kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

なによりも

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近本選手のホームラン(昨年4月13日)

いよいよ始まりました。プロ野球

 

写真は見ての通り昨年のものです。

 

開幕カードは巨人の圧勝で3タテでございました。

 

例年の巨人といえば、

オフの補強やら何やらで物議をかましてスタートするのが恒例でしたが、

この情勢の中で何もやかましいことは言われないまま、

落ち着いてスタートして実力発揮といったところでありましょうか。

 

観客を入れるようになってからの

横浜ベイスターズが面白いのではないかと思っております。

 

阪神

『無観客で落ち着いてやれる説』もありましたが、

それ以上にコロナで要らぬ話題を作ってしまったがために

調整不足がアリアリと出ているような・・・

 

本来は東京の方が大変で、

調整が遅れているハズなのにそれよりも遅れるとは・・・

愛されるチームなわけであります(笑)

 

 

さて、野球の話題も久しぶりでありますが、

 

大阪の高校野球チームの監督をしているノボル先生から

 

「何かいいチームを作るための、いいお考えを・・・」

 

という、無茶ブリな電話がかかってきたのでお喋りした内容を少々。

 

タレントの武井壮さんが、色々なところで発信している

「スポーツのうまくなる方法について」

を聞いていてナルほどと思った話を私なりにアレンジしてみる。

 

武井さんによれば、

まずは

「自分のカラダを思うように動かせる訓練をすること」

 

「だって、それができなかったら理論を聞いたってやれないでしょ」

と、そりゃそうだが、

案外すっぽりと抜けている視点に思った。

 

『いくら配球を考えたって、そこに投げられなきゃ意味ないでしょ』

と通じるものがある。

 

・・・と、その上で

『その競技のスキル(技術)の理解

 

という。

 

武井さんは、未経験なスポーツでも、すぐにうまくなる。

 

それは、

自分のカラダを

思ったように動かせるようにようにしておく努力をまず前提として、

 

その上で、「その道の専門家」に

「その技術は何をどうやっているのか?」

ということを自分の頭の中で自分がやれるイメージが湧くまで教えてもらう

そこには質問の技術も含まれるのだと想像する。

 

そして、そのイメージが湧いたら、集中して取り組む。

 

そんな考え方を聞いていて、

野球をやっている上で起きている現象に説明がつくような気がした。

 

結論からいうと、

「理解する前に技術の努力してはいけないのではないか?」

ということだ。

 

常時の努力をすべきは、うまくなる前提条件の

「自分のカラダを思うように動かせる状態にしておけるか?」

に置いておくべきで、

技術に関しては

「これは何をしているものなのか?」

理解できてイメージできてからやらないといけないのではないか?

ということだ。

 

よくある議論に

「量より質か?質より量か?」

というものがある。

 

ダラダラと1000回の素振りをするくらいなら、集中して50回振れ。

みたいな話と私は解釈していたが、

 

そこの「質」

チカラの入れ具合というニュアンスではなく

「理解度」としたほうがいいのではないかと思う。

 

質より量より、なにより理解!

 

語呂(ゴロ)を良くするために苦労しました(笑)

 

理解ができたら、それを量やれと・・・

 

逆にいえば、

理解していない状態で「量」をやったらおかしくなるぞと

 

技術レベルが補欠の人間が

「マジメだけがとりえです」

で無理解で量をこなす画は時に感動を呼ぶが、

結局は

「ちゃんぽらんに見える選手が使ったグラウンドの整備」

で3年間というのは、これは果たして教育といえるのか?

 

ちゃらんぽらんに見えるがセンスあるというのは、

プレーを理解しているともいえる。

 

 

補欠は筋トレしてないで

技術練習ではなく、

技術教習を受けろと・・・

 

これからの時代は、働き方もそうだけど、

このコロナの影響もあり、

いたずらに長時間の練習なんてのはナンセンスというか、

不可能になる。

そうなれば、

理解した上で練習するということが重要になってくる。

 

まずは指導者が、「センス」と言われて済まされていたもの、

例えば打球の飛距離やスピード・コントロールなどの身体感覚について理解しようとすすれば面白い。

そしてそれを伝える方法を模索する趣味を持てばいいと思う。

 

ただ、これはひょっとしたら

VRバーチャルリアリティ)の技術で実現化できる気もするが、

開発する人がいるかどうか・・・

 

例えば、松井秀喜の打撃感覚みたいな・・・

 

ゴーグルとスーツをつけて、映像がみれて、

『うわっ!松井はここから振っているのか!』

 

なんてのを体験できるとか・・・

お医者さんの育成技術として開発されているわけだから

十分に可能なのではないだろうか・・・

 

 

ちょっと話がそれたが、

要は『とにかくやれ』

じゃなくて、理解するための時間とエネルギーをかけたほうが早いかもねと。

 

昭和の指導者は

「今のやつはアタマで理解しないとやらん」と愚痴っていたが、

パフォーマンスをみればレベルが格段に変わっている。

(なんていうと、昔を非難しているように聞こえるが、実は社会的大問題として、『運動格差も酷くなっている。』ということを付け加える。これはこれで実は大問題。頂点の高さが高くなっただけで底辺の裾野は広がっている。まぁ、この問題はここでは論じないが「とにかくやれ」にも一定の効果があったはず。)

 

 

 

でも・・・、野球選手があんまり考える頭を持つようになったら、

プロ野球なんてやる気がなくなるかな・・・(汗)

 

 

それにしても、

 

電話で、ノボル先生にいかにも、

いいアドバイスかのような声のトーンで

 

「理解力向上だよノボル監督よ!」

 

と、エラそうにいってみたものの、

この文章を書きながら、

 

言われたノボル先生の顔が想像できる。

 

理解力を上げるって・・・

 

それが一番難しいじゃないですかトホホ・・・と

 

 

すまん(笑)