。
「ほんじゃ、後進に譲って・・・」なんて考えもありますが、
「ここ(野球)で負けるわけにはイカン」
とライバル視してみるのもまた楽しいかと(笑)
指導力を張り合える相手がようやく出てきてとても嬉しい。
さて・・・・
上の写真を見て
「おや?この人は誰だ?」
と、後方に映っている女性に一発で気づいた人は注意力が高い。
そう、初めて女子学生を連れて行きました。
投手練習の相手をする Uさん
トレーナーコースの1年生です。
「野球の現場に行ってみたいです」と自ら直訴してきたのですが、
ワタシも最初は「まぁ、そのうちね」などと誤魔化していたのでありますが、
ワタシの授業を一番前でかじりついて聞いてるし、
なんか気合が違うので
「まぁ、単位にもならんし、そんなにいいもんかワカランけど行ってみる?」
ということで連れて来てみました。
いや~ おみそれいたしました。
ヘタな男子学生よりよっぽど頼りになりました。
(なんて書くといじけるかな 笑)
陸上部出身なのでハードルを使った股関節メニューを指導してもらいました。
見事にハードルをくぐっておりました。
脚が長い・・・・これはワタシにはできん(汗)
選手も真剣に聞いております。
投手のインターバルランニングを管理・・・さすが陸上部、慣れたもんです。
腹筋トレーニングの指導では、
土まみれになるのも屁とも思わず見本指導しておりました。
アッパレな根性です。
こちらも、関西医療大学1年生のミヤモトくん
星林高校野球部の卒業生で、トレーナーを目指したいというから、
「現場にまみれろ」というワタシの指示を忠実に実行、
ユニフォームで選手と共に練習に参加。
はっきり言って、
選手時代も、なんなら現在だって地味な性格で人を引っ張るタイプでもない。
なんなら野球部時代の同級生だって下に見ているであろうタイプ。
ワタシですら「もっと面白い話しろ」なんてイジワルを言っている。
ワタシだってまさか彼がトレーナーを目指したいと思っているとは夢にも思わなかった・・・
さぁ、こんなタイプが
地道に現場を大切にすることで4年後どうなるか・・・・
その手の寓話は沢山あるがどうでしょう?
まぁ、こうして自分で現場に出てると例えば、
今回みたいにニイさんと出会えて、
貴重な技を沢山聞けたんだから大きいですわね。
出会いでいくらでも変わりますもんね。
頼もしい若者にエネルギーをいただきました。