初めて専門学校という世界で授業をやった。
鍼灸師の専門学校
大学と違い、専門学校には
多様な経歴の人や年齢層の方がいること、
働きながら学校に通っている人も多いということなどなど・・・
多少の情報を仕入れ、いざ出陣。
「果たして、そんな幅広いメンバーで体育なんぞ、どうやってやるのであろうか？」
と思いながら、やってみる。
結果は・・・
さすがの私であった、見事な授業であった・・・
初めての学校で初対面の相手50名に対して、
スムーズに何事もなく無事に終わった。
・・・・
そりゃそうだ、ＺＯＯＭを使った遠隔授業だもの。
とりあえず私のそばでは事故は起きてない（汗）
会議室のような一室で、
1人で私はパソコンに向かって、
時に喋り倒し、時にエクササイズをして、
90分×2コマをやった。
つまり
3時間の運動教室
そう、ホントは4月から始まって一日90分一コマだった授業であるが、
ようやく始まったので、少しでも遅れを取り戻すべく、
2コマやることになった。（同じ生徒相手に）
最近はテレビなどでスポーツ選手などが
ＺＯＯＭで皆が一緒になってエクササイズをしていたり、
演奏家が一緒に演奏しているのを見たことがある人も
おられるでしょうがあの感じです。
しかし、それと違うのは、
生徒さんがほとんど顔を出さないということ（笑）
「どなたか顔を出してもよいという方がいらっしゃいましたら、お願いします」
と頼んだら2名ほどの方が顔を出してくれた。
いや、これは何も、
出さない人が悪いとかではなく、
ネットの通信量の負担の問題であるとか、
自宅の状況の問題などなどあるので、
始めから「出さなくてよい約束」になっている。
この遠隔授業で受講生に顔を出させるか出させないか？
というのは議論の分かれるところで、
私の職場（関西医療大学）の先生方の中でも分かれている。
私の場合、講義では顔を出さなくてよいことにしている。
ラジオ感でベラベラと喋り倒している（笑）
インスタライブのようで楽しいと言ってくれる学生もいる。
ただ、これは「保健体育」という授業名の実技である。
『サボっていないか？』を監視する気は毛頭ないが、
「安全に行えているか？ちゃんと生きているか？」
という確認はしたいところであったが・・・
まぁ、そんなわけだから
「じゃあ、こっちでやっていきますんで、
くれぐれも無理しないで、
やれるやつをやれる程度にやってくださいよ～、
助けにいけませんからね～」
などと言いながら始める。
「私は一人で寂しくやってますんで、
できたらチャットにコメントなんぞ入れて励ましてくださいませ～」
なんて言っていたら、けっこうノリよくコメントをいただけた。
そんなこんなで
パソコンに向かって一人で
大量に汗をかきながらエクササイズを行った。
ベラベラと小ネタも喋った。
（猫背の直し方 利き足の話 スクワットの意味 歩行の意味
認知症エクササイズの話 スランプの話 ウォーミングアップの話
フォームの話 などなど）
相手がどんな調子で見てくれているかは分らないが、喋ってみる。
ただ、ノリよく
『合いの手的』なコメントを入れてくれたのでノッたのもある。
考えたら、テレビのタレントさんってこんな感じなのかな？
なんて思った。
前半は、「運動不足度チェックエクササイズ」を行い、
後半はレジスタンスエクササイズをおこなった。
スクワット
フォーワードランジ
クランチ
プッシュアップ
バードドッグ
の5種である。
そう、健康運動実践指導者の必須種目である。
要するに、専門家が
「これやっとけよ、そうすりゃ大丈夫だから」
と推奨しているメニューである。
画面の向こうで学生さんはやってくれているのであろうか・・・
不安はあるが、
まぁこの状況で自分のやれるだけやってみるべとやってみた。
変なスイッチ入ったし（笑）
『嫌われたら嫌われたで仕方ない』
と久しぶりにやれることに集中した感覚があった・・・
果たして・・・
授業後、
チャットにコメントが殺到
「久しぶりにいい運動になりました」
「ありがとうございました」
「明日は筋肉痛です（笑）」
「プロテイン飲みます（笑）」
などなど・・・
少々、高齢と思われる方から
「久しぶりにこんなに体を動かせて幸せでした・・・」
・・・って、まるでこの世の最後の思い出みたいな（笑）
でも、とっても嬉しい（笑）
やってもらえていたみたい。
これはこれで、お互いに平和でよいかもしれない
自己紹介としてインスタを紹介したらフォロアーが4人ふえたし（笑）
自己紹介用インスタの狙いがズバリはまった。
こういう使い方を想定して私の活動ネタを掲示しているので。
やっていることを一つずつ説明してたら、
間延びするし、おかしくなる。
とはいえ、知ってもらえたら新たな出会いもあるかもしれない。
私の活動は興味のある人にとってなら
『スペシャリスト（専門家）』
の面もあると思うので一応知らせてみる手はあるかと。
さっさと
「何をやっている人か？」が伝わっている状態で
コミュニケーション取ったほうがいいですもんね。
さて、どうなりますやら。
この情勢のせいなのかどうかは分らないが、
なんだか人間関係が一回リセットされたような感じがありますね。
なんだか面白い。
また一から始めるか。
