「これで不発だったら後であの人(ワタシ)に
なに言われるかわからね~!」
と、捲りにかかる黄色(5番車)
いつもは、流れ込み狙いなのにカッコよく決めようとしておりますが・・・
2番(黒)にブロックを食らっております・・・
いつもはここで終わるパターン
「おっ?」
「おお~」
「おおお~」
残り80m持つのか?(汗)
「よ~し、持った!」
「ワタシのカメラに向かってニッコリ」
相当にプレッシャーであったであろう(笑)
実はこの選手 ワタシが10年前までいた神奈川にて
それはそれはもう~大変に可愛がっていた選手である・・・
名前を渡辺馨(神奈川 96期)という
最初は中学野球(シニア)の選手とコーチ
当時はワタシが勉強してきたトレーニング理論を惜しげもなく伝授した。
いや、彼のためにワタシは勉強していたとも言える・・・
もちろん、そのために本人の知らないところでワタシが関係各所にアタマを下げまくり、人間関係を良好にすべく頼まれごとはすべて引き受け、
小さなプライドを捨てて彼にエネルギーを注いでいた・・・
そんなワタシの気も知らず反抗期はあるわ、腐るわイジケルわ・・・
いや~思い出すと泣ける20代であった
「お前、分かってんだろうな~ちゃんと甲子園出場やプロ野球選手になったら俺の名前を出せよ。そして年俸の10%でトレーナー契約だからな」
などと半ばマジメに言っていたのだが・・・
高校は念願の東海大相模に入り4番まで張っていたが・・・
甲子園は神奈川の決勝で負けるわ、靭帯断裂するわ・・・
挙句に競輪選手になると、言いだしたはいいけど、
ナカナカ競輪学校に受からず苦労するわ・・・
その他もろもろすったもんだあったものの、
まぁ、時間がたてばなんでもいいやってなもんか・・・(笑)
競輪選手は全国の競輪場でレースをしています。
神奈川所属の渡辺選手は今回初めて岸和田のレースに斡旋されました。
いつもはネットで競輪観戦を済ましているワタシも
「あ~岸和田に来てるのか~こりゃ連絡ないけど
『組長は来てくれるかな~?』
とか思ってんだろうなあのヤロ~大体、俺の応援をしたことあんのか」
・・・などと、
もう・・・来ているのに気づかなきゃヨカッタ(泣)
と半分思いつつも
「ま~、次にいつ来るかも分からんし、選手生命もそろそろ怪しいから、
最後の応援ということで写真でも撮っておくか・・・」
・・・と岸和田競輪場へ
2レース5番車
レース前に行われる顔見せ(パドックみたいなの)で
「おい!カオル!今日はアタマ(1着)だぞこのヤロ~!」
と、声援でカツを入れたら、
こっちを向いて気合が入る顔するかと思いきや
「来ていただけて嬉しいです」
みたいな情けない顔をしておった・・・・
まったくも~
まぁブログのネタにもできるからいいか・・・
・・・と購入した車券
「セコイ!ここはせっかく応援してんだからもっと張れよ(賭けろ)」
と思われるでしょうが、気持ちは彼と心中でも財布まで心中できません(笑)
『カオル!今日は絶対にアタマ(1着)だぞ!』と、
ハッパをかけていながら一応、2着も買うのがワタシの流儀(笑)
一応、ラインというのがあるので潔く賭けるなら5=1でございますが、
なんせこの人の走りを毎回見ているワタシとしては・・・
まぁ、もし飛んだらこのブログでボロカスに書いて面白がる段取りもあったのですが・・・
結果は上の通りでございます・・・
一番まともにきた(笑)
おかげで赤字(トリガミ)でございます。
それにしても
自分で言うのもなんですが、日頃のレースからして今日のやつは
完全にワタシの声援が効いておりました(笑)
ほれみろカオルめ! やっぱ気持ちじゃね~か!
いつもなら諦めているようなところで粘りが出やがった(笑)
まぁ、ワタシの存在感も多少あったということで気持ちもヨイでございます(笑)
安堵している彼に
「いつもやれバカヤロ~」とヤジっておきました(笑)
まぁ、神奈川で指導していた選手を、こうして大阪で近くで応援できるというのもなんだか面白い話です。
競輪の魅力だと思います。
あと、カメラを持って行くとナカナカ楽しいです。
かつてはカメラの持ち込みは禁止だったのですが、
だんだんと規制緩和されているようで望遠レンズを構えている人がチラホラいます。
被写体として競輪はナカナカ楽しいです。
なんなら今回のブログも写真を載せたいがために書いております。
以下、写真
最終コーナー
駆け引き
緊迫の周回
前で頑張った若手を気遣うベテラン選手(平沼選手)
女性もカッコいい!
いや~カッコいい
なんか、競輪場って好きなんですよね。
ありがとうございました。