しゃれたマネをするカメラマンでございます。
鏡に映った両者の表情を撮るとは・・・
大阪期待の星の競輪選手 谷口友真選手がまたトレーニングに来てくれました。
前回のトレーニング後のレースの感じがヨカッタらしく、また来てくれました。
ワタシは、トレーナー志望の学生に対して、せっかく現場を見るのだったらできるだけ何かしらの役割があって参加したほうがいいのではないかと思うほうで、カメラマンも学生にやってみてもらっている。
だって・・・
『役立たずは邪魔にならないように見てろ』っていう王道なやり方があるのではありますが、あまりにも可哀そうに感じるもので・・・
まぁ、この方針は成功しているかというと案外、学生のほうはあっさりと体験できたもんだから「ありがたみ」よりも「当たり前」になってしまうケースの方が圧倒的に多いのですけど・・・
そんじゃ、もったいぶって触らせないという手もありますが、それはそれでやっぱり「そんじゃやらね~」となるもので・・・
まぁ、学生の可能性は分かりません(笑)
こうして工夫して写真を撮るようになるというのも大したもんだと・・・
そんじゃ、写真ばっかじゃなくて選手に触ってみろとストレッチをさせてみる。
だいぶ緊張しておりました。
でもその緊張が大事かと。誰にでもやらせるわけじゃないから。
カメラに逃げてはいけません(笑)
さて、トレーニング
パワーマックスを漕いでもらっておりますが・・・
「おいおい、あんたは自転車の漕ぎ方わかるんかい?」と言われそうですが
伊達に2001年から競輪を観戦しておりません(笑)
な~んて言ってみますが、自転車雑誌のネタを応用してみているというところです。
体幹の感じが出るエクササイズを試しているところです。
(これエクササイズやってるんです 写真じゃ分かりにくいですが)
『雑誌にこう書いてあるけど、ど~なのよ』なんて言いながらやってみてます(笑)
『オイオイ、そんなんでいいのか?』
と学生はたまげるであろうが、実はこういうやり取りこそが大事だとワタシは思っている。
「ワタシはトレーニングの専門家だが、あなたは自転車の専門家でしょ。俺はこう思うけど、そっちはどう思う?」
・・というようなやり取りを通すから納得してトレーニングが続くのではないかと思う。
バランスエクササイズ。
競輪は、9人でのレースです。自分のペースで漕いでられないところにギャンブル要素が生まれるわけである。
バランスを取りながらも他のことをやるというのは相通じるところがあるのではないかと・・・
今度は力を入れるというよりは、上手く「抜く」ことを狙いとしたエクササイズです。ボールの弾力を感じて踏むというか抜くと言うか・・・
ちなみに、右の学生はボクシングでインターハイに出たほどの学生であります。
なんだか目が違います(笑)
授業も常に一番前で聞いています。
手前はサッカーをやっていた学生ですが、授業でこのトレーニングのことを紹介したら「チャンスを逃して悔しい」とアピールしてきたので、急な予定でしたが声をかけてみました。授業ではひょうきん者でございますが、この時はピリッとしてやってくれました。う~ん、まったく授業では見抜けなかった(汗)
ワタシはホントに見る目がございません(笑)
ノルマの腹筋500回を指導するシノミヤくん(香川県)
目立たず騒がずのタイプでございますが、実直に仕事をしてくれます。
とにかく、トレーニングに大切なのは選手とのコミュニケーションです。
つまり信頼関係!
会話が大事・・・
とかいうとそれっぽいでしょ(笑)
お互いに意見をぶつけ合って
真剣に選手と会話することが重要です・・・
ということを学生に学ばせるために、トレーニングのセット間でもコミュニケーションを計っています。
じゃあ会話の内容・・・
ワタシ「この前の岐阜の準決勝はやってくれたな~ありがとよ~」
タニグチ「あ~ありがとうございます」
ワタシ「オレはあの番組はチャンスあると思ったぜ~ ナンタラ カンタラ」
タニグチ「あ~」 (苦笑)
ワタシ「次の小倉の準決勝のあの場面はさ~ ナンタラ カンタラ」
タニグチ「アハハ・・・ (苦笑)」
休憩終了を告げるタイマー 「ピピピピピ」
(おかまいなし)
ワタシ「ところであの時のレースはもうちょっとこうしてくれたらよかったのに・・・・」
タニグチ「アハハ・・・(汗)」
ワタシ「先行選手として信頼してるぜ~ また次も頑張ってよ」
選手とトレーナーの信頼関係ではなく、
単に客と選手のファン感謝デーになっているのでありました(笑)
信頼関係ってそういう意味ではございません。(笑)
確かに真剣に会話しています・・・ワタシは
こういうのはダメです(笑)