いきなりですけど、ペンと紙がありましたら、以下のことをやってみてください。
それまで次を読まないでください。
(まぁ、電車の中などでスマホの人はやったつもりになって読み進めてください。
それではいきます・・・
『○(マル)の上に○(マル)を書いてみてください』
やることはそれだけです。
どうぞ・・・
どんなのを書いていただけましたでしょうか?
例えば、以下の写真の中にありますかね?
ざっと6パターン作ってみましたが、他にも大きさのバリエーションなどはいくらでもありそうです。
これが何なのか?といいますと・・・
先日、大学内におけハラスメント講習会におきまして、主にパワハラに関しまして、「上司が部下に説教しすぎて・・・」というパターンで、
「部下が全然できない!」
・・・とイライラする前にちゃんと自分のやってもらいたいことや、評価基準を相手に伝わるように説明できてますか?
という事を、身を持って体験するためのネタでありました。
『ど~すりゃあなたは満足するワケ?』ということをクリアにしたほうがよさそうです。
ようするに、「マルの上にマルを書いてくれ」というだけでも、
相手の受け取り方によってはこれだけの種類があって、
それを
「自分の思っていたのと違うとイライラしていることってないかチェックしてみましょう!」
・・・ということでした。
う~ん、これは非常に分かりやすい!
ここからは、大阪の高校野球で監督をつとめているノボル先生に伝えているという形で話を進行します。
右がノボル先生
ノボル先生よ、選手が動かないと言う前に自分の指示の仕方はちゃんと内容が伝わる説明かどうか確認してみるべし!
この例で言えば、マルの大きさはどれくらいなのか?重ねるのか重ねないのか?上というのは上をなぞるなのか、中に入れるのか?外に出すのか?
枠の外なのか・・・などなど
その指示を曖昧なままにしておいてイライラして動かないというのはどうなのか?
この例で言えば、
例えば、相手が6番で書いてきたときに、
「お前な、マルの上にマルを書けといったら1番に決まってるだろ!このバカたれ!」
などと言ったら言われたほうはどう思うかしら?
ということです。
それがパワハラの元になることがある・・・というのは確かにそうだ。
それを考えると野球なんてのは
打席に入る前に「おい考えていけよ~」などと
曖昧極まりない指示とも言えないような指示が飛ぶものであるが、そこを「どう考えるか?」をちゃんとミーティングで教えておかないとただただイライラが溜まり、お互いに不幸になりますぞ。
そして、そういうことが積もって、
「なんだよただの結果論の監督じゃね~か」となり不信に繋がるものですね。
中身のあるミーティングとはなにか?というのを考えるときの一つのヒントかもしれませんね。
ヘタな精神論ではなく、監督の考えていることとのすり合せをする時間にしておくといいかもよ。
ナンダカンダで選手って監督と一緒に喜びたいものですから。
以上、この講習を受けて私が大変に反省をしたネタという話でありました。